芋類とは、じゃが芋、さつま芋、里芋などです。
昔から日本の食卓には欠かせない食材です。
今回は芋類の種類と一覧についてご紹介します。
また、芋類にはどんな特徴があるかも気になります。
こちらも併せてご紹介します。
芋類は主食やおかずとして利用されてきました。
最近ではスイーツでも芋が使われたものも人気があります。
ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれていて、女性にはうれしい食材です。
栄養豊富でいろいろな料理に合う芋類。芋類について詳しくなって、芋類の効能を食卓に取り入れましょう。
芋類とは
芋類とは、植物の根や(地下茎(ちかけい)が肥大した地下部分を芋と呼び、この部分を食用とする物)、この部分はでんぷん質が蓄積されています。
栽培が簡単であり、芋類を主食とする地域も多いため、世界中に分布しています。
日本ではじゃが芋とさつま芋が江戸時代に伝えられたといわれています。
日本の山野に古くから自生する自然薯、長芋などもあります。
※地下茎・・・地中に埋もれる性質の茎。栄養分を貯蔵する役割がある。
芋類の特徴
植物の根や地下茎が食用となる芋類は、じゃが芋、さつま芋、里芋、山芋、長芋、こんにゃく芋などが代表的です。
どの部分を食べるかにより大きく分類することができます。
- 根を食べる・・・さつま芋、キャッサバなど
- 地下茎を食べる・・・じゃが芋、菊芋など
- 球茎を食べる・・・里芋、タロイモ、こんにゃく芋など
- 担根を食べる・・・山芋、長芋、自然薯、大薯、銀杏芋など
芋類は糖質を多く含みます。
このため、世界では芋を主食とする民族がおおくいます。
じゃが芋はやせて乾いた土地で収穫しやすく、さつま芋は干ばつに強くて収穫量が多いことなど、芋類の栽培が広がった理由です。
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芋類の栄養について
芋類に含まれる糖質は、体の中で熱を作り出す材料となります。
たんぱく質や脂質に比べて、糖質は消化吸収が早いのです。
ご飯やパン、めん類にもこの糖質は多く含まれていますが、芋類には他にビタミンやミネラルなどを豊富に含みます。
代表的な栄養素は、
- ビタミンC・・・たんぱく質の一種でコラーゲンの生成に働く
- カリウム・・・利尿作用があり高血圧の予防に働く
- 食物繊維・・・血糖値やコレステロールの上昇を抑える
腸内環境の改善や便秘予防に働く
などです。
でんぷん(澱粉)とは
芋類にはでんぷんが多く含まれます。
でんぷんは糖質の一種です。
じゃが芋のでんぷんは片栗粉やめん類の原料となり、国内総生産量の約4割程度を占めます。
キャッサバ芋からとれるでんぷんはタピオカの材料になります。
芋類に含まれるでんぷんは、水を加えて加熱し糊になり酵素によって分解しやすくなる糊化(こか)が始まる温度が低めということも特徴です。
これは、調理時間が短いということでもあります。
芋類の種類と一覧
まとめ
芋類と一口で言っても、地下部分にある茎を食べるもの、根を食べるもの、球根を食べるものと色々な種類がありました。
最近は糖質制限がブームになっていますが、芋類には糖質の他にビタミンやミネラルなど豊富な栄養素も含まれているので、決して悪者にせず上手に摂りたいですね。
たんぱく質は多く含まれないので、たんぱく質を多く含む食品と組み合わせると更に栄養素も効率的に摂取できると思います。
保育園や幼稚園、小学校の頃にさつま芋堀やじゃが芋を栽培した経験がある方も多いと思います。
ホームセンターなどでも種用の芋が手に入りやすいので、小さいころを思い出して栽培してみてはいかがでしょうか。
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