大豆は毎日の食卓に欠かせない食材ですが、大豆の保存方法を知らない方は多いです。
今回は、乾燥大豆、茹で大豆、蒸し大豆などのそれぞれの大豆の保存方法と保存期間とともに、簡単に作れる保存食レシピも紹介していきます。
大豆でも乾燥大豆、茹で大豆、蒸し大豆など、それぞれの保存方法で解説していきます。
大豆の戻し方も簡単にお伝えしていきます。
ぜひご活用ください。
Contents
大豆の保存の仕方
大豆には、乾燥大豆と茹で大豆、蒸し大豆など様々な状態で市販されています。それぞれに保存方法や保存期間が異なるので、それぞれご紹介します。
大豆の保存温度
生の大豆の保存温度は10℃程度です。
大豆の保存方法まとめ
- 水煮・・・未開封なら常温保存、開封後は冷蔵保存か冷凍保存
- 乾燥・・・未開封なら常温保存、開封後は野菜室に保存か、茹でて冷凍保存
- 蒸し・・・未開封なら常温保存、開封後は冷蔵保存か冷凍保存
大豆の保存期間と賞味期限まとめ
- 水煮・・・未開封なら2~3ヶ月、冷蔵保存では1~2日、冷凍保存では2週間程度
- 乾燥・・・未開封なら2年程度、冷蔵保存では1年、冷凍保存では1ヶ月
- 蒸し・・・未開封なら1年程度、冷蔵保存では2日、冷凍保存では2週間程度
大豆(水煮)を保存する方法
①常温保存
未開封の水煮大豆のパッケージをよく読み、冷暗所で保存しましょう。水煮大豆の缶詰の場合も冷暗所で保存します。缶詰めの場合は、未開封なら3年程度保存できます。
気温が高い場合は、野菜室で保存しましょう。
②冷蔵保存
- Step1保存袋に入れる密閉できる保存袋に水煮大豆を入れる
- Step2空気を抜く保存袋の空気を抜いて、平らにする
- Step3保存する冷蔵室に保存する
水煮大豆は、空気に触れると傷みが早くなるので、保存袋の空気は、できる限り抜きましょう。
③冷凍保存
- Step1水気を切るザルなどを使い、水煮大豆の水気をよく切る
- Step2保存袋に入れる水煮大豆を冷凍用の保存袋に入れる
- Step3平らにする水煮大豆が重ならないように、平らに広げる
- Step4保存するアルミトレイに水煮大豆をのせ、冷凍室で保存する
冷凍用の保存袋を平たく広げると、素早く凍る上に鮮度も保たれます。使うときも必要分を割って使えるので、おすすめです。ただし、水煮大豆は、すでに茹でられているので、ビタミンやミネラルなど水溶性の栄養分が流れてしまっています。解凍するときにも栄養分が流れてしまうので、水煮大豆の栄養素はかなり少なくなってしまいます。
大豆(蒸し)を保存する方法
①常温保存
パッケージをよく読み、冷暗所で保存しましょう。気温が高い場合は野菜室で保存しましょう。蒸し大豆の缶詰なら未開封の場合、常温保存で3年は保存できます。
②冷蔵保存
- Step1保存袋に入れる密閉できる保存袋に蒸し大豆を入れる
- Step2空気を抜く保存袋の空気を抜いて、平らにする
- Step3保存する冷蔵室に保存する
冷蔵保存では日持ちしないので、翌日には使いきってしまいましょう。
③冷凍保存
- Step1水気を切るザルなどを使い、蒸し大豆の水気をよく切る
- Step2保存袋に入れる蒸し大豆を冷凍用の保存袋に入れる
- Step3平らにする蒸し大豆が重ならないように、平らに広げる
- Step4保存するアルミトレイに蒸し大豆をのせ、冷凍室で保存する
蒸し大豆は大豆の下処理の中で、最も栄養素が多く摂取できます。解凍するときに栄養分が流れてしまわないように、煮物やスープなど、水分も一緒に食べられる料理に使うことをおすすめします。
大豆(乾燥)の保存の保存方法
①常温保存
未開封ならパッケージに従って冷暗所で保存してください。
開封後なら、麻袋や巾着袋に入れて、風通しの良い冷暗所に保存できますが、カビが生えたり、虫がつきやすいので、長期保存をするなら野菜室がおすすめです。
②冷蔵保存
乾燥大豆を、保存袋に乾燥材と一緒に入れて、野菜室で保存してください。
茹でた場合は、水煮大豆と同じ方法で保存できますが、1~2日しか持たないので、冷凍保存をおすすめします。
③冷凍保存
- Step1茹でる乾燥大豆を茹でて戻す
- Step2水気を切るザルなどを使い、大豆の水気をよく切る
- Step3保存袋に入れる大豆を冷凍用の保存袋に入れる
- Step4平らにする大豆が重ならないように、平らに広げる
- Step5保存するアルミトレイに大豆をのせ、冷凍室で保存する
茹でてすぐに保存すれば、水煮大豆を冷凍保存するよりは日持ちします。でも、冷凍すると風味が落ちるので、早めに食べることをおすすめします。
大豆が余ったときの保存方法
大豆(水煮)が余ったときの保存方法
水煮大豆が余ったときは、翌日に使う場合は、冷蔵保存できます。
数日以内使う予定がない場合は冷凍保存しましょう。
大豆(蒸し)が余ったときの保存方法
水煮大豆が余ったときは、翌日に使う場合は、冷蔵保存、数日以内使う予定がない場合は冷凍保存しましょう。
蒸し大豆は栄養が効率よくとれるので、早めに食べることをおすすめします。
大豆(乾燥)が余ったときの保存方法
乾燥大豆は、開封すると湿気によってカビやすくなります。常温保存なら、麻袋や巾着袋に入れて風通しの良い冷暗所に保存しましょう。虫がつかないように気をつけましょう。
気温が高くなったり、風通しの良い場所がない場合は、乾燥材を入れて、野菜室に保存しましょう。
冷凍保存する場合は、乾燥大豆を茹でてから保存します。水煮大豆と同じ方法で冷凍保存してください。
大豆が余ったときの保存期間
水煮大豆の保存期間は、冷蔵保存は1日、冷凍保存は1週間程度です。
蒸し大豆の保存期間は、冷蔵保存は1日、冷凍保存は1週間程度です。
乾燥大豆の保存期間は、常温保存と冷蔵保存は2~3カ月、茹でてからの冷凍保存は1ヶ月程度です。
大豆の長持ちさせる保存方法
大豆を長持ちさせるためには、冷蔵・冷凍保存する際に、使う分だけ小分けにすることです。大豆の開封後は、温度変化に弱いので、使う分だけ冷蔵庫から出して使えるようにしましょう。
保存容器よりは、空気をしっかり抜いて保存できる保存袋を使うこともポイントです。
大豆を保存したらカビ?
