レタスの選び方のコツは軽いほう?重いがダメな理由を解説

レタスはサラダの材料として真っ先に思い浮かぶ野菜ですが、お店でたくさん並んでいるものから選ぶときに悩んでしまいます。

そこで今回はレタスの選び方を詳しくご紹介します。

見た目で判断するのはもちろんですが、選び方のコツは重さに注目することです。

実は重いものより軽いものの方が美味しいのですが、その理由も解説しています。

また、半分に切って売っているレタスは断面の切り口に注目するとわかりやすいですよ。

どんな栄養があるのか、新鮮さを長持ちする保存方法も一緒にご紹介します。

この記事を読んで、新鮮で美味しいレタスを選んで、毎日の料理に活用してみてください。

レタスの選び方!

レタスは鮮度が命です。

レタスは夜中に光合成で糖を蓄え、日光を浴びると萎びてしまうので、農家さんは新鮮なレタスを届けるために夜中の2時から収穫し、おいしい「朝採りレタス」として販売しています。

新鮮なレタスの選び方を6つの項目に分けてご紹介していくので、より新鮮なものを選んで、パリッとしたおいしいレタスを味わいましょう。

見た目

一般的な丸い形のレタスは

  •  外葉が若緑色(淡い緑色)
  •  ふんわりと葉がまかれており、空気がレタスの中を通っていくよう

な見た目の物がやわらかくおいしいです。

しっかり巻かれているものは育ちすぎていて葉が白っぽく固くなっている可能性があるため避けましょう。

リーフレタスの場合は葉先が細かく縮れているもの、サニーレタスの場合は葉がしおれておらず張りがあるものが新鮮です。

葉が鮮やかな若緑色(淡い緑色)のものを選びましょう。

緑色の葉を食べて苦かった経験をした方もいらっしゃると思いますが、レタスは緑色が濃いものほど味が苦くなります。

重さ

持った時に見た目よりも軽いと感じるものを選びましょう。

葉が密になっていて重いものは育ちすぎて葉の巻きが強く、固くなり苦みが出てしまっている可能性があります。

みずみずしさ

葉の部分がみずみずしく光沢のあるものの方が新鮮です。

レタスに含まれる水分が多いものほどパリッとしたおいしい歯ごたえを味わうことができます。

水分が抜けてしおれているものは避けましょう。

芯を上にして軽く押しただけで芯が外れるほど葉に張りと弾力があるものが新鮮です(店頭では試さないでください)。

サニーレタスやリーフレタスなどは葉先の色が色鮮やかな濃い色でみずみずしいものを選びましょう。

葉の巻き方

ふんわりとゆるく巻いてある方が、葉が柔らかく栄養価も高いです。

8割ほど巻いてあるものが最もおいしく、完全に巻いてあるものは収穫時期を過ぎて育ちすぎてしまったもので、苦みや固さがあります。

切り口(色など)

レタスの鮮度を目で判断する場合に最も注目すべきところは芯の切り口です。

  •  芯の切り口が10円玉と同じくらいのサイズ
  •  色が白か薄い緑色のもの
  •  白い汁や水が出ているもの

芯が大きすぎるものは成長しすぎているため葉が固く苦みが強い傾向があります。

芯の切り口から白い汁が出ていたら収穫してすぐの証拠です。

スポンサードリンク

レタスの選び方のコツは重さ?軽い重いどっち?

レタスの選び方で最もわかりやすいのは、持った時の重さを確かめる方法です。

見た目よりも持った感じが軽いものの方が、育ちすぎていないため葉が柔らかく、栄養価も高い傾向があります。

重いものはふんわりとした巻きかたを通り越して育ちすぎてしまって葉が白っぽくなり、固さと苦みが増しているため避けましょう。

カブやキャベツ、白菜などは重たいものの方がおいしいものなので、逆ですね。

レタスが半分にカットされているときの選び方

レタスは半分にカットされると傷みやすくなるので、丸ごと買うのがおすすめですが、カットされたものを選ぶ場合は、

  •  芯の低いもの
  •  葉と葉の間が空いているもの

を選びましょう。

芯の高いものは成長しすぎて葉が固く苦みが強くなっている可能性があります。

また、葉と葉の間が空いているものは巻きがふんわりとして柔らかく、おいしいです。

レタスについて

レタスはラテン語が起源なのですが、ラテン語で「ミルク」という意味があるくらい収穫したての新鮮なレタスの切り口からは白い汁が出てきます。

白い汁の正体は毒ではなくポリフェノールと呼ばれるもので、レタスが切り口から外敵が入ってこないように分泌する物質で体にいいものです。

日光に当たると酸化して赤色になるため、農家の皆さんは太陽が昇る前に収穫しています。

時間がたつほどポリフェノールの酸化が進むため、芯の色が赤い物は鮮度が落ちていると判断することができます。

手でちぎる方が包丁で切るよりも細胞を傷つけにくくなり、ポリフェノールが出て来て赤くなるのを防ぐことができます。

レタスの栄養

レタスは100gあたりのカロリーは12kcalと非常にヘルシーな野菜でカリウムを多く含みます。

リーフレタスやサラダ菜などの葉っぱ状のレタスは普通のレタスよりβ-カロテンが豊富に含まれています。

β-カロテン 植物に含まれる色素成分で、体内ではビタミンAとして作用し、抗酸化作用があり、ガン予防に有効があるとされる。
カリウム 余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧を安定させたり、筋肉のけいれんを防ぐ。
MEMO

栄養を保つ洗い方

葉を根元から一枚ずつ剥いて洗い、それから手でちぎりましょう。

先にちぎってから洗うと断面からカリウムが水に溶けて出て行ってしまう上に、水切りが大変になるので一枚ずつ洗いましょう。

レタスの旬

レタスは一年中店頭で見かけますが、本来の旬は春と秋ですが、生産地ごとに旬の時期がずれています。

生産地 生産量 収穫時期
長野県 第1位 5~10月
茨木県 第2位 9~5月 春と秋
長崎県 第4位 11~3月

時期をずらして出荷されるため、日本全国いつでも美味しいレタスが手に入れることができるようになっています。

ちなみに、自分の住んでいる土地の近くで収穫されたものが最も水分が多い新鮮なうちに手に入れることができるため、北海道に住んでいる人は北海道産の旬の時期(6~9月)九州に住んでいる人は九州産の旬の時期(11~3月)のものが最も美味しく食べられます。

お近くのレタスの生産地の収穫状況を注意してみてください。

レタスの保存方法

詳しくは野菜のおうち。のこちらの記事を参考にしてください。

レタスの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!小麦粉や片栗粉で長持ち

レタスの選び方まとめ

レタスは持った時に軽いものが新鮮でやわらかく、おいしいことがわかりました。

近所のレタスの収穫の時期と、ご紹介した見分け方を駆使してパリパリした美味しいレタスを手に入れて料理を楽しんでください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です