今回は赤玉ねぎの中でも、アーリーレッドを基準に、赤玉ねぎの冷蔵・冷凍・保存期間とともに、選び方を解説します。
栄養豊富な赤玉ねぎですが、サラダ以外の料理が思いつかず、使い切れずに傷んでしまう前に、保存食レシピもこの記事でご紹介していきます。
普通の玉ねぎよりも水分が多いため、傷みやすく、保存が難しい野菜です。
でも、品種改良の結果、比較的長く保存できるアーリーレッドという品種が登場しました。
甘味があり、生食できる赤玉ねぎは、栄養素を損なうことなく摂取できる、優秀な野菜です。
ぜひお読みください。
Contents
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存の仕方
アーリーレッドは、普通の玉ねぎと比べて水分が多く、湿気によってカビが生えやすく、傷みやすい野菜です。
常温保存するときは風通しの良い冷暗所に保存しましょう。
野菜室での保存もできますが、乾燥しやすいため、長く保存するためには工夫が必要です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存温度
アーリーレッドの最適な保存温度は10度以下です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存方法まとめ
- 常温・・・野菜用のネットに入れて、風通しの良いところに吊るして保存する
- 冷蔵・・・新聞紙にくるんで、野菜室に保存する
- 冷凍・・・薄く切って、冷凍用保存袋に入れて保存する
- 干し・・・薄く輪切りにスライスし、天日干しをして、保存袋で冷蔵保存する
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1ヶ月以内
- 冷蔵・・・5日程度
- 冷凍・・・1ヶ月程度
- 干し・・・半乾燥なら5日程度、完全乾燥なら1ヶ月以内
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を常温保存する方法
アーリーレッドを常温保存する方法をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の常温保存法
- Step1ネットに入れる野菜用の保存ネットにアーリーレッドを入れる
- Step2吊るす風通しの良い冷暗所にアーリーレッドを吊るす
アーリーレッドなど、皮を乾燥できる品種の赤玉ねぎは、一般的な玉ねぎと同様に常温保存できます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の常温保存の際の保存期間
アーリーレッドを常温で保存できる期間は、1カ月以内です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の常温保存の際の栄養素は?
アーリーレッドを常温保存する際の栄養素は、変化ありません。
長く保存しすぎて根や葉が出てくると、成長のために栄養が使われてしまうので、早めに使いきりましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を冷蔵保存する方法
アーリーレッドを冷蔵保存する方法をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷蔵保存法
- Step1新聞紙で包むアーリーレッドを新聞紙で包む
- Step2保存する野菜室でアーリーレッドを保存する
野菜室は乾燥しているので、アーリーレッドを長期保存するのは難しいです。アーリーレッドが傷んでいないか、こまめにチェックしましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷蔵保存の際の保存期間
アーリーレッドを冷蔵保存できる期間は、5日程度です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷蔵保存の際の栄養素は?
アーリーレッドを冷蔵保存する際の栄養素は、変化ありません。
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アーリーレッド(赤玉ねぎ)を冷凍保存する方法
アーリーレッドを冷凍保存する方法をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷凍保存法
- Step1カットするアーリーレッドを食べやすい大きさにカットする
- Step2保存袋に入れる冷凍用保存袋に入れる
- Step3保存するアーリーレッドをアルミトレイにのせて、冷凍庫で保存する
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷凍保存の際の保存期間
アーリーレッドを冷凍保存できる期間は、1ヶ月程度です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の冷凍保存の際の栄養素は?
アーリーレッドを冷凍保存する際の栄養素は、カットしたことによって、辛み成分の硫化アリルが減ります。
解凍することで、ビタミンやアントシアニンが流出しやすくなるので、スープや煮込み料理などの料理に使うことをおすすめします。シャキシャキとした食感はなくなるので、生食には向きません。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を冷凍したあとの解凍方法
アーリーレッドを冷凍したあとの解凍方法は、自然解凍がおすすめです。
スープや煮込み料理には、解凍せずにそのまま使うこともできます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を干す保存方法
アーリーレッドを干す保存方法をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の干す保存法
- Step1スライスするアーリーレッドを薄く輪切りにスライスする
- Step2水気をとるアーリーレッドの水気を、キッチンペーパーでよくとる
- Step3ザルに並べるザルにアーリーレッドが重ならないように並べる
- Step4干す湿度の低い晴天の日に、1日干す
- Step5保存する干したアーリーレッドを、保存袋に入れて冷蔵庫で保存する
食感としては半乾燥がおすすめですが、完全に乾燥させると長く保存できます。
アーリーレッドは水分が多いので、完全乾燥させるには4日ほどかかります。
9~15時まで天日干ししてから、夕方に室内に戻します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の干す保存の際の保存期間
アーリーレッドを干す保存の際の保存期間は、半乾燥なら冷蔵保存で5日程度、完全乾燥は冷蔵保存で1ヶ月以内です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を干した後の戻し方
アーリーレッドを干した後の戻し方は、水で戻します。
お味噌汁など汁物に入れるときは、戻さずそのまま入れても美味しくいただけます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を干す保存の際の栄養素は?
