夏にぴったりの果物のすもも。
買ってすぐに食べる人もいるので、正しい保存方法や保存食レシピはあまり知られていません。
すももは常温で追熟させてから、冷蔵保存や冷凍保存ができます。さらに、干してから冷凍すると、長期間保存できます。
今回は、すももの正しい保存方法と、保存食レシピをご紹介します。
すももは、夏バテにぴったりのビタミンやミネラルをもち、鮮やかな赤色が料理やスイーツを引き立ててくれます。
夏の元気の源として、すももを活用してみてください。
Contents
すももの保存の仕方
すももは、店頭で購入してから常温で2~3日追熟させるのがおすすめです。
追熟させた後に、冷蔵保存や、冷凍保存しましょう。
すももの保存温度
すももの最適な保存温度は5~10℃です。
すももの保存方法まとめ
- 常温・・・新聞紙に包み、室温で保存する
- 冷蔵・・・新聞紙に包み、野菜室で保存する
- 冷凍・・・薄いくし切りにして、冷凍保存する
- 干し・・・カットして天日干し、またはオーブンで乾燥させる
- カット・・・ラップで断面を密閉し、冷蔵室で保存する
すももの保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・未熟なすももなら1週間。熟しているなら3~4日
- 冷蔵・・・1~2週間
- 冷凍・・・1ヶ月
- 干し・・・1ヶ月
- カット・・・1~2日
すももを常温保存する方法
すももは常温で追熟させることで甘みが増します。
店頭で買えるすももは早めに収穫されている場合が多く、買ってきてすぐに食べると酸っぱすぎることがあります。
追熟させて、すもも本来の甘酸っぱさを味わいましょう。
すももの常温保存法
- Step1包む新聞紙で包む
- Step2保存する常温で保存する
すももは乾燥に弱いので、しっかり新聞紙に包むか、密閉できる袋に入れて保存しましょう。
すももの常温保存の際の保存期間
すももの常温保存の際の保存期間は、未熟なすももなら1週間、すでに熟しているすももなら3~4日です。
すももの常温保存の際の栄養素は?
常温保存したすももの栄養素は、変化ありませんが、糖度は上がります。
すももは、ビタミンCやビタミンE、やカリウムなどのミネラルが豊富で、ポリフェノールや水溶性食物繊維を多く含んでいます。
熱を下げる効果もあるので、夏におすすめの果物です。
すももを冷蔵保存する方法
すももを冷蔵保存する際は、追熟させてからがおすすめです。
冷蔵保存すると追熟が止まってしまいます。
すももの冷蔵保存法
- Step1包むすももを新聞紙に包む
- Step2保存するすももを野菜室で保存する
新聞紙がない場合は、密閉できる保存袋でも代用できます。
密閉袋の場合、湿気がこもり過ぎると傷みの原因になるので、こまめにチェックしましょう。
すももの冷蔵保存の際の保存期間
すももを冷蔵保存する際の保存期間は、1~2週間です。
すももの冷蔵保存の際の栄養素は?
冷蔵保存したすももの栄養素は、変化ありません。
すももの甘みは常温の方が感じやすいので、食べる前に常温に戻しておくことをおすすめします。
すももを冷凍保存する方法
すももは薄くカットすれば、冷凍保存できます。
食感はなくなってしまうので、スムージーやジャム、ソースなど形が残らない料理に使うようにしましょう。
すももの冷凍保存法
- Step1カットするすももを薄めのくし切りにカットする
- Step2並べるバッドなどに1枚1枚重ならないように並べて、軽く凍らせる
- Step3保存袋に入れる凍らせたすももを、冷凍用保存袋に入れる
- Step4保存する冷凍庫に保存する
1枚1枚を重ならないように凍らせることで、鮮度が保たれます。
調理にも使いやすくなるので、ぜひひと手間かけてみてください。
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
すももの冷凍保存の際の保存期間
冷凍したすももの保存期間は、1ヶ月です。
すももの冷凍保存の際の栄養素は?
冷凍したすももの栄養素は、解凍する際に、水溶性のビタミンが流れやすくなります。
すももの皮や、皮の近くには、ポリフェノールがたくさん含まれているので、冷凍する際は皮ごと凍らせるのがおすすめです。
すももを冷凍したあとの解凍方法
冷凍したすももは、解凍せずに調理に使いましょう。
ビタミンやミネラル、ポリフェノールを効率よく摂取できます。
すももを干す保存方法
すももは、干して保存することで、長く楽しむことができます。
食感は変わりますが、酸味が抜けて、甘みが強くなります。
すももの干す保存法
①天日干しの場合
- Step1カットするすももを薄いくし切りにカットする
- Step2並べるザルに、1枚1枚重ならないように並べる
- Step3天日干し湿度の低い、晴天の日に2~5日天日干しをする
- Step4保存する完全に乾燥したら、保存袋に入れて冷凍保存する
すももは香りが強いので、虫が寄ってきやすくなります。ネットを使うなど、虫対策を取りましょう。
①オーブンの場合
- Step1カットするすももを半分にカットする
- Step2並べる天板に、皮面を下にして並べる
- Step3加熱するオーブンで120℃90分で乾燥させる
- Step4保存する完全に乾燥したら、保存袋に入れて冷凍保存する
ご自宅のオーブンによって、乾燥具合が変わるので、試してみてください。
すももの干す保存の際の保存期間
干したすももの保存期間は、冷凍保存した場合1ヶ月です。
冷蔵保存の場合は、2~3週間程度です。
すももを干した後の戻し方
干したすももは、水で戻りますが、そのまま食べることもできます。
すももを干す保存の際の栄養素は?