乾燥大豆が湿気でカビてしまったり、水煮大豆や蒸し大豆を長く保存しすぎるとカビが生えることがあります。
カビが生えた大豆は、決して食べないでください。穀物に生えるカビは、有毒物質をつくりだすことがあり、自然界の中で最も発がん性の高い毒物をつくるものもあります。
カビは白いところ以外にも、見えない菌糸が伸びているので、カビた大豆が入った保存袋の中身は全て処分することをおすすめします。
大豆の茹で方
- 乾燥大豆をよく洗う
- 乾燥大豆の3~4倍の分量の水に1晩(8時間程度)浸ける
- 戻した大豆と水を入れ、中火で沸騰させる
- 沸騰したらあくを取り、弱火で1時間程度茹でる
- 大豆がゆで汁からあふれてきたら、差し水をする。
- 大豆が指でつぶせるくらいの硬さになったら茹で上がり。
乾燥大豆の保存場所
乾燥大豆は、風通しの良い冷暗所で常温保存できます。
適当な場所がないときは、野菜室で、大豆と一緒に乾燥材を入れて保存しましょう。
乾燥大豆を茹でたら、冷凍保存しましょう。
大豆の見分け方と選び方
大豆の見分け方と選び方をご紹介します。
大豆水煮が腐っている場合の見分け方
- カビが生えている
- 変色している
- 酸味のある臭いがする
乾燥大豆の新鮮な選び方
- 形が整っている
- 色つやが良いもの
- 表面の皮に傷がないもの
大豆について
大豆は、醤油やみそ、豆腐や納豆など、日本の食生活に欠かせない野菜です。しかし、平成28年度の大豆の国内自給率は7%と低く、ほとんどを輸入に頼っています。
海外でも大豆の需要は増えています。ベジタリアンやヴィーガンの食生活では、豆乳や豆腐、高野豆腐、大豆を肉に似せた「ソイミート」など、タンパク質を摂取するため、大豆は重要な野菜となっています。
リハビリなどを行う医療分野でも、大豆は注目されています。大豆のタンパク質は、筋肉量の減少を抑える効果があるので、リハビリにおける栄養サポートに大豆を取り入れる研究も進んでいます。
地味に見える大豆は、実は世界から注目されるスーパーフードだというから驚きですね。
大豆の旬
大豆の旬は9~11月です。
枝豆の収穫期が終わってからしばらくしての出荷になるので、地域によって出荷時期はずれます。
大豆の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
大豆の保存食と常備菜の人気レシピをご紹介します。
大豆の保存食の種類
- 煮物
- スープ
- 炒め物
大豆の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
冷蔵庫で1週間保存できます。
大豆の常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵庫で、2~3日保存できます。
大豆の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で、5日保存できます。
大豆のお弁当おかず
冷蔵庫で、2~3日保存できます。
大豆の保存食で筋肉に効くレシピ
大豆はお肉並みの良質なたんぱく質を持っていて、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富です。
大豆独自の栄養素として、大豆イソフラボンが有名です。女性ホルモンと似た働きを体内でしてくれる女性に嬉しい栄養素です。
さらに、大豆のタンパク質には、筋肉の萎縮を抑制する作用があります。大豆を日常的に摂取すると、筋力の維持や改善ができることがわかっています。
筋肉を作るためには、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよく摂取する必要があります。大豆を毎日の食事の中に取り入れると、心臓病の予防にも効果があります。
大豆のタンパク質を効率よく摂取するためには、ビタミンB6と一緒に摂取することがおすすめです。
ビタミンB6は、豚レバーやささみ、にんにく、アボカド、マグロ、カツオなどに含まれています。
効率よく大豆のたんぱく質を摂取して、筋肉量のアップを目指しましょう。
ササミと大豆のヘルシーおいしいスープ
離乳食の保存
冷凍庫で、1週間保存できます。
煮物やひじきなどに使われる大豆は、実は栄養満点のスーパーフードとして注目されています。健康効果が高いので、大豆の加工食品も含めて、毎日の生活に取り入れたいところです。
スーパーで買える大豆は、保存を重視するなら乾燥大豆、栄養を重視するなら蒸し大豆、食べやすさを重視するなら水煮大豆と使い分けてみるのがおすすめです。
大豆を食べて、美味しく健康を手に入れましょう。
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