枝豆の食べ合わせで良いのはどれ?

枝豆と食べ合わせが良いものの中には、一緒に食べると栄養の効果が増えるものがあります。

特に、枝豆と一緒に飲むことの多いビールとは相性が良く、枝豆に含まれる成分がアルコールの分解を促してくれる効果があります。

今回は枝豆と食べ合わせの相性がいいものをランキング形式でご紹介します。

さらに、やってはいけない組み合わせもご紹介しているので、枝豆と相性の良い食材を上手に組み合わせて、栄養をおいしく、効率よく取り入れて健康な体を手に入れましょう。

枝豆の食べ合わせでいいもの

枝豆は大豆がまだ未熟なうちに収穫したもので、大豆に比べると量は減りますが、大豆に含まれる良質なタンパク質、食物繊維、ビタミン、カルシウムや鉄分、大豆イソフラボンが含まれています。

さらに枝豆には、大豆にはほとんど含まれず、野菜に多く含まれるビタミンCやβ-カロテン(体内でビタミンAに変換)、葉酸も持っています。

さらにメチオニンというアミノ酸を豊富に含み、肝臓の解毒作用を補う働きをしてくれます。

枝豆は豆と野菜のハイブリットの緑黄色野菜で、栄養素をバランスよく持っていることが特徴で、ビタミンB1、Cには夏バテ・疲労回復効果があり、カリウムには高血圧予防効果があります。

こちらの記事でも枝豆の栄養に触れています。

豆科野菜の特徴と種類一覧 スナップエンドウや枝豆も

では、枝豆の食べ合わせでいいものをご紹介していきます。

肝機能を守る
カキ・アサリ・シジミ 「タウリン」肝機能を強化する。

枝豆に足りない鉄分、ビタミンB12を豊富に含み、貧血の予防や、肝機能を高める働きをする。

ビタミンを多く含む野菜や果物 肝臓には、ビタミンを蓄える働きがあり、肝臓の機能が低下するとビタミンの貯蔵能力が落ちてしまうので、ビタミンが不足しないように補給することが必要。
マグロ・カツオ・
レバー
ビタミンA、鉄分・メチオニン・タウリンを含み、肝臓の働きを強め、解毒作用を高めてくれる。

カツオにはビタミンB群が豊富に含まれ肝機能を強化する。

ごま 「セサミン」というポリフェノールのもつ強い抗酸化成分の働きで肝臓を保護してくれる作用を持つ。

また、ビタミンE、B1も豊富に含まれる。

肉・魚・卵・豆腐 枝豆とともに、良質なたんぱく質を含む卵と豆腐を食べると、肝臓の機能維持に役立つ。
足りない栄養を補う
にんじん・ホウレン草などの緑黄色野菜 枝豆に不足しがちな抗酸化作用があるβ-カロテンが多く含まれている。

β-カロテンは体内でビタミンAになり、胃の粘膜の再生をしてくれる。

きのこ 枝豆に不足しがちなビタミンDを補い、骨粗しょう症を防ぐ。
うなぎ 枝豆に不足しがちなビタミンAがたくさん含まれる。

また、ビタミンDやEPA、DHAも多く含まれ、滋養強壮に良い。

ビールのお供に枝豆はあり?

枝豆にはアルコールの分解を助ける作用のあるメチオニンというアミノ酸が含まれており、ビタミンB1とビタミンCとともに肝臓の解毒作用(アルコールの分解を促進する作用)を高める効果があります。

そのため悪酔いや二日酔いを防ぐことができます。昔からビールに枝豆を組み合わせて食べることが一般的でしたが、とても理にかなっていることだったんですね。

冷凍枝豆を使うと手軽に枝豆を食べることができるので、上手に利用しましょう。

冷凍枝豆の解凍方法 美味しい食べ方 茹でる/流水/焼く/レンジの中でこれ! 冷凍枝豆の解凍後の日持ち(賞味期限)と栄養の流失を防ぐためには?

