果菜類とは?特徴や果物は野菜に入る?葉菜類根菜類の違い

果菜類とは野菜の分類方法の一つですが、聞きなれない方も多いかもしれません。

どんな野菜が分類されるのかわかると野菜選びも楽しくなります。

そこで今回は果菜類の特徴についてお伝えします。

根菜類などほかの野菜類との違いや特徴についてもご紹介します。

果菜類にどんなものが含まれているか、どんな特徴があるのか、ぜひ最後までお読みください。

果菜類とは

野菜の果実や種実を食用にする野菜を果菜類といいます。

そら豆、ナス、トマト、きゅうり、枝豆など初夏から秋にかけて出回る野菜が多く、ビタミンやミネラルも豊富です。

果菜類の特徴

主に実がなる野菜を果菜類といいます。食べる部分が実や種になります。

植物の種が発芽して成長し花を咲かせ、花のめしべに花粉が付き受粉し実がなります。この実や種になったものを食べるのが果菜類です。

果菜類の代表的な野菜は

  • ナス科・・・ナス、ピーマン、パプリカ、トマト、ししとう、唐辛子など
  • ウリ科・・・きゅうり、ニガウリ、カボチャ、ゴーヤ、メロン、スイカ、ズッキーニ、へちま、冬瓜など
  • バラ科・・・いちご
  • アオイ科・・・オクラ
  • イネ科・・・とうもろこし
  • マメ科・・・小豆、大豆、エンドウ豆、ごま、ささげ、スイートコーン、落花生など

どの部分を食べるかも少し細かく分類すると

  • 果実を食べる・・・きゅうり、オクラ、ピーマン、なす、スイカ、カボチャ、トマト、唐辛子など
  • 種を食べる・・・枝豆、ソラマメ、スイートコーン、インゲン豆、小豆など

となります。

果物は野菜なの?果菜類に入る?

木にできる果実を果物と呼びます。例えば梨、りんご、みかん、キウイフルーツなどです。

農林水産省の定義では

野菜・・・田畑で作られるもので主食とならず加工を前提としない「草本類」
果実・・・数年にわたって収穫可能な永年生作物などの「木本類」

野菜の定義について

となっています。

果菜類であるスイカ、イチゴ、メロンは普段果物として食べていると思いますが、この定義からすると植えて1年で収穫する点が一般的な野菜と同じなので野菜となります。

しかし、実際にはスイカ・いちご・メロンは果物として扱われているため、「果実的野菜」となります。

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果菜類・葉菜類・根菜類の違い

野菜のどの部分を食べるかで、果菜類・葉菜類・根菜類と分類することができます。

果菜類

果菜類は果実や種を食べます。

代表的なものはナス、ピーマン、トマト、ししとう、きゅうり、おくら、いちごなどです。

葉菜類

葉や茎を食べる野菜です。

ホウレンソウや小松菜など葉が広がっている非結球性葉菜類と、キャベツや白菜など葉が丸まった結球性葉菜類に分かれます。

根菜類

根菜類は土の中で成長した根や茎の部分を食べる野菜です。ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、里芋、サツマイモ、レンコンなどです。

ふだん何気なく食べている野菜は、食べる部分によって細かく分類されることがわかりました。しかも、スイカ、いちご、メロンは果物だと思っていたのに、実は野菜だったというのは驚きです。

野菜の分類方法は学問や統計、栄養素などによっても違うそうです。

スーパーや畑で野菜を見かけたら、どういう分類になるか考えて選ぶのも楽しいですね。お子さんとの会話も弾むかもしれません。

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