春菊は切って鍋に入れたり、茹でてお浸しや和え物にしたりと様々な使い方があります。
沢山切った後や茹でた後にすぐに使わなかった場合の賞味期限はもちろん、冷蔵や冷凍の場合どのように保存すれば日持ちするのかについてもご紹介していきます。
用途や好みに合わせて使い分けてください。
また、春菊を調理した後の賞味期限と長持ちさせる方法も載せています。
春菊の賞味期限と美味しく長持ちさせる方法を知って、無駄なく使い切りましょう。
春菊の賞味期限は?
賞味期限 | 保存方法 | |
常温 | 1~2日 | バケツなどに水を入れ、根元を水に浸けて立てて保管する(冬のみ)。 |
冷蔵 | 1週間 | 水に5分程度根元を浸した(水揚げ)後、湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、全体をポリ袋で覆い、立てて保管する。 |
冷凍 | 1か月 | 洗ってから水分をしっかりとふき取り、保存袋に入れる。 |
以前、春菊をそのまま冷蔵庫に入れてしまい、あっという間にしおれてしまったことがあります。
- 水揚げとは切り花によく用いられる方法で水を吸い上げやすくする効果があり、キク科の春菊にとって、とても適した乾燥対策です。
- 冷蔵庫に入れる場合は、牛乳パックや、ペットボトルを半分に切ったものに水を1~2㎝ほど入れると立てやすくなります。
- 春菊は柔らかく水分が抜けやすいため、旬の10~2月以外の常温での保存や温かい室内での保存は腐りやすくおすすめしません。
- 冷凍で保存する場合、生のまま手軽にできるメリットがありますが、黒っぽく変色しやすくなったり、えぐみが強くなる、食感が柔らかくなりすぎるなどのデメリットがあります。
好みの方法を選択してください。
また、一度茹でて3日程度干して乾燥させてから保存する方法もあります。
手間がかかりますが、栄養や味や香りが凝縮されて美味しくなり、手軽にスープ等に使えます。1か月日持ちするのも魅力です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
春菊の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!生で栄養もアップ賞味期限を迎えてしまい、もしかして腐っているのかも?と思われた方はのこちらの記事を参考にしてください。
春菊が腐るとどうなる?見た目は黄色く変色ししなっとなる?春菊を切った後の賞味期限は?
賞味期限 | 保存方法 | |
冷蔵 | 2~3日 | 水で洗い、ペーパータオルでしっかりと水気を切りジッパー付き保存袋に入れ冷蔵室に入れる。 |
冷凍 | 1か月 | 水で洗い、ペーパータオルでしっかりと水気を切り、ラップでぴったりと包み、ジッパー付き保存袋に入れ冷凍庫に入れる。 |
もともと水分が抜けやすく傷みやすい春菊を切ってしまうと余計乾燥しやすくなります。
切った後の常温での保存は避け、冷蔵や冷凍で保存しましょう。
一般的な野菜は野菜室で保管しますが、カットした春菊は傷みやすいため、野菜室ではなくより低温の冷蔵室へ入れます。
空気に触れたところから水分が抜けて乾燥し、傷みやすくなってしまうため空気を抜いて保存袋に入れます。
冷凍の場合はラップでぴったりと包むと空気に触れずに保存できます。
ただし、茹でてから冷凍する場合に比べて苦みが強くなります。
春菊を茹でた後の賞味期限は?
賞味期限 | 保存方法 | |
冷蔵 | 2日程度 | 好みの柔らかさに茹でて水で冷やし、水気をしっかり絞り、食べやすい大きさにカットしてもう一度絞る。保存容器に入れ冷蔵室に入れる。 |
冷凍 | 1か月 | さっと茹でて水で冷やし、水気をしっかり絞り、食べやすい大きさにカットしてもう一度絞る。小分けにしてぴったりとラップに包み、更に保存袋に入れて冷凍庫に入れる。 |
春菊を茹でてから冷蔵保存すると、茹でることで水分が含まれ、3日ほどでべたっとしてしまい、ビタミン等の栄養も減少してしまいます。
水気をしっかり絞ることでより長持ちします。
また、使用する保存容器はしっかりと乾燥させ、除菌した清潔なものを使いましょう。
茹でて冷凍保存する方法が、味や食感、香りを保てるため最もおすすめです。
冷凍する場合は解凍後の調理で加熱される分を考慮して、固めに茹でましょう。
使うときは、鍋やスープに利用する場合は凍ったまま使い、お浸しや和え物に利用する場合は冷蔵庫に移して解凍するか、電子レンジを使ってください。
春菊が苦いのは、ポリフェノール(ルテオリン・クロロゲン酸等)が多く含まれているからです。
抗酸化作用があり活性酸素を除去してくれる体に良い物質ですが、苦みや、春菊が黒く変色してしまう原因です。
さっと茹でて加熱すると、ポリフェノールが水に溶け出し、苦みが抑えられるとともに酵素の働きが抑えられ、黒く変色してしまうことも防ぐことができます。
また、ブランチングをすると細胞の柔軟性が増し、冷凍したときに水分が膨張して細胞膜が壊れることを防ぎ、 解凍したときに軟らかくなりすぎることを防ぎます。
春菊を調理した後の賞味期限は?
- 冷蔵:3~4日
- 冷凍:1か月
お浸し・胡麻和え・ナムルなどの常備菜に調理済みの場合、冷蔵では3~4日が賞味期限です。
長く保存したい場合は殺菌・抗菌作用のある食材(梅干し・酢・わさび・からし)を使用したり、冷凍保存がおすすめです。
食中毒予防を徹底することで、安全に食べられ、腐りにくくなり長持ちします。
- 加熱して殺菌する:厚生労働省では中心部の温度が75度以上で1分以上加熱で食中毒菌を殺す目安としています。(ノロウイルスは85度で90秒以上)
- 保存容器は清潔に:水分が残っていると雑菌が増えます。水分をキッチンペーパーや清潔なふきんで良くふき取り、アルコールや熱湯で消毒しましょう。
- 冷ましてから冷蔵庫へ:熱いまま冷蔵庫に入れると他の食材を傷めてしまいます。
- 冷蔵庫のチルド室に保管:冷蔵庫のチルド室は低温なので細菌の繁殖や冷蔵庫の開閉による温度変化も防げます。
ただし、見えにくく入れたものを忘れやすいので注意が必要です。
冷凍するときは空気を抜く
冷凍するときは1食分ずつ小分けにして冷凍保存袋に薄く伸ばした状態で入れて空気を抜き、急速冷凍します。
空気を抜くことで酸化による劣化や結露を防ぐことができます。
春菊の賞味期限まとめ
春菊の切った後、茹でた後の賞味期限についてご紹介しました。
春菊は傷みやすいので、茹でた後の冷凍保存が長持ちして味も落ちないためおすすめです。
調理した後の賞味期限については、一度にたくさん作り置きしておいて後日活用する場合にも役に立つと思いますので、参考にしてください。
春菊を傷ませることなく新鮮な状態を長持ちさせて、美味しく食べてくださいね。
よく読まれています
コメントを残す