菜の花の選び方のコツは?旬の時期やつぼみ・切り口など総まとめ

春の訪れを感じさせ、料理に彩りを添える野菜の一つが菜の花ですね。

菜の花の選び方にはポイントがいくつか挙げられますが、選び方のコツは旬の時期を押さえることにあります。

選び方を知っていると、新鮮でより味わい深い菜の花を楽しむことができると思います。

今回は、菜の花の選び方をつぼみ、茎、葉、みずみずしさ、切り口、色に注目して解説します。

せっかく新鮮な菜の花を選んでも腐らせてはもったいないですよね。

そこで、菜の花の保存方法についても併せて解説します。

菜の花はアブラナ科の黄色い花を咲かせる野菜の総称ですが、それぞれの見分け方のコツもお伝えします。

菜の花の選び方!

菜の花を選ぶ際には、

  • つぼみ(花)
  • みずみずしさ
  • 切り口

といった部分に着目してみましょう。

特に、つぼみ部分をチェックすることが美味しい菜の花選びのポイントです。

つぼみ(花)

つぼみの見るべきポイントはつぼみの開き具合です。

花が咲く前のつぼみの状態のものを選びましょう。

つぼみは密集し、形がそろっているものがおススメです。

花が咲いた菜の花は収穫から時間が経っていて、食感が悪く、苦みを強く感じる可能性が高いです。

黄色い花が咲いていると、料理のアクセントにもなりそうですが、味は花が咲く前の方が良いのですね。

茎の見るべきポイントは、

  • 茎の空洞
  • 茎のハリ
  • 茎の太さ

茎の真ん中に空洞がないものを選びます。

空洞のある菜の花は、古くなりつつあります。

茎はしなびておらず、シャキッとしたハリがあるものが新鮮です。

茎自体は固すぎない方が新しく、しなやかさも備えています。

収穫から時間が経つと茎が曲がってしまうため、まっすぐに伸びているかどうかもチェックしましょう。

茎の太さは、太いほうがいいですが、太すぎても味が落ちていて、細すぎる茎は鮮度が落ちています。

さらに、細すぎるものは栽培時の栄養が不足していた可能性もあります。

葉の見るべきポイントは、

  • 葉の柔らかさ
  • 葉のハリ

葉が柔らかいと、バリバリと固いものより、柔らかいものの方が食感や味が良いです。

葉がシャキッとしていると、食べたときの食感もいいです。

葉がしなびていると、新鮮さが失われつつあります。

みずみずしさ

みずみずしさの見るべきポイントは、

  • 切り口の潤い
  • 葉や茎の状態

菜の花全体を見ます。葉や茎が乾燥しすぎておらず、みずみずしさがあり、見た目からフレッシュな状態の菜の花は新鮮な証拠です。

菜の花の切り口にみずみずしさがあるものほど、収穫から間もない状態です。

切り口が乾燥してしなびているものは、鮮度が落ちています。

切り口

切り口の見るべきポイントは、

  • 切り口の色

切り口をよく見て、茶色に変色していないものを選びましょう。

切り口が白っぽいものも避けた方が良いです。

どちらも鮮度が落ちています。

色の見るべきポイントは、

  • 緑色の程度

濃すぎず適度な緑色である葉や茎の菜の花全体の色をチェックします。

緑色は黒っぽくなく、鮮やかでフレッシュさを感じる程度がベストです。

全体的に黄色っぽくなっているものは、古くなり腐りかけています。

菜の花の選び方のコツは旬!

菜の花選びのポイントがつぼみにあることをお伝えしましたが、旬の時期の菜の花はつぼみがギュッと締まっています。

菜の花は寒い冬の間に栄養を蓄えて、2月頃から3月頃に旬のピークを迎えます。

菜の花は花芽を食べる野菜であり、この旬の時期が美味しい菜の花を見つける絶好のタイミングなのです。

家庭菜園でも楽しむことができるので、秋に種を撒き冬を越えて、春に花芽をつける頃に収穫してみてください。

甘みが凝縮されて、味わい深い菜の花が食べれますよ。

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菜の花が腐ったり傷んだりするとどうなる?

菜の花が腐ったときのサインは、

  • 変色
  • 異臭
  • ヌメリ

です。

菜の花は切り口の変色から傷みが始まり、徐々に茎や葉など全体に広がっていきます。

具体的には

緑色→黄色→茶色

に変わります。

黄色の段階は腐り始めたばかりなので、変色した部分を除いて早めに食べてしまいましょう。

傷みが進んでくると、酸っぱいような異臭がしてきます。

異臭がする菜の花は食あたりの危険性もあるので、食べるのはやめた方が良いかもしれません。

さらに、葉や茎にヌメリが出てきてしまった場合は完全に腐っています。

菜の花の保存方法

菜の花は乾燥が苦手で、時間が経つにつれてしなびてしまいます。

保存している間にも花を咲かせようと成長を続けるため、鮮度が落ちるのも早いです。

保存の最適温度は0~5℃とされており、常温保存には向いていません。

主な保存方法としては、

  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 干す

があります。

適切に保存すれば、菜の花の鮮度をキープできますよ。

菜の花の詳しい保存方法については、こちらを参考にしてみてください。

菜の花の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!干すと栄養は?

菜の花の見分け方は?

菜の花というのは、アブラナ科で黄色い花を咲かせる野菜の総称なのです。

葉野菜は春になると、花を咲かせますが、小松菜や白菜、チンゲン菜などさまざまな菜の花があります。

菜の花の見分け方

菜の花
  • アブラナ科の野菜から茎が伸び、柔らかい穂先を食べる。
  • 葉が茎を囲むように生えていて、丸みを帯びている。
  • 15cmから20cm程度の長さで束ねれて売られることが多い。
  • ほろ苦さや香りが特徴的。
からし菜
  • 菜の花によく似ている。
  • 葉が茎から木の枝のように生えていて、ギザギザしている。
  • カラシのようなピリッとした辛みや香りがある。
かき菜
  • 北関東の伝統野菜で、菜の花の変異種とされる。
  • 若い茎や葉を摘んだものを食べる。
  • 全体的に緑色が濃い。
  • くせが少ない一方で、しっかりとした甘みがある。
のらぼう菜
  • 江戸の伝統野菜で、東京の西部が主な産地。
  • アクの少ない新芽を食べる。
  • 柔らかさが特徴的。
紅菜苔
  • 中国の揚子江中流域が原産。
  • 若い茎とつぼみを食べる。
  • アントシアニンを含み、濃い赤紫色をしている。
  • 香りと甘みが特徴的。
オータムポエム
  • 中国野菜の交配により誕生し、別名はアスパラ菜。
  • 花芽を主に食べる。
  • アスパラガスに似た風味がある。

これらの他にも種類はありますが、味も微妙に異なり、甘みが強いもの、歯応えが良いものなど、食べ比べてみるのもおススメです。

まとめ

菜の花は春の訪れを告げる緑黄色野菜で、甘みとほろ苦さのバランスが良く、栄養も豊富です。

菜の花は、

つぼみ(花)、茎、葉、みずみずしさ、切り口、色に注目してみると、新鮮で美味しいものを選ぶことができます。

ポイントが複数あってすべてをチェックするのは難しいかもしれませんが、特につぼみはしっかり見ましょう。

菜の花は鮮度が落ちやすい野菜でもありますが、適切に保存すれば鮮度を保つことは十分に可能です。

春の時期にしか味わえないので、ポイントを抑えてより美味しい菜の花を見つけてみてくださいね。

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