今では通年スーパーで手に入るほうれん草。
店頭にたくさん並んでいると、筆者は新鮮なほうれん草を選ぶことが難しく、選び方を知っておけば良かったと思うことがあります。
新鮮なほうれん草の選び方のポイントは色と葉、茎です。
今回は、各ポイントについて詳しく解説していきます。
また、年中流通しているほうれん草ですが、夏と冬によるほうれん草の違いと、選び方についても説明します。
より深くほうれん草を知り、新鮮なほうれん草を取り入れることで体も喜びますよ。
ほうれん草の選び方のポイント
色
葉の表側だけでなく、裏側も見て緑色が濃いものがおすすめです。
また、根元の赤みが強いものも、新鮮なほうれん草である目安になります。
根元の赤みはミネラルの一種であり、骨の発育に必要であるマンガンの色です。
色が濃いほど、甘みも強くなります。
葉
葉先がピンと張っており、みずみずしく、葉肉が厚いものは健康に育った証拠であり、栄養が葉先まで行き届いています。
しおれていたり、しわの多いものは避けましょう。
また、葉が中央の葉脈を軸に左右対称であるもの、根元に近い部分から葉が密集しているものを選ぶようにしましょう。
茎
適度な太さで、しっかりしているものを選びましょう。
茎が細いと、葉も同様に細い上、うま味もありません。
また、育ちすぎて茎が太すぎると葉が硬く、アクも強くなり、ほうれん草の本来のおいしさを味わうことができません。
また、根の切り口が太いものは根が丈夫であり、栄養が全体に行き渡っています。
ほうれん草の保存方法
ほうれん草は常温のほか、冷蔵保存や冷凍保存が可能です。
生のまま保存する場合、ほうれん草は乾燥に弱い野菜のため、キッチンペーパーなどでほうれん草を包み、ビニール袋に入れて保存します。
常温保存は夏は1日、冬は2日、冷蔵保存は約1週間保存が可能です。
また、茹でて保存する方法もあります。
下茹でした後、水気を切ったら適度な大きさにカットします。
ラップに包んで保存用袋に入れ、冷蔵庫または冷凍庫で保存します。
冷蔵庫では約1週間、冷凍庫では約1ヶ月保存が可能です。
ほうれん草の保存方法についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
ほうれん草の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!茹で方のコツや根元は栄養豊富ほうれん草の選び方で夏と冬の違いはある?
ほうれん草は通年出回っている野菜であり、旬を意識することが少なくなってきています。
本来、ほうれん草の旬は12月~1月ですが、品種改良により夏場でも栽培、収穫できるようになりました。
見た目は夏と冬でほとんど変わりがないので、選び方は以下を参考に、葉の部分、茎の部分、根の部分と見ていきます。
- 葉の色が濃い緑でみずみずしい
- 葉先までピンと張ってる
- 茎は適度な太さでしっかりしているもの
- 根元は赤みが強いもの
- 根の切り口が太いもの
季節により見た目の変化はほとんどないほうれん草ですが、栄養面では旬である冬のほうれん草は、夏のほうれん草に比べてビタミンCが約3倍多く含まれています。
夏のほうれん草は日照時間が長いため、成長速度が速く、栄養が十分備わってないまま収穫するためです。
そのため、見た目もシュッとしており、茎や葉がやや細めです。
対して、冬のほうれん草は寒さに耐えるため、茎や葉が凍らないように糖分をつくるので、甘みがあり、栄養価も高くなります。
通年手に入れることができるほうれん草ですが、旬の時期に食べる方がよりおいしいほうれん草を堪能することができます。
まとめ
新鮮なほうれん草の選び方は、葉の色合いが鮮やかな緑色であること、葉が肉厚で茎が適度に太く、根元に赤みがあるものです。
買い物の際、じっくりとすべてを確認することは難しいかもしれませんが、全体的にいきいきとしており、色が濃いものに注目してみると良いでしょう。
通年流通のあるほうれん草ですが、特に旬である冬のほうれん草は、厳しい寒さの中で育ってきたため、栄養満点です。
また、ほうれん草は乾燥に弱い野菜なので手に入った時は、ぜひご紹介した保存方法を参考にして、ほうれん草をおいしくいただいてくださいね。
【参考資料】(最終観覧日:すべて2020年10月1日)
おいしいほうれん草 の見分け方・選び方【小松菜との違いも覚えよう!】
日本食品成分表2015年版(七訂)
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