食べきれなかったときに上手に保存すると美味しく長持ちできます。

枝豆の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!日持ちしない常温保存
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枝豆の食べ合わせで栄養が取れるランキング

枝豆と一緒に食べると栄養が摂れる食材をご紹介します。

第3位 枝豆+ウナギ

枝豆・ウナギと言えば夏のイメージですが、栄養豊富なこの二つの食材を組み合わせることで、夏バテ予防に大きな効果があります。

ウナギに豊富に含まれるビタミンAは皮膚や粘膜、目などの健康を守り、感染症を予防する働きがあります。

そのほかにも免疫力を高める働きを持つビタミンB6は皮膚や神経を正常に保つ作用があり、枝豆とともに食べると免疫力をより高めてくれます。

栄養の効果からみれば1位に匹敵する組み合わせですが、ウナギは高価で手が出しにくい欠点があり3位になりました。

おすすめな食べ方は、枝豆とウナギをご飯と一緒に食べることです。

ご飯のエネルギーを枝豆に含まれるビタミンB1を使って代謝するとより元気な体を手に入れることができるので、混ぜご飯などにして食べてみてください。

第2位 枝豆+きのこ

枝豆ときのこを組み合わせると、枝豆に不足しがちなビタミンDを補うことができます。

ウナギは高価で手が出しにくい食材ですが、きのこは安価で手に入りやすいため、取り入れやすい組み合わせです。

枝豆に含まれるフィチン酸カルシウムの吸収を阻害してしまいますが、ビタミンDカルシウムの吸収を促進し、骨に沈着するのを促す働きがあるため、枝豆の欠点を補ってくれます。

おすすめは枝豆とキノコをナムルにすることです。

電子レンジで枝豆としめじやエノキを温め、しっかりと水けを絞った後にごま油、豆板醤、鶏がらスープの素をお好みで混ぜたものに和えると簡単に1品できます。

ゴマやハムを加えてもおいしいですよ。

そのほかにも炊き込みご飯に肉と一緒に枝豆とキノコを入れても手軽に美味しく食べられます。

第1位 枝豆+あさり

あさりには、枝豆に足りていない鉄分・ビタミンB12が豊富に含まれています。

ビタミンB12は造血に不可欠な栄養素で、肉の内臓や魚介類に多く含まれますが、あさりの水煮缶にはレバーに含まれる量より多く含まれ、シジミと同様にトップクラスの含有量を誇る食品です。

反対に、枝豆にはあさりには含まれないカリウム・ビタミンB1・B2、葉酸・ビタミンCが含まれているため、お互いに足りない栄養素を補い合うことができます。

また、あさりにはうま味成分であるアミノ酸のタウリンが含まれるため、枝豆とともに肝機能を高め、アルコールの分解を助ける効果があります。

おすすめの食べ方は炊き込みご飯です。

枝豆とあさりの水煮缶をしょうゆ、だし、塩、ショウガなどとともにお米に混ぜて炊くと、枝豆はふっくらと食べやすく、あさりのだしがきいていておいしく食べられます。

その上、枝豆に含まれるビタミンB1がご飯のエネルギーの代謝を促してくれるため、日々の活動を元気にしてくれる効果もプラスされます。

そのほかにもパスタにしたりチャウダーにしたり、様々な方法がありますので、お好みのやり方で食事に取り入れてみてください。

枝豆の食べ合わせでやっていけないのはこれだ!

枝豆と相性の悪い食材を組み合わせると、栄養が十分に摂れなかったり、体に影響を及ぼしたりする場合があります。

残念ながら、枝豆は乳製品との相性がよくありません。

チーズ 枝豆に含まれる「フィチン酸」がカルシウムの吸収を阻害してしまう。
牛乳 枝豆に含まれる「フィチン酸」がカルシウムと体内で結合してしまい、吸収を阻害してしまう。
MEMO

キノコ類や魚に含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれるため、一緒に食べると枝豆による吸収の阻害を和らげてくれます。

意識して他の料理に加えたりして対策しましょう。

豆科の植物の栄養と、食べ合わせが良い食材についてこちらの記事で紹介しています。
枝豆だけではなく他の豆でもおいしく栄養を取りましょう。

豆科野菜の栄養と効能

枝豆食べ合わせまとめ

枝豆にはアルコールを分解してくれる「メチオニン」という肝臓にとって強い味方となってくれる成分が含まれています。

ビールのおつまみに枝豆の組み合わせは、味だけでなく栄養成分から見ても相性が良いものだったんですね。

夏が旬の枝豆ですが、夏バテや飲み過ぎで疲れた肝臓を守ってくれる効果があります。

同じく肝臓を守る働きのあるあさりやうなぎと一緒に組み合わせて美味しく食べることで、健康で元気な体を手に入れましょう。

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