ほうれん草が腐るとどうなる?見分けや判断基準の一覧まとめ

色鮮やかで料理の名わき役と言えるほうれん草。

お浸しや炒め物など様々な食べ方があり、お弁当のおかずとしても便利でよく使いますよね。

ご家庭の冷蔵庫に必ずあると言っても過言ではないほうれん草ですが、意外と腐りやすいのが難点です。

ほうれん草がどんな状態なら腐っているといえるのか、見分け方について解説していきます。

腐ると色や見た目がどうなるのか、カビの状態といったほうれん草の病気に関してまとめていますので、参考にしてください。

ほうれん草は腐るとどうなる?

まずはほうれん草が腐ってしまうとどうなるのか、見た目や臭いなど、見てわかる変化について見ていきましょう。

ほうれん草の見た目

  1. 葉や茎にハリがない
    一部だけがしおれてしまっているものは腐りかけ。
    葉も茎も全体がしおれているものは腐っている。
  2. 水分が出ている
    特に茎の部分がつぶれたようになって水分が出ているものは腐っている
  3. 変色している
    葉先などが黄色く変色しているものは腐りかけ
  4. 葉がドロッとしている
    葉部分がつぶれて水分が出て、ドロッとしているものは腐っている
  5. 乾燥している
    葉や茎が乾燥していて色が黄緑や薄い黄色などに変色しているものは腐っている

ほうれん草の色

葉先が黄色くなるなど、ほうれん草が腐ると変色することがあります。

茎部分がつぶれたようになって水分が出ると、緑が濃くなったように見えることもあります。

カビが生えた部分は白くなります。

ほうれん草の臭い

腐ったほうれん草は、生臭かったり酸っぱい臭いがします。

ほうれん草のカビ

腐ったほうれん草は白カビが生えることがあります。

茎部分がつぶれて水分が出てているものは腐っていますが、それを放置するとカビが生えます。

茎部分だけでなく、葉部分にもカビは生えます。

ほうれん草の味

腐ったほうれん草は酸っぱいです。

舌がしびれるような苦味を感じる場合もあります。

ほうれん草が腐っているかは見た目や臭いで判断できます。

部分的にしおれているだけのものや、葉先が少し変色しているだけのものは、悪い部分を取り除けば食べられることもあります。

水分が出てしまっているもの、カビが生えているものは腐っているので絶対に食べないようにしてください。

ほうれん草の葉や茎の全体を見て見分けましょう。

ほうれん草が腐って食べられない判断や見分け方

腐ってしまったほうれん草はもちろん食べられません。

以下の点に注意して、ほうれん草が腐っているか判断してください。

  • 葉や茎がつぶれて水分が出ている
  • 葉や茎に白カビが生えている
  • 葉や茎がしおれてハリがない
  • 葉や茎が乾燥している

水分が出てしまっているものやカビが生えたものは絶対に食べないようにしてください。

しおれているものや乾燥しているものも腐りかけているので、食感も味も悪いです。

見た目で水分が出ていないように見えても、ほうれん草を手に持った時にネバッとするような感触があれば腐っています。

ほうれん草の腐りかけの見分け方

完全に腐っているのか、それとも腐りかけの状態なのかは判断が難しいですよね。

ほうれん草の全体を見てみて、状態を確かめましょう。

葉がしおれてハリがない

ハリがない状態が葉だけなら腐りかけです。

茎まで全体がしおれているものは腐っています。

葉が変色している

薄い黄色など、濃い緑が薄い色に変色してるなら腐りかけです。

葉や茎の一部だけがつぶれて水分が出ている

つぶれて水分が出ているのが茎の根元など一部だけなら腐りかけです。

放置するとそこからどんどん腐っていくので、つぶれた部分はすぐ取り除き早めに食べましょう。

ほうれん草全体の状態を見たとき、しおれていたり変色したり、変化がある部分が一部だけなら腐りかけの状態と言えます。

完全に腐っているのではないので、しおれている、もしくは変色している部分を取り除けば食べられる場合が多いです。

味や食感は落ちていますし、腐る一歩手前の状態なので早めに食べるようにしましょう。

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ほうれん草の腐る原因は?

新鮮なほうれん草を買ってきたのになぜすぐ腐るのか、原因を考えてみましょう。

水分不足

ほうれん草は畑で栽培中は根から水分と栄養を吸収していますが、根を切り落として出荷されたものは当然水分も栄養も補給できません。

保存している間に水分不足になりしおれていってしまいます。

保存する温度や湿度が適切でない

買ってきたほうれん草は冷蔵庫で保存することが多いと思います。

保存する温度が低すぎると低温障害で変色してしまったり、湿度が高いと傷みやすくなり、湿度が低いと乾燥の原因になります。

微生物の繁殖

保存中の湿度が高いと傷みやすくなります。

さらに、微生物の活動も活発になってしまい腐敗が進んでしまいます。

適切に保存されていれば腐敗を進める微生物の影響は受けませんが、夏に高い湿度で放置してしまうことで微生物の繁殖を引き起こしてしまうのです。

ほうれん草に限らず、どの野菜でも保存方法が適切でないと腐ってしまいます。

また、冷蔵庫を過信して放置しすぎでも腐ってしまいます。

適切に保存して、腐ってしまう前に美味しくほうれん草を食べましょう。

ほうれん草の保存方法

ほうれん草を長持ちさせるためにも、適切な保存方法を知っておきましょう。

ほうれん草は、冷蔵保存、冷凍保存、乾燥保存が出来ます。

冷蔵保存

野菜室ではなく、冷蔵室で立てて保存しましょう。

野菜室は温度が3~8℃であることが多いですが、ほうれん草の保存には0~5℃の冷蔵室が適しています。

冷凍保存

ほうれん草を使いやすいサイズに切って茹でたものを、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

乾燥保存

ほうれん草を茹でたものを天日で4、5日干すことで乾燥させて保存します。

詳しい保存方法は以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ほうれん草の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!茹で方のコツや根元は栄養豊富

まとめ

ほうれん草は様々な料理に使え、年中出回っている野菜なので必ず冷蔵庫にあるという方も多いでしょう。

葉物野菜は傷みやすく、すぐに腐ってしまうという難点もあります。

ほうれん草がどんな状態になったら腐っているのか、または腐りかなのか、見た目や臭いで判断し、間違っても食べてしまわないように注意しましょう。

今一度、冷蔵庫の中のほうれん草をチェックしてみてください。

腐ったらどうなるのかを知っておくことは大切です。

まだ大丈夫と安易に判断せず、しっかり見極めましょう。

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