アーリーレッドを干す保存の際の栄養素は、ビタミンDとケセルチンが増えます。
味としては、甘みが増し、硫化アリルが大きく減ることで、辛みはなくなります。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
アーリーレッドをカットしてしまったら、ラップをして保存します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存方法 使いかけ
アーリーレッドをカットしたら、切り口から乾燥し、傷んでいきます。
断面をラップで密閉し、野菜室で保存しましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)をスライスした後
冷凍保存の方法で保存しましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)をカットしたときの保存期間
カットしたアーリーレッドの保存期間は、1~2日です。
日持ちしないので早めに使いきるか、冷凍保存しましょう。
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アーリーレッド(赤玉ねぎ)の長持ちさせる保存方法
アーリーレッドを長持ちさせる保存方法をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の夏と冬の保存の違い
アーリーレッドは、冬や涼しい季節は常温保存がおすすめです。
夏は気温が高く、湿度が高いので、野菜室で保存しましょう。傷みやすくなるので、こまめにチェックが必要です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を丸ごと保存するなら
アーリーレッドを丸ごと保存するなら、冷暗所での常温保存がおすすめです。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を外で保存できる?
アーリーレッドは、冷暗所なら保存できます。日が当たったり、気温が上がると、根や葉が生えてきたり、傷んだりするので気をつけましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を包む新聞紙がないとき
アーリーレッドを包む新聞紙がないときは、キッチンペーパーが代用できます。
保存袋やビニール袋でも代用できますが、密閉すると湿気がこもってカビの原因になるので、注意しましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存容器や保存袋
アーリーレッドを冷凍保存や干してから保存する際は、密閉できる保存袋や保存容器に入れて保存しましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の洗い方(下処理)
- 皮をむく
- 流水で洗う
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の茹で方
- お湯を沸騰させる
- カットした赤玉ねぎを2~3分茹でる
- 冷水でサッと冷やす
アーリーレッドに含まれる硫化アリルは、水で流れやすいので、茹でたり、水にさらすと減ってしまいます。
硫化アリルを残したいときは、茹でたり、水にさらす時間を短くしましょう。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存場所
アーリーレッドの最適な保存場所は、涼しい季節なら風通しの良い冷暗所がおすすめです。
湿気が多い、直射日光が当たる、気温が高いなどの場所は、カビが生えたり、傷みやすくなるので避けましょう。
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アーリーレッド(赤玉ねぎ)の見分け方と選び方
アーリーレッドの腐っている見分け方と新鮮な選び方を説明します。
腐っている場合の見分け方
- 上部と根っこの部分を押すとへこむ
- 皮が湿っている
- もつと軽い
新鮮な選び方
- 表面が乾燥している
- ずっしりと重みがある
- 上部と根の部分が小さい
アーリーレッド(赤玉ねぎ)について
赤玉ねぎは、「レッドオニオン」「紫玉ねぎ」とも呼ばれています。鮮やかな赤紫色は、食卓に彩を添えてくれます。
甘味があり、辛みが少ないので、サラダで食べられることが多い野菜です。
全国的に栽培されており、産地によって出荷時期がずれるので、年間を通して食べることができます。
赤玉ねぎは、多くの品種があり、「湘南レッド」「さらさらレッド」「アーリーレッド」など、保存しやすい品種も増えてきています。傷みやすく保存できないというイメージの強い赤玉ねぎですが、そのイメージも変わりつつあります。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の調理は、加熱したり漬物にすると赤紫色の色素であるアントシアニンが溶けだしてしまうので、料理の色が赤紫色になってしまいます。トマトベースのスープや酢漬けなど、色がうつっても問題ない料理なら、見た目にも美味しく食べられそうです。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の旬
アーリーレッドは通年食べられますが、旬としては9月です。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
アーリーレッドの保存食と常備菜の人気をご紹介します。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存食の種類
- 酢漬け
- マリネ
- 煮物
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
冷蔵庫で1週間程度保存できます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵庫で1週間程度保存できます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で2週間程度保存できます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)のお弁当おかず
冷蔵庫で2~3日保存できます。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存食で筋肉に効くレシピ
アーリーレッド(赤玉ねぎ)の主な栄養素は、硫化アリル、ケセルチン、アントシアニンです。
硫化アリルには、血液をサラサラにする働きがあり、高血圧や糖尿病に効果的です。
ケセルチンには脂肪を分解する働きがあり、ダイエット効果が期待されています。
アントシアニンは、強い抗酸化作用があり、特に眼精疲労に効果があります。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)を干すことによって、ケセルチンを大きく増やすことはできますが、硫化アリルは減ってしまいます。
栄養素をすべて損なうことなく取るなら、生食が一番です。
離乳食の保存
赤玉ねぎは甘みがあり、栄養豊富なので、離乳食でも食べさせたい野菜です。
よく加熱してトロトロにすれば、離乳食初期から与えることができます。
生食は、離乳食完了期になってから、与えてくださいね。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)は、サラダやサンドイッチなどの彩りとして欠かせない野菜です。
スーパーでも通年買えるので、食卓にも加えやすいですね。家庭料理をおしゃれに演出するだけでなく、栄養もあり、ダイエット効果もある、女性に嬉しい野菜です。
この記事で、酢漬けやマリネなど、アーリーレッド(赤玉ねぎ)のサラダ以外の簡単で日持ちするレシピも紹介しました。
保存方法と合わせて、ぜひアーリーレッド(赤玉ねぎ)を楽しんでくださいね。
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