生姜のような見た目の菊芋ですが、栄養や効能も高く人気の野菜です。
しかし、菊芋の食べ方には注意点があります。
今回は菊芋の食べ方の注意点や保存食レシピ、効能についても詳しく解説していきます。
生で食べられるのか、皮はどうしたらよいのかなどなど、分からないことが多い野菜ですので、皮ごとの効能もお伝えします。
菊芋を食べて腸環境を整え、健康な体を作っていきましょう。
Contents
菊芋の食べ方の注意点
菊芋にはイヌリンという食物繊維が豊富に含まれています。イヌリンは水溶性の食物繊維で血糖値の急上昇を抑える効果があり、糖尿病の方にもおすすめしたい芋類です。
また、中性脂肪やコレステロールを下げる効果も期待されています。
菊芋にはイヌリンが100g中に約11g含まれています。
食物繊維をとりすぎることで健康障害を起こすことはないですが、イヌリンの一日の目標摂取量は10~20gと言われています。
これ以上の摂取を毎日行っていると、腸の不快感や膨満感、腹痛、下痢などの症状が起こる可能性があるので、食べすぎには注意しましょう。
また、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維はバランスよく摂取することが望ましいとされているので不溶性の食物繊維が多く含まれる豆類、穀類、キノコ類なども一緒に摂取するようにしましょう。
菊芋は皮ごと食べる?
菊芋は皮ごと食べることができます。こぶの部分など土が落としきれないところは包丁で切り落としてください。
皮が気になるという場合はしょうがの皮をむくときと同じように包丁の背やスプーンでこそぎ落とすと簡単に皮をむくことができます。
菊芋は生で食べれる?
生で食べることもできます。
生で食べるとシャキシャキとした触感を楽しむことができます。
菊芋の食べ方はさまざまで、生のままスライスし、細切りにして和え物にしても良いですし、短冊に切って炒めたり、一口大に切って煮物にもできます。
フライドポテトのように切って揚げたら、ほくほくの菊芋が楽しめます。
菊芋の栄養と効能
ここでは皮ごと食べたときの効能と、皮を向いた時の効能を書いてください。
菊芋は芋類でありながらでんぷんが少なく、低カロリーなのでダイエットにもおすすめです。
腹持ちも良いですし、食物繊維を多く含んでいるので、便秘の解消や中性脂肪を低下させるなどの効能があります。
皮ごと食べた時の効能
野菜類は皮に栄養が含まれていることが多いです。
なので、なるべく皮は落とさないで皮をつけたままきれいに洗って食べましょう。
菊芋は皮に食物繊維とポリフェノールが豊富に含まれており、ポリフェノールに含まれる抗酸化作用のおかげで身体の中の細胞を若々しく保つことができます。
皮をむいた時の効能
菊芋にはイヌリンという食物繊維も多く含まれていますが、セレンを多く含んでいる野菜でもあります。
セレンは人に必要不可欠な超微量元素になります。細胞の酸化を防止する抗酸化作用を持っており、他にもがんや動脈硬化の予防にも効果があると期待されています。
菊芋は加熱したら栄養は?
加熱してもポリフェノールや食物繊維が減少することはありません。
しかし、変色防止に水に長時間さらしておくなどすると、ポリフェノールが酸化していき酸化生成物の割合が増え、菊芋の抗酸化作用が弱まっていくことがあります。
他にも微量ではありますがビタミンCなどの水溶性ビタミン類やうまみ成分が水に流れていくため長時間水にさらすことはせず、さらすとしても10分程度でひきあげましょう。
菊芋の保存食
では、菊芋の保存食をご紹介します。
工程に少し手間はかかりますが、味噌漬けにしておくことで半年間ほどは保存することが可能です。
たくさんあって困っているなどであればおすすめの保存方法です。
簡単な菊芋大量消費レシピです。1週間は保存することができます。
これはおすすめ!シャキシャキともちもちの触感がクセになりそうです。
出来上がったチヂミは切り分けて冷凍しておけばお弁当のおかずにも活用できます。
冷凍で1か月は保存できます。
菊芋と食べ合わせのよい食材
菊芋は食物繊維やカリウムは豊富に含まれているのですが、ビタミン類はあまり多く含まれていません。
なので、ビタミン類などの菊芋に不足している栄養素を豊富に持つ食材を組み合わせて献立を組んでみましょう。
ごま油
βーカロテンが豊富な人参とビタミンEが豊富です。
豚肉
ビタミンB₁が豊富な豚肉とを組み合わせてきんぴら炒めや豚汁などにアレンジしてみても良いでしょう。
ほうれん草や水菜
菊芋はさっぱりしていて、生でも食べられるのでビタミンCが豊富なほうれん草や水菜と一緒にドレッシングと絡めてサラダにしても良いです。
醤油をまわしかけてお浸しにしても美味しいです。
菊芋食べ方まとめ
あまりなじみのない野菜ではありますが、生でも食べられるとは驚きました。そして芋類であるにもかかわらず、でんぷん含有量も少なくカロリーも低いのでダイエットにも最適な野菜である
と言えます。しかし、食べすぎは過剰摂取になることもあるので1日に食べる量は100g程度に抑えましょう。
最近の現代人は食物繊維の摂取不足が問題となっているので、菊芋を食べて食物繊維の摂取不足解消にご活用ください。
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