レタスは低カロリーであることから、ダイエットに人気の野菜です。
ダイエットの味方だからと、ついつい食べ過ぎてしまいがち。
でも、レタスをひたすら食べれば良いわけではなく、食べ過ぎると栄養面や体調面に悪影響が出てしまいます。
レタスの食べ過ぎには注意が必要なのです。
今回は、レタスの食べ過ぎによる影響や、レタスによるダイエットの効果や方法・注意点、レタスの一日の適量について解説します。
ダイエットに人気のレタスをより効果的に取り入れるためにも、レタスの食べ過ぎについてポイントを押さえておきましょう。
Contents
レタスの食べ過ぎによる影響は?
レタスはヘルシーなのに栄養もあり、シャキシャキ食感も美味しさの秘密で、ついつい食べ過ぎる野菜ですよね。
実は、レタスを食べ過ぎると、身体に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
レタスの食べ過ぎによって、
- 体調不良
- 栄養の偏り
栄養が偏る
レタスにも栄養はありますが、他の野菜との中で比べてみると、比較的栄養が少ないと言われます。
そのようなレタスばかりを食べていると、どうしても栄養が偏ってしまいます。
他の食材と一緒に食べて、レタスだけでは不足してしまう栄養素を補ってあげるようにしましょう。
体調不良(下痢やむくみなど)
レタスを食べ過ぎることで、体調不良を起こす場合もあります。
レタスの食べ過ぎによる体調不良をまとめると、表のようになります。
消化不良 | レタスを食べ過ぎると消化器官が冷えて働きが悪くなり、消化不良を起こす。 |
下痢、腹痛 | レタスの食べ過ぎで内臓が冷やされることに加えて、食物繊維も含まれているため、下痢や腹痛を引き起こす。 |
血流の悪化 |
|
便秘 | レタスには水に溶けない不溶性食物繊維が含まれ、便のかさを増やし、腸を刺激して便秘を解消する。
不溶性食物繊維を摂取し過ぎると、便のかさが増えて詰まってしまう。水分を失って硬くなった便がたまると便秘がひどくなる。 |
便秘のように、本来は身体にメリットがあっても、食べ過ぎで逆に悪化させてしまう場合があるのです。
レタスの食べ過ぎが危険だといわれる理由は?
レタスは成分の95%が水分で、食べ過ぎると身体を冷やしてしまいます。
レタスを食べ過ぎることによって、身体が必要以上に冷やされ、さまざまな体調不良が引き起こされるのです。
レタスを食べ過ぎた後の体調不良の原因は、レタスによる冷えと言えます。
元々冷え性気味の人がレタスを食べ過ぎれば、ますます身体が冷え、悪化してしまう可能性もあります。
レタスは生のままサラダにして食べる人が多いようですが、身体のためには加熱する方がおすすめ。
加熱でレタスの水分が減り、身体が冷えてしまうのを防ぐことができるのです。
さらに、加熱すればかさが減り、食べやすくなるというメリットもあります。
レタスダイエットについて
「レタスダイエット」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
レタスを中心に食べて痩せることが目的ですが、本当にダイエットに効果があるのかは気になるところですよね。
レタスダイエットの効果や方法、注意点について見ていきましょう。
レタスはダイエットに向いてる?
