サラダにしたり、メイン料理の付け合わせにしたり、なにかと大活躍のレタス。
冷蔵庫に常にストックされているお宅も多いことと思います。
柔らかい葉をもつレタス、タイミング悪くうっかり食べるのが遅くなって、腐らせてしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
レタスは腐るとどうなるのか、見分け方を疑問に思うこともあるかもしれませんね。
レタスは腐ると、赤茶色に変色しますし、柔らかいので組織も溶けてきます。
今回は、レタスが腐るとどうなるのかを、色や見た目、臭いなどから見分ける方法について解説していきます。
レタスが腐る前に食べきるレシピも合わせてご提案します。
レタスは付け合わせとしてだけでなく、レシピ次第では主役の食材にもなります。
年中出回る便利なレタス、賢く保存して、上手に見分けて、おいしく食べつくしてくださいね。
Contents
レタスが腐るとどうなる?
レタスが腐るとどうなってしまうのか、色、見た目、臭いのポイントから解説します。
色
赤みを帯びた茶色や、黒っぽい色に変色してきます。
レタスの切り口は空気に触れると赤っぽく変色しますが、腐敗してくるとさらにその色が濃くなり、赤茶けた色になってしまいます。
レタスにも白っぽいもの、赤みを帯びたもの、緑色のもの、いろいろな品種がありますが、白っぽいものや赤みを帯びたものは赤茶色に、緑色の強いものは黒っぽくなってきます。
見た目
全体的に水分が抜けてしなびてぐったりとした感じになります。
赤茶色や黒っぽい色に変色して、ぬめりが出ることもあります。
柔らかい組織を持つので、組織が溶け出してどろどろした見た目になったり、水分が滲み出してくることもあります。
白や青のふわふわしたものが生えてくることもありますが、それらはカビです。
臭い
酸っぱいような、ムッとする腐敗臭がしてきます。
レタスが腐ってる?まだ食べれる見分け方
見た目は気になるものの、レタスの生理反応のせいなので気にせず食べて大丈夫な状態や、鮮度は落ちてきてはいるもののまだ食べられる状態について解説します。
切り口が赤っぽい
レタスの根元の切り口が赤っぽく変色していたり、カットしたレタスの切り口が赤っぽくなってしまうことがあります。
これは、レタスに含まれるポリフェノールが空気と反応して発色したためです。
レタスの切り口が赤いと、見た目は落ちますが、食べても問題ありません。
気になる場合は取り除いて食べてもいいです。
金属に触れるとより赤くなりやすいので、手でちぎったり、セラミックなどのナイフを使うと赤くなりにくいです。
また、繊維に沿ってカットすることでもポリフェノールの発色をやや抑えることができます。
また、酢水や塩水につけることでも変色を防ぐことができますよ。
葉先がしおれている
非結球で、葉の柔らかいリーフレタスの場合、葉先部分が少ししおれてきて、黒っぽくなってきてしまうことがあります。
葉先以外の部分はきれいだし、そんなにしおれてもいない、というときは、色が変わった部分を取り除いて、冷水につけてみてください。
水分を吸って、葉にハリが戻れば、食べることができます。
しかし、鮮度は落ち始めているので、早めに食べきるようにしてくださいね。
レタスが腐る原因は?
