玉ねぎを洗うタイミングは?栄養が逃げてしまわないポイント

玉ねぎは洗ってから使うのか、洗うとしたらどのタイミングなのか、そもそも洗う必要があるのか、迷うことがありますよね。

玉ねぎは、どのタイミングで洗っても、または洗わなくても間違いではありません。

気になったら洗うという程度も大丈夫です。

今回は、そもそも玉ねぎは洗うものなのか、というところから始めて、洗う場合の目的やタイミングなどについても解説します。

また、実は茶色い玉ねぎの皮にも栄養が含まれているということもお伝えしていきます。

玉ねぎを洗うか洗わないか、いろいろな意見を持つ方がいます。

自分が当たり前と思っていたことが実は当たり前でないこともあります。

玉ねぎを洗うのか洗わないのか、一度立ち止まって考えてみてください。

きっと新しい発見ができますよ。

玉ねぎは洗うのか?

玉ねぎを洗うのかどうかについて、洗った方がよいと考えている方も、洗わなくてよいと考えている方もいます。

玉ねぎは洗った方がよいとする理由

まず、口にするものである以上洗った方が衛生的に安心して食べられるから、ということがあげられます。

また、パリパリした薄皮は水にぬらした方がむきやすいため洗うという考え方もあります。

玉ねぎを洗わなくてよいと考える理由

玉ねぎは皮をむいて使うものであり、食べる部分は内側になるから、ということがあります。

洗わない派の方でも

  • 畑から直送の玉ねぎで土がついていたら洗う
  • 袋に入って売られている玉ねぎは洗わないがばら売りの玉ねぎは洗う
  • 玉ねぎは生で食べるときは洗う
などのように玉ねぎの状態や、どんな料理にするのかによって、洗う、洗わないを使い分けるというのも賢い方法です。

玉ねぎを洗うタイミングは?

玉ねぎを洗うタイミングは外皮をむく前なのか、むいたあとなのか、両方なのか、いろいろあります。

玉ねぎを洗うタイミング

玉ねぎに土がついていたり、ばら売りされていていろいろな人が触ったかも、ということが気になる場合は、外皮をむく前に洗うといいですね。

洗いながら根のついていた芯のところを切り落とすと、さらに安心です。

また、茶色い外皮がパリパリしていてむくとするともろく砕けてしまいむきにくい時は、外川の付いたまま、まず洗うことで皮が濡れて柔らかくなり、むきやすくなることがあります。

茶色い皮を外し終えたところで軽く水ですすぐようにすると、むくときについてしまう外皮のかけらなどをきれいに洗い流すことができます。

また、実はあとの項目で詳しく解説しますが、薄い茶色い玉ねぎの皮にも栄養があります。

皮も料理に使いたい場合は、皮をむく前に洗う方が皮もきれいに洗えます。

玉ねぎを洗うタイミングに不正解はありません。

安心できる野菜で特に気にならなければ洗わずに外皮を外してそのまま料理に使ってもよいです。

外皮を外す前に洗っても、外したあとに洗っても、両方のタイミングで洗っても大丈夫です。

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新玉ねぎを洗うタイミング

茶色い薄皮のない、外側まで白くて柔らかい新玉ねぎは、皮が薄くて、しっかりはりついていて、はがしにくいです。

皮ごと水にしっかりとつけて数分置くことで、皮に水がしみこみ、むきやすくなります。

水につけている間に汚れも浮き上がってきます。

濡れてむきやすくなった皮をむいて、さっと水で流せばつややかできれいな新玉ねぎになります。

玉ねぎの栄養が逃げないポイント

玉ねぎは切ったら水にさらす、と考えている方も多いと思います。

水にさらす目的は、玉ねぎを生で食べるときの辛みをとるためです。

玉ねぎの辛みは、加熱すれば失われるので、加熱調理の場合は、そもそも水にさらす必要はありません。

生で食べる場合も、水にさらすことでカリウムや水溶性のビタミン類が溶け出してしまいますので、水にさらすことは避けた方が賢明です

生で食べるため、辛みを飛ばしたいときは

  • 繊維に対して垂直に切る。
  • よく切れる刃物で細胞をあまり壊さずにきれいに切る。
  • バットなどに広げて空気にしっかりさらして辛み成分だけ揮発させる。
  • さらにそのあと冷蔵庫でよく冷やす

などの方法が有効です。

スライスした玉ねぎを水にさらさないことで、栄養分の流失を防ぐことができます。

玉ねぎや新玉ねぎを洗うためや皮を柔らかくするために水につける場合の栄養の流失は、そこまで気にする必要はありません。

玉ねぎはカットしたりスライスすることで、細胞が壊された状態で水にさらすと栄養が逃げてしまいますが、皮ごと水に数分つけたくらいでは大丈夫です。

ただし、水につけたままの保存は傷みやすくなるのでしてはいけません。

玉ねぎを水につけたいときは、使う分だけ、使う直前に行うのが大原則です。

玉ねぎの保存については、以下の記事も参考にしてくださいね。

新玉ねぎの保存方法|冷凍・冷蔵・期間と保存食レシピ!吊るして干すのは簡単 アーリーレッド(赤玉ねぎ)の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ! 玉ねぎの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!吊るし方 玉ねぎの保存方法 農家の吊るし方やネットは?茎を残す理由

玉ねぎの皮にも栄養あり!

薄茶色い玉ねぎの皮は、実はケルセチンという成分が豊富に含まれています。

ケルセチンは、血液の流れをよくして血管の病気を防いだり、炎症を抑えたり、血圧が上がりすぎないように調整するなどの健康パワーが期待できる成分です。

玉ねぎの茶色い皮を水から煮だし、色素が水にしっかり溶けだして来たら、皮は取り除きます。皮を取り除いた後の茶色いスープをだしのようにスープに使ったり、煮込み料理に加えることで、玉ねぎの皮の栄養を摂取することができます。

玉ねぎの皮を利用したいときは、皮を外してからでは洗いにくいので、むく前に皮ごと洗います。

玉ねぎを洗うまとめ

玉ねぎの皮は、洗っても洗わなくても、洗う場合どのタイミングで洗っても不正解はありません。

玉ねぎの状態や、料理のやり方、皮まで利用するかどうかで柔軟に考えて大丈夫です。

玉ねぎは定番中の定番の野菜ですが、洗うか洗わないか、洗うならいつ洗うのかと考え始めると、人によって考え方ややり方が様々に割れる野菜です。

不正解はありませんので、ご自身が納得できるやり方を実践してみてください。

また、玉ねぎは洗うのか洗わないのか、身近な人と話し合ってみるのもおもしろいですよ。

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