さやえんどう、さやいんげん、枝豆や小豆や大豆などの豆類は豆科野菜です。
もやしやスプラウトなども豆などを発芽させた若芽で、同様に豆科野菜として分類します。
豆科野菜について、どんな特徴があるか気になる方も多いかと思います。
今回は豆科野菜の特徴と種類一覧についてご紹介します。
古くから日本で栽培されてきた豆科野菜は栄養価が高く、特に豆類は長期に保存ができ、非常に便利です。
鞘ごと食べるさやえんどうやさやいんげんなどは緑色が鮮やかで食卓のアクセントにもなります。
今回の記事を参考に、豆科野菜について詳しくなりましょう。
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豆科野菜とは
豆科(マメ科)の野菜は鞘(さや)の中にある種子を未成熟のまま鞘ごとたべるか、成長した種子自体を食べる野菜です。さあの中の種子がいわゆる「豆」で、豆を成熟させることで豆を食材として利用しています。
豆科野菜は穀類と同じように、古代から世界中で栽培されてきました。
栄養価も高いため、主食となる穀類やいも類に次いで重要な食材です。
もやしや豆苗(とうみょう)は豆を発芽させて若芽の部分を食用とします。
豆科野菜の特徴
世界には650属、18,000種ものマメ科の植物があり、食用とされるのはその中の70~80種ほどです。
国連食糧農業機関の「マメと派生産物」の定義では、乾燥穀物向けに収穫される作物を「豆類」、同じマメ科でもさやいんげんなどは野菜に分類されます。
公益財団法人 日本豆類協会
未成熟な豆を食べる豆科野菜(野菜)
そらまめ(空豆・蚕豆)、枝豆、グリーンピース、スナップエンドウ、さやいんげん、ささげなど。
※ビタミンやミネラルが豊富です。特にカロテンやビタミンB群、ビタミンC、カリウムなどを含みます。
完熟した豆を食べる豆科野菜(豆類)
- ささげ属・・・小豆(あずき)、ささげ(ブラックアイ、黒あずき)、緑豆(りょくとう)、ケツルアズキ(ブラックマッペ)など
- インゲン豆属・・・インゲン豆(手亡、白金時豆、金時豆、うずら豆、虎豆など)、ベニバナインゲン(白花豆、紫花豆)
- エンドウ属・・・蒼えんどう、赤えんどう、白えんどう
- ダイズ属・・・大豆(黄大豆)、青大豆、黒大豆
※世界中で常食されている豆は、炭水化物とたんぱく質を豊富に含み、エネルギー源としても欠かせない食品です。古くから日本人が親しんでいる豆は、いんげん豆、大豆、えんどう豆、ささげの4種です。
落花生について
落花生は木の実(ナッツ)ではなく、マメ科の植物です。
殻が硬いのでピーナッツと呼ばれていますが、日本へ江戸時代に中国を経て渡来したため、南京豆(なんきんまめ)とも呼ばれています。
花の付け根から子房柄(しぼうへい)というひげ根のようなものが伸びて土に潜り、そこが膨らんで土の中に豆ができます。
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スプラウトとは
スプラウトは「発芽野菜」のことです。発芽直後の植物の新芽を食べます。
植物の種子には成長のための栄養素が凝縮されていますが、発芽するとさらに新しいビタミンやミネラルが合成され栄養価がアップします。
スプラウトの種類は「かいわれタイプ」「中間タイプ」「もやしタイプ」と大きく分類することができます。
もやしとは
「もやし」は植物名ではなく、豆・米・麦・野菜の種子を水に浸し日光を遮断して発芽させた若芽の総称です。
一般的にもやしと呼ばれているのはケツルアズキから作るブラックマッペと、緑豆から作る緑豆もやしで、大豆から作るもやしは豆もやしと呼ばれます。
豆科野菜の種類と一覧


















まとめ
豆科野菜は豆類やもやしなどの発芽野菜なども含まれることがわかりました。
その中でも豆類は種類がとても多く、普段食べているものはほんの一握りでした。
豆類は長期保存ができ、煮物や炒め物など色々な料理にも使うことができます。
豆類になる前のさやえんどうやさやいんげんなどは彩りがとてもきれいなので、料理に利用すると食卓が華やかになります。
栄養豊富な豆科野菜を食べて、豆科野菜のパワーを取り入れましょう。
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