レタスは水分や食物繊維が多いことで便秘の改善につながり、新陳代謝も良くなるためダイエットに向いています。
レタス100gあたりを見てみると、
カロリー | 23kcal |
糖質 | 3.4g |
で、カロリー、糖質共にレタスの方が代用されることの多いキャベツよりも抑えられることが分かります。
レタスは気になるカロリーや糖質の面でも、ダイエットに適していると言えます。
ただし、レタスに含まれる食物繊維は比較的少なく腹持ちが悪いです。
少量食べて満腹感が持続する食材ではないため、お腹が空いてすぐにおやつなど違うものを食べたくなってしまうおそれがあります。
レタスダイエットにはデメリットもあることを覚えておきましょう。
レタスダイエットの方法
レタスダイエットでは、
- 食事前あるいは食事の最初にレタスを食べる
- 他の食材と組み合わせて食べる
- 高カロリーのものや、糖質が高いものをレタスに置き換える(置き換えダイエット)
レタスだけを食べるとどうしても栄養が偏ってしまうため、他の食材と組み合わせて食べるのがポイントです。
たとえば、サラダにするときにはニンジンやピーマンなどの緑黄色野菜と一緒に食べるといった工夫をしましょう。
置き換えダイエットはレタスに最適です。
レタスはカロリーや糖質、脂質が高い食材の代用として摂取すると、自然に無理なくダイエットができますよ。
レタスダイエットの注意点
レタスダイエットには、主に3つの注意点があります。
食物繊維が多いわけではない
レタスと他の野菜の食物繊維を100gあたりで比較してみると、
レタス | 1.1g |
ごぼう | 6g |
グリーンピース | 7.7g |
となっていて、レタスは他の野菜と比べると、食物繊維が少ない方なのです。
「レタスは食物繊維が多いから、レタスだけ食べるダイエットをしていても大丈夫!」
と考えるのは間違いです。
レタスだけのダイエットで満腹感を感じるのは、レタスの水分でお腹が膨れているだけのことです。
脂肪が燃えにくい
レタスの食べ過ぎは内臓を冷やしてしまうために代謝が低下し、脂肪も燃えにくくなる可能性があります。
レタスは、脂質や糖質が少ないことから、筋肉量が減少します。
その結果、代謝量が落ちて運動をしても十分なダイエット効果が得られなくなります。
太る場合もある
レタスを食べ過ぎても、すぐに太る心配はありません。
でも、レタスは味が淡白であるため、味付けで油分の多いドレッシングなどを使いがちです。
レタスは炒めて食べても美味しいですが、油を多めに使ってしまいやすい傾向があります。
調味料や調理法によって、太ってしまう可能性があるのです。
レタスダイエットのレシピ
レタスダイエットの注意点を踏まえて、ポイントを押さえたレシピをご紹介します。
レタスダイエットでは、
- 他の食材と組み合わせる
- レタスで置き換える
- 冷え対策
レタスの和え物
材料(2人分)
- レタス…4~5枚
- 乾燥わかめ…5g
- いりゴマ…適量
- ポン酢…適量
- 手順1乾燥わかめを水で戻し、サッとゆでておく。
- 手順2レタスを洗って一口大にちぎり、軽くゆでる。
- 手順3ボウルにレタスとわかめを入れて混ぜ合わせ、ポン酢で味を整える。
- 手順4お皿に盛って、いりゴマをかけて完成。
不溶性食物繊維のレタスと、水溶性食物繊維のわかめを合わせてバランス良く、さっぱり食べれます。
レタスのスープ
材料(2人分)
- レタス…6枚
- しいたけ…2~3個
- 豚バラ肉…100g
- 水…2カップ
- めんつゆ…大さじ1
- こしょう…少々
- 片栗粉…適量
- 手順1レタスは洗って、食べやすい大きさにちぎる。しいたけも洗ってから、1/4 サイズに切る。
- 手順2鍋に水2カップを入れて沸騰したら、豚肉としいたけを入れて煮込む。
- 手順3めんつゆとこしょうで味を整えたら、レタスを入れる。
- 手順4レタスにサッと火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。
加熱したレタスで冷え対策もでき、水溶性の栄養素も丸ごと食べれます。
レタスの一日の適量と栄養効果
レタスを食べ過ぎて身体に悪影響が出ないように、一日の適量を頭に入れておきましょう。
レタスは野菜の中では栄養素が少ない方ですが、レタスにももちろん栄養はあります。
一日の適量
レタスは1日2~3枚程度が適量です。
ただ、料理によってはもう少し使いたい場合もありますよね。
毎日食べ過ぎるわけでなければ、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
レタスの優れた栄養効果
レタスはほとんどが水分でできており、低カリウムの野菜であるため、肝臓に負担がかならない野菜であると言われています。
レタスの栄養効果をまとめると、表のようになります。
食物繊維 | レタスの食物繊維は便秘解消に役立つ。
ただ、量としては少なく、1玉から3~4g程しか取れない。 |
ビタミンC |
ビタミンCは水溶性で、レタスを洗いすぎると栄養価が落ちる。熱にも弱く、加熱するときは短時間にする。 |
ビタミンE |
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βカロテン |
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チオレドトキシン |
|
葉酸 |
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レタスの食べ過ぎまとめ
レタスはサラダや炒め物など、食卓にもよく登場する野菜ですよね。
カロリーや糖質が低く、食物繊維も含まれているため、ダイエットにも効果があることが分かりました。
レタスのシャキシャキ食感が好きで、味もサッパリしていて、気づくとこんなに食べていた!なんてことも。
でも、レタスの食べ過ぎは栄養不足や体調不良につながる可能性があり、注意が必要です。
美容や健康のために食べるレタスが、身体に悪影響を及ぼさないように、一日の適量を目安にして上手に摂取しましょう。
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