干したすももは、ビタミンは減少しますが、食物繊維は増えます。
水分が抜けるので、甘みが凝縮され、酸味が苦手な人にも食べやすい味になります。
すもものカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
カットしたすももは、なるべく断面を乾燥させないことが大切です。
断面から傷んでくるので、早めに食べきりましょう。
すももの保存方法 使いかけ
使いかけのすももは、断面をラップで密閉し、空気に触れないように冷蔵室で保存しましょう。
さらに、密閉できる保存袋に入れておくのもおすすめです。
3日以上食べる予定がない場合は、冷凍保存しましょう。
すももをカットしたときの保存期間
カットしたすももの保存期間は、1~2日程度です。
すももの長持ちさせる保存方法
すももを長持ちさせる方法をご紹介します。
すももの芯(種)のくりぬき方
すももの種の取り方をご紹介します。
- すももの縦線に沿って包丁を入れる
- 種まで包丁が入ったら、種に沿ってぐるりと一周切る
- すももの両側を回し、半分に割る
- 種を包丁で切り取る
すももの洗い方(下処理)
- すももの白い粉(ブルーム)を洗い流す
- 食べやすい大きさに、すももをカットする
- 最後に、包丁で削ぐように皮をむく
すももの見分け方と選び方
追熟させる用のすももの見分け方をご紹介します。
完熟しているすももは、香りと赤みが強く、つかむと柔らかいですが、傷んでいる場合との見分け方が難しいので、注意しましょう。
腐っている場合の見分け方
腐り具合は以下に当てはまると危険です。
- 実が柔らかい
- 皮が茶色く変色している
- 表面に傷あり、形がいびつ
新鮮な選び方
新鮮な選び方は、以下の通りです。
- 実にハリと重みがある
- 皮が薄い赤色
- 白い粉(ブルーム)がついている
すももの旬
すももの旬は6~8月です。
品種によっては10月まで出荷されます。
すももの食べ頃
すももは追熟させて、表面に少ししわが出てくるくらいになったら食べ頃です。
追熟させすぎたり、温度が高すぎたりすると、熟す前に傷んでしますので、気をつけてください。
すももについて
すももは、日本各地で生産されている夏の果物です。
昔の日本人は酸味の強いすももが苦手な人が多く、明治に入ってから量産されるようになったそうです。
すももは、プルーンと同じものですが、日本国内では、丸い日本すももや中国産のすももを「すもも」としています。
「プルーン」は、西洋すもものことで、少し長穂沿い形が特徴的です。
すももには多くの品種があり、皮をむいた実がオレンジ色や赤色の者や、皮が赤いものや紫なものと様々な品種があります。
日本で購入できるすももは数種類あるので、食べ比べをするのも楽しいですね。
プルーンの保存方法|冷凍・冷蔵・期間と保存食レシピ!干すと長持ち
すももの保存食と人気簡単レシピの作り方
すももの保存食と人気の簡単レシピをご紹介します。
すももの保存食の種類
- シロップ
- コンポート
- 酢漬け
すもものシロップ漬けレシピの簡単作り方と保存期間
- すもものヘタを取る
- すももを爪楊枝で刺して、シロップを染み込みやすくする
- 消毒した保存容器と、すもも1kgに対して800g程度氷砂糖を用意する
- すももと氷砂糖が交互になるように、保存容器に入れる
- 常温に置き、1日に何度か上下を返すように混ぜる
- 氷砂糖が溶けて、3~4日くらいしたら、冷蔵保存する
氷砂糖が溶けてから3~4日で、すももをシロップから分けて冷凍保存することもできます。
冷凍保存する場合は、種は取ってカットしておくと、調理に使いやすいです。
すももの保存食レシピの簡単作り方と保存期間
冷蔵庫で1週間保存できます。冷凍保存もできます。
すももの酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で3週間保存できます。2週間ですももを取り出しておくと長持ちします。
離乳食の保存
すももは離乳食後期から与えるようにしましょう。
よく熟れた甘く柔らかい実を選んで、実をしっかりつぶしておくと、食べやすくなります。
すももは甘酸っぱい味が夏にぴったりですが、抗酸化作用の高いポリフェノールを多く含んでいたり、栄養面でも注目の果物です。
保存食レシピでもシロップ漬けや酢漬けのすももは、夏の疲れを癒してくれます。
さらに、追熟させてから食べるので、店頭で購入してからの長く保存できるところは魅力ですね。
期間限定のすももを活用して、夏を元気に乗り切りましょう。
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