春菊が腐るとどうなる?見た目は黄色く変色ししなっとなる?

春菊は独特の香りが魅力の葉物野菜です。

保存期間が短い野菜でもあり、新鮮な春菊を手に入れたつもりでも、うっかりしているうちにしなしなしてきたり、黄色く変色してしまったり、見た目が変わってきてしまうことがありますね。

春菊が腐るとどうなるのか、見た目や様子で判断するポイントや、保存のコツ、腐る原因などについて解説します。

古くなりかけているけれど、この程度ならまだ大丈夫、食べられますよ、という目安も解説しますので、参考にしてください。

春菊使い切りのためのレシピもご紹介します。

春菊の状態をよく観察して、食べられる、食べられないの見極めをして、食材を無駄にしない、食の安全をまもる、ということを両立させてくださいね。

春菊が腐るとどうなる?

春菊は、柔らかい葉を持つ葉物野菜です。

水分が失われるとしなしなして張りがなくなり、枯れこんできたりします。

また、葉に水分がついたり、プラスチック包材の中で蒸れたりすると、そこから腐敗したりかびたりしていたんでしいまうこともあります。

黄色くしなびている、黒ずんで組織が溶け出している、灰色っぽくひからびいている春菊はいたんでいます。

臭い

酸っぱいような異臭がする、ほこりっぽくかび臭い春菊は食べられません。

見た目

しなしなになって、黄色っぽくなったり、葉の先が枯れてかさかさしたりしているもの、色が変わって全体的に張りのない春菊はいたんでいます。

春菊が腐ってる?まだ食べれる見分け方

春菊がいたんできたかも、と思ったら、状態をよく観察してください。

まだ食べられる状態は、

  • 葉の先が部分的に変色していて、大部分は鮮やかな緑色。
  • しんなりしてきているが、水につけたら水分を吸ってしゃきっとした。

このような場合は、まだ食べられます。

部分的に変色しているだけであれば、その部分を取り除いて食べてください。

しなしなになっていても、諦めずに水に漬けてみて下さい。ボールに水をはり、春菊全体をひたします。

春菊が水分を吸って、葉に張りが戻れば大丈夫です。

しかし、水分を吸わせてしなしなから復活した春菊を再び保存するのはおすすめしません。

張りが戻ったら、食べきってしまいましょう。

水につけた春菊は、水気をよく切らないと料理が水っぽくなってしまいます。

春菊の張りが戻ったら、ざるなどにあげてからペーパーで水分を取る、サラダスピナーで水気を飛ばすなどして、よく水気をきってくださいね。

諦めた方がいい状態は、

  • 大部分が変色したり、枯れこんでいる。
  • 水につけてもシャッキリしてこなくて、張りが戻らない。
  • 葉の組織が溶け出してぬるぬるしている。
  • カビが生えている。
  • 異臭がする。

このような場合は残念ながら春菊を食べるのは諦めましょう。

枯れこんでいたり、水につけても張りが戻らないほどしおれている場合は、食べてもおいしくありません。

ぬるぬるしていたり、カビが生えていたり、異臭がする場合は、食中毒の恐れもありますので、食べてはいけません。

春菊が腐る原因は3つ!

春菊は柔らかく、あまり日持ちのしない野菜です。

水分が失われてくると、すぐしなしなになってしまいますが、葉に水分がついたまま蒸れてしまうとそれもまた腐敗の原因になります。

乾燥

春菊は葉物野菜です。

常温でそのまましておくと葉の表面からどんどん水分が失われ、萎れてしまいます。

春菊を買ってきたら、コップなどに水を入れ、茎から水を吸わせてから保温すると良いです。

蒸れ

乾燥に弱い春菊ですが、蒸れてしまうのもよくありません。

スーパなどでは薄いプラスチックの袋や包材につつまれて売られていますが、買ってきてからそのままだと包材の中で蒸れて、その水分がカビや腐敗を呼ぶ原因となってしまうことがあります。