レタスが傷んだり、腐ったりする原因の多くは、乾燥と、蒸れです。
レタスは水分が多く、暖かい場所が苦手な野菜です。気温が高く、乾燥した場所に置いておくと、あっという間にしなびてしまい、食べられなくなってしまいます。
一方で、蒸れるとカビや腐敗を呼びやすい野菜でもあります。
レタスはぴったりとしたプラスチックのフィルムなどでおおわれて売られていることが多いですが、これらのフィルムは蒸れの原因ともなるので、買って来たらフィルムを外しましょう。
レタスの保存方法
レタスは、乾燥と蒸れを防ぐため、ペーパーで包んで冷蔵庫の野菜室で保存することが基本となります。
切り口を水に張った容器に立てて保存する、株もとの芯の切り口に小麦粉をまぶす、芯につまようじをさして劣化を防ぐなど、レタスを保存する裏技はいろいろあります。
ちぎったレタスも工夫すれば保存ができますよ。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
レタスの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!小麦粉や片栗粉で長持ち サニーレタスの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!爪楊枝で長持ち リーフレタスの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!乾燥させないのがコツ ロメインレタスの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!栄養はレタスの2倍レタスが腐る前に使い切るレシピ
乾燥も蒸れも苦手なレタスを上手においしく使い切るレシピをご紹介します。
ちぎりレタスの中華サラダ
材料
- レタス 1玉
- 醤油 大さじ2
- 酢 大さじ2
- ごま油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- おろししょうが 1/2片
- いりごま 適量
作り方
- 手順1レタスはちぎって冷水ににつける。パリッとしてきたら水気を切り、サラダスピナーで水気を飛ばす。
- 手順2醤油、酢、ごま油、砂糖をポリ袋に入れて混ぜ合わせる。砂糖がとけるように、袋の上から軽くもむ。
- 手順3袋にちぎったレタスを入れ、全体にドレッシングをまとわせる。15分ほどおいて味をなじませる。
- 手順4皿にもりつけ、いりごまを適量振る。
※韓国のりのちぎったもの、ダイスにカットしたアボカドやトマト、フライドガーリックなどをトッピングしても彩りよく、おいしく食べられます。
※長時間おくと、レタスからどんどん水分が出て水っぽくなるので、作り置きにはむきません。
レタスと牛肉のオイスターソース炒め
材料
- レタス 1玉
- 牛こま切れ肉 200g
- 酒 大さじ2
- 片栗粉 大さじ1
- しめじ 1パック
- みじん切りにんにく 1かけ
- みじん切りショウガ 1かけ
- オイスターソース 大さじ1,5
- 醤油 大さじ1
- 塩コショウ 適量
- サラダ油 大さじ2
- ごま油 大さじ1
作り方
- 手順1レタスはちぎって冷水ににつける。パリッとしてきたら水気を切り、サラダスピナーで水気を飛ばす。しめじは石づきをとってほぐしておく。
- 手順2牛肉は塩コショウして、酒を振っておく。
- 手順3フライパンに油、ショウガ、にんにくを入れてから点火、香りが出るまで炒める。
- 手順4肉を入れて炒め、色が変わってきたら、しめじ、レタスを加える。
- 手順5強火で炒め合わせ、オイスターソースと醤油を入れて味をつける。
- 手順6塩コショウで味を調え、最後にごま油を回し入れて香りをつけて完成。
※レタスは火を通すとカサがへり、たくさん食べられます。
※作り置きすると、レタスから水気が出てべちゃべちゃになるので、作ったらすぐ食べてくださいね。
レタスの簡単スープ
材料
- レタス 半玉
- ベーコン 1枚
- 玉ねぎ 半分
- みじん切りにんにく 1かけ
- 顆粒コンソメスープ 大さじ2
- 水 800㏄
- 塩コショウ 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
- 手順1ベーコンは細切り、玉ねぎは薄くスライスする。
- 手順2鍋にオリーブオイル適量(ベーコンからも油が出るのでひかえめに)とみじんぎりにんにくを入れてから点火、香りが出るまで炒める。
- 手順3玉ねぎを加えて、くたっとするまでさらによく炒める。
- 手順4水、顆粒のコンソメスープを加えて煮込む。
- 手順5煮立ったら、レタスを加えてひと煮立ち。
- 手順6塩コショウで味を調える。
※レタスを入れたら煮込みすぎない方が食感がよいです。
まとめ
レタスが腐るとこうなる!
- 色…赤茶色、黒っぽくなる。
- 見た目…しなびてぐったりし、組織がとけてぬめりが出たり、カビが生える。
- 臭い…ムッとする腐敗臭
また食べられるのはこんなレタス!
- 切り口が赤く変色している←レタスにポリフェノールのせいで、問題ない。
- 葉先がしおれて変色しいる←変色部分を取り除き、水につけて復活するなら急いで食べる。
- レタスが腐る原因は乾燥と蒸れ。
- 味付けを工夫したり、加熱してカサを減らせばレタスをたくさん食べられる。
レタスは、組織が柔らかく、乾燥も蒸れも高温も苦手な繊細な野菜です。
味わいはやさしく、彩りがよくて、食感も楽しめるので、食卓にいてくれると頼もしい野菜でもあります。
レタスを上手に保存して、状態を見わけ、おいしく食べつくしてくださいね。
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