ごぼうの選び方や見分け方を、完璧に知っている方は少ないかもしれません。
ごぼうは形や色、太さに違いはありますが、選び方や見分け方は、パッと見ただけでは難しいと思います。
ごぼうの選び方や見分け方のポイントを押さえて、美味しいごぼうを選んでみましょう。
今回は、ごぼうの選び方を形や色、太さ、表面の凹凸といったポイントから解説します。
さらに、太いごぼうと細いごぼうのどちらがおススメかについても、解説します。
ごぼうは、比較的日持ちする野菜ですが、保存方法を間違えると、腐ってきてしまいます。
せっかく美味しいごぼうが手に入っても、腐ってしまったら、もったいないですよね。
ごぼうの購入した後の保存方法についても、併せて解説します。
ごぼうの選び方
ごぼうは、手に取ったときに、柔らかすぎず、適度な弾力と重さがあるものを選びます。
触感以外のごぼうの選び方のポイントは、
- 色
- 形や太さ
- 表面の凹凸
にあります。
ちなみに、ごぼうは、洗いごぼうよりも、土つきごぼうの方が、風味や栄養価に優れ、日持ちもします。
色
ごぼうの色のポイントは、
- 皮が黒ずんでおらず、明るい。
- 切り口が黒ずんでいない。
- 土が若干湿ったような色である。
- 洗いごぼうは、色が白すぎないものを選ぶ。
ごぼうは乾燥すると、固くなるので、土に湿り気のある方が、水分も残っていて、新鮮です。
切り口は、茶色の層とクリーム色になっているものが、甘みや香りが強く、触感も良いです。
洗いごぼうで、あまりにも白いものは、風味が落ちている可能性があります。
形や太さ
ごぼうの形や太さのポイントは、
- まっすぐにピンと伸びている。
- 先端がしおれたり、ひび割れしたりしていない。
- 太さが均一で、先端にかけて徐々に細くなる。
- 太すぎず、細すぎず、中間の太さを選ぶ。
- 根元の太さが10円玉程度で、200gくらいのものが良い。
ごぼうは、まっすぐに伸びているものほど、美味しいとされます。
時間が経つに連れて、先端がしおれたり、ひび割れたりして、鮮度が落ちてきます。
ごぼうは、太すぎれば、“す”が入りやすくなりますが、“す”が入っているかどうかは、ごぼうの断面を見てチェックできます。
ひびや“す”は、栄養分が十分ではない場合にも入ります。
手に取ったときに、軽いと感じるものは、“す”が入って、乾燥している可能性があります。
表面の凹凸
ごぼうの表面の凹凸のポイントは、
- 凹凸がなく滑らかで、しなやかである。
- ひげが細い。
- ひげが少ない。
- ひび割れしていない。
- しわが寄っていない。
- ひげ根が左右対称に等間隔に並んでいる。
- ひげ根部分の横縞が鮮明である。
良質な土壌環境で育ったごぼうは、ひげ根が少なくなります。
ひげが少ないか、あっても細い方が、ごぼうの風味が強いです。
時間が経つにつれて、鮮度が落ち、しわやひび割れが出てきます。
ごぼうの選び方で太い?細いほうがいい?
ごぼうを選ぶ際の太さのポイントをご紹介しましたが、太いごぼうがおススメです。
太いごぼうと細いごぼうの特徴には、
- 太いごぼう
量が出て、食べ応えもある。ただ、極端に太くなっているごぼうは、“す”が入っていて、味もあまり良くない可能性がある。 - 細いごぼう
洗うのが楽で、切りやすく、調理しやすい。ただ、細いごぼうは量が少なく、皮を剥けば、さらに少なくなってしまう。
といった賛否があると思います。
実際に食べ比べてみると、太いごぼうは意外と柔らかくて、ごぼうの風味も強い気がします。
空洞があると、がっかりするかもしれませんが、火が通りやすく、味が染み込みやすいというメリットもあるようです。
炒め物や煮物など、何にでも入れられるごぼうですが、太さは料理に応じて選んでみるのも良いと思います。
たとえば、
- 炒め物は、シャキシャキ食感を残すために、早く火が通るように、細いごぼうを使う。
- 煮物は、ごぼうの存在感をしっかり感じられるように、太いごぼうを使う。
といったように選んでみましょう。
ごぼうを購入した後の保存方法
ごぼうは、乾燥させないことが重要です。
できるだけ直接風が当たらない状態で保存しましょう。
乾燥したごぼうは、ほとんどが繊維で、食べるところがなくなってしまいます。
洗いごぼうは、日持ちがしないため、購入後はできるだけ早く使いきりましょう。
常温保存
土つきごぼうは、乾燥を防ぐために、洗わずにそのまま新聞紙やキッチンペーパーに包み、細い方を下にして立てて常温保存します。
冷蔵保存
土つきごぼう
土がついたまま、半分や3等分などに切り、新聞紙に包みます。
さらに、ポリ袋に入れて、立てた状態で冷蔵庫に入れます。
洗いごぼう
半分や3等分などに切り、乾燥しないようにラップなどに包んで密封し、立てて冷蔵庫の野菜室で保存します。
土つきごぼうを洗った場合も、同じ保存方法になります。
冷凍保存
生のままの冷凍保存もできますが、下処理をしてからの方が、使いやすいと思います。
下処理では、ささがきや千切りにしたごぼうを茹でて、粗熱を取ります。
その後、水気をよく切ってから、ジッパーつきのポリ袋に入れるか、小分けにしてラップに包んで冷凍庫に入れます。
下処理によって、変色が防げ、保存性もアップし、食感もキープできます。
干してから冷蔵保存
洗ってささがきなどにしたごぼうをザルに広げて、2~3日程度天日干しします。
ポリ袋などに入れてから、冷蔵庫で保存しましょう。
土に埋める
土に埋める場合は、穴を掘るのが大変でなければ、土の中に立てて保存するのがベストです。
ただ、穴掘りが難しい場合は、土に寝かせた状態で埋めても大丈夫です。
ごぼうの保存についての詳細はこちらへ。
ごぼうを切った後の保存方法 中が赤や黒は食べられる?まとめ
ごぼうは、触感の他には、色、形や太さ、表面の凹凸に注目して選びます。
ごぼうの選び方や見分け方のポイントを覚えておくと、美味しくて新鮮なごぼうを選べるようになります。
店で見かけるごぼうには、土つきのものと、洗ったものがありますが、土つきがおススメです。
土つきは、洗うのが大変というデメリットはありますが、風味や栄養、日持ちの面で、良さがあります。
ごぼうは、乾燥が苦手なので、保管の仕方にも注意が必要です。
日持ちのする野菜ではありますが、時間が経てば、風味も落ちて、固くなってしまうのは、避けられません。
保存が難しい場合は、必要な分だけ買ってきて、こまめに使うのも良いと思います。
美味しいごぼうを選んで、上手に保存しながら、ごぼう料理を楽しみましょう。
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