プラスチックの包材からは出して、キッチンペーパーなどで包み直して、ポリ袋にいれる、専用の野菜保存袋に入れるなどして保存するとよいです。

劣化

春菊にかぎらず、植物として、野菜は生きています。植物は葉にある細胞で呼吸をしたり、光合成をしたりしています。

収穫されても春菊はこのような成長のための生命活動を続けているのですが、野菜としてみるとこのような生命活動は劣化につながってしまいます。

茎や葉がが硬くなったり、筋っぽくなったりして、風味や食感が変化してしまうのです。

春菊を常温で置いたり、明るいところで保存すると、植物の性として成長のための活動をさかんにしてしまい、劣化につながってしまいます。

春菊を買ってきたら、冷蔵庫の野菜室で光を遮り、低温で保存して、早めに使い切るようにしましょう。

また、野菜専用の保存袋には、植物の成長のための活動を抑制し、野菜が長持ちするような機能がありますので、野菜専用の保存袋を使うことも一つの手段です。

春菊の保存方法

春菊は、水分が失われてしなしなしやすい野菜です。

乾燥を防いで冷蔵保存が基本です。

買って来たら茎を水につけて吸わせたり、野菜保存袋を活用するなどひと工夫でよい状態をできるだけ保ったまま保存することができます。

また、春菊は下処理をして冷凍したり、干して保存することもできる野菜です。

詳しくは以下の記事もご覧くださいね。
春菊の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!生で栄養もアップ

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春菊が腐る前に使い切るレシピ

【春菊とりんごのサラダ】の材料

春菊 1束
りんご 半分
オリーブオイル 大さじ1
お酢 大さじ1
クレイジーソルト 適量

作り方

  • 手順1
    春菊は水につけてしゃきっとさせる。そのあと、ペーパーで水気をふき取る、サラダスピナーで回すなどして、よく水気を切っておく。
  • 手順2
    りんごは皮付きのままいちょう切りにする。
  • 手順3
    オリーブオイル、お酢、クレイジーソルトを混ぜ合わせてドレッシングを作る。
  • 手順4
    ドレッシングのボールにりんごを入れ、よくあえる。ドレッシングでりんごの表面をコーティングすることで、酸化して変色することを防ぐ。
  • 手順5
    春菊を加え、ふんわり混ぜ合わせる。

春菊のナムル

春菊 1束
にんにく 1かけ
ごま油 大さじ1.5
みそ 小さじ1
適量
すりごま 適量

作り方

  • 手順1
    沸いたお湯に春菊を茎からひたし、さっとゆがいて冷水にとり、よく水気を絞る。
  • 手順2
    春菊を食べやすい大きさにカットする。
  • 手順3
    にんにくはすりおろす。
  • 手順4
    おろしにんにんくとごま油と味噌をよく混ぜ合わせる。
  • 手順5
    4のたれで春菊をあえ、塩で味を調節する。
  • 手順6
    盛り付けて、すりごまを振る。

厚揚げと春菊の煮びたし

春菊 1束
厚揚げ 1枚
めんつゆ(2倍希釈) 大さじ4
大さじ3
みりん 小さじ1

作り方

  • 手順1
    沸いたお湯に春菊を茎からひたし、さっとゆがいて冷水にとり、よく水気を絞る。
  • 手順2
    厚揚げにお湯をかけて油抜きをする。春菊をゆがいたお湯を使うと手間も時間も短縮できる。表面の水気をペーパーでふきとり、一口大にカットする。
  • 手順3
    鍋に厚揚げを並べて、表面がこんがりするまで焼く。くっついてしまいそうなときは、分量外の油を少々ひく。
  • 手順4
    水、めんつゆ、みりんを3の鍋に加え、一煮立ちしたら春菊をくわえる。春菊が温まったらすぐ火を止める。

春菊が腐るとどうなる?まとめ

春菊は柔らかい葉と、すがすがしい香りが特徴です。

新鮮なうちに食べる方が、香りも楽しめ、栄養も効率よく摂取できますが、保存期間が短い葉物ゆえに、状態が落ちてしまうこともありますよね。

しなしなになったり、変色したりしてしまっても、その程度が少なければ、まだ食べることができます。明らかに腐敗したり、かびているときは食べるのをやめてください。

春菊は、保存方法を工夫することで、よい状態をキープすることもできます。

また、冷凍保存や干して保存などもよいですね。

春菊は生でモリモリサラダで食べてもおいしく食べられます。火を通せば傘が減るので、もっと食べやすくなりますね。

春菊の状態を正確に見極めて、おいしく上手に使い切ってください。

 

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