枝豆の選び方!色やさやつきのときは?

おかずにも、おつまみにも人気の枝豆。

今回は、生の枝豆の選び方についての解説です。

冷凍食品として年中出回りますが、旬である夏の時期には生の新鮮なものも店頭に並びます。

旬の生の枝豆には、その時期しか味わえないおいしさがあり、ぜひともあじわっていただきたいもの。

でも、生の枝豆のどこに注目して見分けたらいいのか、悩むこともありますよね。

生の枝豆を選ぶときは、枝豆の色、大きさなどをよく観察しましょう。

生の枝豆はさやつきで売られていることがほとんどですが、このさやに生えている産毛も鮮度のいいものはきれいに生えそろっています。

新鮮なものを見分けるポイントを抑えて枝豆の見た目を観察することでおいしい枝豆をゲットしてくださいね。

枝豆の選び方のポイント

枝豆は鮮度が命の野菜です。

枝豆の鮮度は色や形、産毛の状態など、見た目で判断しやすいので、しっかり観察してよい状態の枝豆を見極めてください。

枝豆の保存方法については、こちらの記事も参考にされてくださいね。

枝豆の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!日持ちしない常温保存

枝豆は健康パワーを秘めた栄養豊富な野菜ですが、他の食材と組み合わせることでさらにパワーアップします。

枝豆の食べ合わせで良いのはどれ?

また、健康パワーを秘めたおいしい枝豆も、食べ過ぎるとよくないこともあります。

枝豆の食べ過ぎは腹痛?量はどのくらい? 枝豆を食べ過ぎは太る?一日の適量やダイエット方法も

さやつきのとき

生の枝豆はむき豆になっていることはあまりなく、さや付きで売られていることがほとんどです。

さやの色、形、産毛の状態など、見た目をしっかりチェックしたいものです。

さやの大きさがわりとそろい、大ぶりなさやが多いものを選びます。

小さくてぺったんこのさやも中にはふくまれていますが、できるだけそれが少ないものを選びましょう。

また、枝にさやがついたままの場合、時には葉がついたままのものも売られていることがあります。

そういったときは、できるだけびっしりとさやがついているもの、枝や葉が茶色っぽく枯れこむことなく、緑色のものを選びます。

枝豆は鮮やかな緑色が特徴的です。

明るく澄んだ緑色のものを選びます。

鮮度が落ちてくると緑色がくすんできて、黄色や茶色に変色してきます。

ただし、注意していただきたいのは黒豆の枝豆です。

黒豆は、枝豆の頃からすでに黒味を帯びています。

一見、傷んでいるんじゃ?と疑いたくなるような色味をしていることもあります。

鮮度のよい黒豆の枝豆は、色は黒味を帯びていても、さや全体にはハリがあり、産毛もしっかりしているはずです。

色だけで判断せず、全体を観察してくださいね。

枝豆の色などもふくめて、枝豆が腐っている場合についてはこちらの記事にまとめていますので、こちらもごらんください。

枝豆が腐るとどうなる?腐っている見分け方の判断は?

大きさ

さやが大ぶりで、大きさがそろったものがよいですが、豆が育ちすぎて大きすぎると枝豆らしい繊細な風味が失われて、大味になってしまうと言われています。

さや越しに豆の形がふっくらと見え、豆と豆の間はくびれているようなものがよいです。

豆が大きく育ってさやの中でパンパンになるとさやにもくびれがなくなり、寸胴な形になってきます。

産毛

枝豆の産毛は、口にはしないものですが、鮮度を見極めるときにはぜひとも注目したい重要ポイントです。

産毛がしっかり生えそろって、触るとチクチクするくらい鋭いものは、鮮度がよい証拠です。

産毛にハリがなくペタンとしていたり、ところどころ落ちてまだらになっているものは収穫されてから時間がたっていると考えられます。

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枝豆について

旬の時期

枝豆の旬は6月中旬ごろから9月ころです。もっとも多く出回るのは、7月から8月ころです。

冷凍食品としては年中出回る野菜です。

冷凍の枝豆については、以下の記事もご覧ください。

冷凍枝豆の解凍後の日持ち(賞味期限)と栄養の流失を防ぐためには? 冷凍枝豆の解凍方法 美味しい食べ方 茹でる/流水/焼く/レンジの中でこれ!

産地

枝豆の作付面積のトップ5(平成25年度)

  • 第一位 新潟県
  • 第二位 山形県
  • 第三位 群馬県
  • 第四位 秋田県
  • 第五位 千葉県

となります。

枝豆は、大豆を未熟なうちに収穫する野菜です。

全国の大豆の作付面積のうち、約9%が枝豆として収穫されていると言われます。

栄養

枝豆は、未熟な大豆ですが、栄養の面では大豆と異なる特徴があります。

枝豆と大豆の栄養を比較してみました。

【枝豆と大豆の栄養成分の比較 生 100g当】

カロリー
(kcal)
タンパク質
(g)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)

(mg)
βカロテン
(ナノg)
ビタミンC
(ナノg)
大豆 372 33.8 1900 180 6.8 7 3
枝豆 125 11.7 590 58 2.7 240 27

カロリーやタンパク質などは、枝豆は大豆の1/3ほどで、ミネラル類も大豆の方が豊富です。

しかし、ビタミン類を見てみると、βカロテンやビタミンCは枝豆の方が大豆よりはるかに多く含まれています。

βカロテンは、加熱して油脂分と取ると効率よく体内に摂取できます。

また、ビタミンCは水に溶けやすい性質があります。

生の枝豆100g中には27ナノグラムのビタミンCが含まれていますが、ゆでると15ナノグラムまでに減ってしまいます。

それでも、大豆よりは5倍多くのビタミンCが含まれていることになります。

まとめ

枝豆は、食べるときには廃棄してしまうさやや茎や葉などの見た目もよくチェックして新鮮なものを見極めます。

鮮やかな色で、産毛が生えそろい、ふっくらとしつつもさやにくびれのある枝豆が新鮮でおいしいのです。

枝豆は旬が6月から9月、旬の盛りは7~8月になります。

全国で栽培されますが、東北や関東など、東日本での生産量が多い傾向にあります。

冷凍食品としては季節を問わず手に入れやすい野菜です。

栄養面で見ると、枝豆はいろいろな栄養素がバランスよく含まれた野菜で、特にビタミン類は大豆よりもだいぶたくさん含まれています。

枝豆は、植物としては大豆と同じものですが、大豆とは異なる特徴と魅力を備えた野菜です。

冷凍食品としていつでも食べられますが、旬の時期の新鮮な枝豆の風味はまた格別です。

枝豆をよく観察して、新鮮で美味しい枝豆をたくさん楽しんでくださいね。

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