きゅうりが腐る目安と味は? 見分け方や食べたらどうなる?

きゅうりは一年中購入でき、手軽に食べられる野菜ですね。

特に夏場は頻繁に登場し食事の彩りにも活躍しますが、実は傷むのが早く気が付いたら悪くなっていたということも多いです。

そこで今回は、きゅうりの腐る目安や見分け方について解説します。

腐ったきゅうりの味や食べた際の健康被害についても紹介しますので参考にしてください。

旬の夏はきゅうりを美味しく食べられる季節でもあり、食中毒に一番気を付けなければいけない季節でもあります。

正しい知識を身につけ、美味しく安全にいただきましょう。

きゅうりが腐るとどうなる?

きゅうりは90%が水分でできており、実は傷みやすい野菜です。

一見腐ってないように見えてもにおいや触感に異変があったり、切ってみたら色が変色している場合がありますので食べる前によく観察してみましょう。

また、傷み始めているきゅうりは味にも変化があります。

食べてみてあまりにも味が変だなと感じたら食べるのをやめましょう。

腐ったきゅうりを食べてしまうとお腹を壊したり食中毒の原因になりますので、絶対に食べないように気を付けてください。

きゅうりが腐る目安や見分け方

きゅうりはあまり日持ちせず、新鮮なきゅうりでも冷蔵保存で5日~1週間、常温保存では1~2日ほどしか保存できません。

では、きゅうりはどのような状態になったら腐っていると言えるのでしょうか。

きゅうりの腐る目安や見分け方を紹介します。

きゅうりが腐る!味は?

きゅうりは普段は苦味のない野菜ですが、時々苦く感じるものもあります。

この苦みの正体は腐っているのではなく、「ククルビタシン」というウリ科の野菜に含まれている成分です。

このククルビタシンという成分は少量であれば摂取しても大丈夫ですが、多量に摂取すると食中毒や下痢を引き起こす原因になります。

食べてみて苦味が強い場合は、それ以上食べないようにしましょう。

また、腐っているきゅうりは酢漬けのような酸味のある味がすることがあります。

酸っぱいにおいもしてくるので、食べる前に異臭がする場合は食べないようにしましょう。

きゅうりが腐る目安は?

きゅうりは新鮮な状態で冷蔵保存すれば1週間ほど保存できますが、スーパーなどで売られているものの中には時間が経っているものもあります。

購入して2~3日で傷んでしまった、ということも少なくありません。

きゅうりを長持ちさせるためには、できるだけ新鮮なものを購入し正しい保存方法で保存するようにすることが大切です。

野菜のおうち公式サイトでは詳しいきゅうりの保存方法や新鮮なきゅうりの選び方も紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。

きゅうりが腐る見分け方はある?

腐ったきゅうりは見た目だけでなく、触感やにおいにも変化があります。

以下の状態のきゅうりは傷んだり腐ったりしている可能性が高いので、食べるのはやめましょう。

  • 白い液体がでている
  • 白カビが生えている
  • ぬめりがあり糸を引いている
  • 異臭がする(酸っぱいにおいやアンモニア臭)
  • 柔らかくなっている
  • 断面が茶色く変色している

育った環境がよくなかったきゅうりは、中身に空洞ができてスカスカしていることがありますが、この状態を「鬆(す)が入る」と言います。

水分が抜けて風味が落ちていますが食べることは可能です。

また、きゅうりの表面に白い粉状のものがついている場合がありますが、これは「ブルーム」と呼ばれるもので水分や汚れから実を守るために自然に分泌される成分です。ブルームがついているきゅうりは新鮮な証拠です。

粉状ではなくふわふわした白い綿状のものはブルームではなく白カビですので、食べるのは絶対にやめましょう。

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腐ったきゅうりを食べたら?

腐っているきゅうりを食べてしまうと、次のような症状が出る場合があります。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐

下痢や嘔吐の症状は悪い菌を体外へ出すための働きなので無理に薬で抑えようとせず、水分をしっかり摂りながら様子を見ましょう。

症状がひどい場合は食中毒の可能性もあるので病院を受診した方がよいです。

睡眠不足や疲れで免疫力が低下していたり、高齢者や子供など免疫力が低い人は特に食中毒にかかりやすいので気を付けましょう。

平成26年には、花火大会の露店で販売されていた冷やしきゅうりで大規模な食中毒がおこる事件がありました。

きゅうりに限らず、特に夏場は生野菜を食べる際は十分な注意が必要です。
参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/e8z/cnt/f6576/p828484.html

まとめ

一年中手に入りやすく生で手軽に食べられるきゅうりですが、思っている以上に早く傷んでしまいます。

食べる前によく観察し、少しでも危ないと感じたら残念ですが食べるのは控えましょう。

また、きゅうりは炒めたりスープに入れることで生食とは違った爽やかな風味を感じることができます。

萎びてしまったり古くなってしまったきゅうりは、火を通して食べてみるのもおすすめです。

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