レタスとサニーレタスの違いは?栄養や調理法で区別!

サラダの定番選手であるレタスには、大まかに言っていわゆるレタスと呼ばれるものと、サニーレタスと呼ばれるものがあります。

レタスとサニーレタスは結局のところどう違うのか、気になりますよね。

淡い色で球になるレタスと、濃い葉色でふんわり重なるサニーレタス、見た目も違いますが、栄養や調理法でも使い分けた方が効率よく栄養が摂取できることがあります。

今回は、レタスとサニーレタスのそれぞれの特徴や違いについて解説をしていきます。

レタスとサニーレタスの違いをきちんと把握して、上手に使いこなすことで、料理の腕もワンランクアップしますよ。

レタスとサニーレタスの違いは?

レタスとサニーレタス、どちらも生でおいしく食べることのできるサラダに向く葉物野菜です。

同じような食べ方ができる野菜なのですが、それぞれの特徴に注目すると、レタスとサニーレタスは、実は細かいところでは異なっていて、それぞれに魅力がある野菜であることが分かります。

レタス

レタスは、葉が丸くまとまり、結球するという特徴があります。

ボールのように丸まって葉が重なり、冷蔵庫などに入れるときには収まりがいいですよね。

色は淡いグリーンから黄緑色の物が多く、淡色野菜に分類されます。

サニーレタス

サニーレタスは、ちぢれた葉がふんわりと重なり、結球はしません。

ボリュームのある見た目でかさばりすが、一枚ずつはがすのは楽です。

色は、赤みを帯びたものや、鮮やかな緑色のものなど、色相に幅がありますが、緑黄色野菜に分類されます。

レタスとサニーレタスの違い!栄養

レタスは淡色野菜、サニーレタスは緑黄色野菜になるのですが、可食部100gで比べた場合、カロリーはレタス11kcal、サニーレタス15kcalと大きな差はありません。

どちらのレタスも水分が95%ほどある、みずみずしいヘルシーな野菜です。

しかし、栄養面で比べると、緑黄色野菜であるサニーレタスは、様々な栄養素がレタスよりも豊富に含まれています。

レタスとサニーレタス 可食部100gの栄養比較

kca 水分 蛋白質 炭水化物 カリウム βカロテン 葉酸 ビタミンC
レタス 11 95.9% 0.6g 2.8g 200mg 240mg 73mg 5mg
サニーレタス 15 94.1% 1.2g 3.2g 410mg 2000mg 120mg 17mg

サニーレタスは、ほぼどの栄養成分に注目しても、レタスを上回っています。

特に突出しているのがβカロテンで、サニーレタスにはレタスの8倍以上ものβカロテンが含まれています。

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レタスとサニーレタスの違い!調理法

レタスとサニーレタス、どんな調理法がむくのかという点でも、それぞれ異なった特徴があります。

レタス、サニーレタスとも、ビタミン類が含まれる野菜です。

特にサニーレタスに豊富なβカロテンは油脂とともに摂取すると効率よく体内に吸収されるので、オイルを使ったドレッシングでレタスやサニーレタスを食べるのは、βカロテンの摂取という点では理にかなっています。

一方、ビタミン類でも代表的なビタミンCは水に溶けやすいので、水にさらすのは短時間にとどめます。

  • βカロテンをとるには…油脂が含まれるドレッシングなどがよい。
  • ビタミンCをとるには…水に溶け、熱に弱いため、水にさらす時間を短時間にとどめる。加熱する場合は、汁ごと摂取するスープなどに入れると〇。

栄養面を考慮する以外にも、食感の違いなど、レタスとサニーレタスに合う調理法は少しずつ違います。

結球しているレタスは、コンパクトでかさばらない点は、保存の時に助かりますが、しっかり巻いた葉を一枚ずつはがすのがやや面倒です。

その点、サニーレタスは葉が重なっているだけなので、一枚ずつはがしやすいところは便利です。

ふんわりと柔らかいサニーレタスに対して、レタスの葉は、適度な歯ごたえがあるのが大きな特徴です。

組織がしっかりしているので、加熱しても適度な歯ごたえが残ります。

レタスチャーハンやさっと炒めたレタス炒めなど、レタスならでは独特の食感はたまりません。

サニーレタスも加熱調理ができますが、柔らかいので歯ごたえはあまり残りません。

しかし、サニーレタスにはしなやかな柔らかさがあるので、焼き肉などを巻くのにはむいています。

レタスとサニーレタスの調理法についてを表にまとめてみました。

歯ごたえ 加熱への適性 葉の持つ特徴
レタス パリッとした歯ごたえが適度にある。 さっと加熱したものは歯ごたえが適度に残り、おいしい。 パリパリとした硬さが魅力。
サニーレタス ふんわりと柔らかい。 歯ごたえはあまり残らない ふんわりとしなやかで、焼き肉などを巻くのにもむく。

レタスとサニーレタスの違い!

種類 栄養 食感 調理法
レタス 淡色野菜 カリウムやビタミンCを多く含む。 結球してコンパクト。 薄い緑から黄緑色。 パリパリとした歯ごたえが特徴。 生食の他、加熱してもシャキッとした食感を楽しめる。
サニーレタス 緑黄色野菜 全ての栄養素でレタスを上回り、特にβカロテンが豊富。 非結球でかさばる。 赤みのっかったもの、鮮やかな緑色のものなど色相豊か。 ふんわりと柔らかい。 生の状態でしなやかなので焼き肉などを巻くのもよい。

レタスとサニーレタスの違いまとめ

・レタス
淡色野菜で、パリッとした歯ごたえが魅力であり、加熱しても独特の歯ごたえが楽しめるので、調理方法の幅が広い野菜です。

ビタミンCの流失を防ぐため、水にさらすときは短時間、スープの実などにしたときは、汁ごと摂取しましょう。

・サニーレタス
緑黄色野菜で、普通のレタスに比べて栄養価は高くなります。

柔らかくしなやかな食感が特徴で、色相にも幅があるので、見た目のよい一品を仕上げることができます。

サニーレタスに特に豊富なβカロテンを摂取するには、油脂を使用したドレッシングを使います。

レタスもサニーレタスも、主に生で食べる葉物野菜ですが、実はいろいろ異なった特徴を持っています。

それぞれの特徴を抑えて、料理に活かすことができると最高です。

色味や食感が異なるレタスとサニーレタスの両方を取り交ぜてサラダを作ると、様々な色味が重なって立体感が生まれ、食感の違いも楽しめてワンランク上のサラダに仕上がります。

ぜひ試してみてくださいね。

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