赤キャベツは別名「紫キャベツ」や「レッドキャベツ」などとも呼ばれるアブラナ科のキャベツの一種です。
いつものサラダでも鮮やかな赤キャベツが加わるだけで見映えが良くなり、思わず口にしたくなりますよね。
綺麗な外観もさることながら、最近は赤キャベツの高い栄養価にも注目が集まっています。
見て楽しめ、食べて健康なる赤キャベツは、料理で使うのに頼もしい食材の一つです。
ただ、赤キャベツは熱を加える、水に浸すといったことで色素が流れてしまうので、料理方法によっては綺麗な色味を台無しにしてしまいます。
同じキャベツの仲間でも、一般的なキャベツと赤キャベツでは意外と扱い方に違いが出てきます。
そこで今回は、赤キャベツの冷蔵・冷凍・保存期間とともに、選び方やおすすめ保存食レシピもこの記事でご紹介していきます。
Contents
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存の仕方
一般的なキャベツ同様、赤キャベツも乾燥に弱い野菜です。
鮮度を保持する為、乾燥する場所は避けて保存します。
また、赤キャベツは水に溶けやすい水溶性の色素を持っており、液状のものに浸すと色素が流れて変色する性質があります。
乾燥しやすい常温保存や、解凍時に水滴が付く冷凍保存には適しませんが、適切に冷蔵保存すれば長期保存が可能です。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存温度
紫キャベツ(赤キャベツ)の最適な保存温度は0~5度です。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存方法まとめ
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・芯をくり抜き、濡らした新聞紙で包みポリ袋に入れ野菜室で保存する。
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
紫キャベツ(赤キャベツ)を常温保存する方法
赤キャベツを常温保存する方法はありません。
紫キャベツ(赤キャベツ)を冷蔵保存する方法
紫キャベツ(赤キャベツ)のの冷蔵保存の際の保存期間
赤キャベツを冷蔵で保存できる期間は1週間です。
紫キャベツ(赤キャベツ)を冷凍保存する方法
赤キャベツを冷凍保存する方法はありません。
色素が出てしまうことがあるため、今後実際に紫キャベツを冷凍し、お知らせします。
紫キャベツ(赤キャベツ)を干す保存方法
赤キャベツを干す保存方法はありません。
紫キャベツ(赤キャベツ)のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
赤キャベツをカット(切った)してしまったときの保存方法をご紹介します。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存方法 使いかけ
1/2、1/4などにカットした際は、紫キャベツ(赤キャベツ)の芯を取り除き、ラップで包み冷蔵保存します。千切りにした際は酢漬けで冷蔵保存します。
千切りにしたままで保存すると、紫キャベツ(赤キャベツ)から出る水分によって、色素が流れて色味が落ちてしまいます。
酸性の酢に漬けることで、色素が鮮やかな赤に変わり、色味を損なうことなく保存出来ます。
紫キャベツ(赤キャベツ)をカットしたときの保存期間
冷蔵保存で3日間、酢漬けで1週間程保存できます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の長持ちさせる保存方法
紫キャベツ(赤キャベツ)を長持ちさせる保存方法をご紹介していきます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の丸ごと保存
赤キャベツの芯はくり抜いて保存します。芯を残してしまうと、赤キャベツの成長が続き、葉の栄養が奪われてしまいます。
くり抜いた穴にはキッチンペーパーを詰め、新聞紙で包みます。
キッチンペーパーと新聞紙は濡らしてから使用すると、赤キャベツの乾燥防止に繋がります。
包んだ赤キャベツをポリ袋に入れ、芯の部分を下にして野菜室にて保存します。
より長く保存するために、新聞紙やキッチンペーパーが乾いてきたら、その都度交換してあげましょう。
紫キャベツ(赤キャベツ)の外の保存
赤キャベツは乾燥に非常に弱いので、外気にあてたままにすると葉のいたみが早くなります。冬場に限り常温保存が可能な地域もありますが、基本的には常温保存は避けるようにしましょう。
紫キャベツ(赤キャベツ)の新聞紙がない
赤キャベツを包むときに新聞紙がないときには、キッチンペーパーで代用できます。
キッチンペーパーは濡らしてから使うと、より長く鮮度を保つことができます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の芯のくりぬき方
紫キャベツ(赤キャベツ)の芯のくり抜き方
赤キャベツの芯がある方を上にし、芯の外周に沿って斜めに切り込みを入れていきます。切り込む時は向きを変えて、5回くらい刃を入れます。
そのまま芯に沿って1周すれば綺麗に芯をくり抜くことが出来ます。
カットした赤キャベツの芯の取り除き方
カットした断面の片方をまな板の下にし、芯に沿って斜めに包丁を入れ
芯を切り落とします。
芯をくり抜く際は、普通の包丁で作業出来ますが、果物包丁のほうが、小回りが効いて、くり抜きやすいです。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存容器や保存袋
赤キャベツを保存する際はポリ袋を使用します。
ポリ袋は密閉せずに軽くしめる程度にします。
密閉すると赤キャベツが呼吸出来なくなり、葉の老化に繋がります。
紫キャベツ(赤キャベツ)の見分け方と選び方
腐っている紫キャベツ(赤キャベツ)の見分け方と新鮮な赤キャベツの選び方をご紹介します。
腐っている場合の見分け方
- 以下のような状態は危険ですので、食べるのを控えて下さい。
- 葉の表面にぬめりがある。
- 異臭を発している。
- 中心部にかけて溶け出している。
新鮮な選び方
- 新鮮なものを選ぶ基準は以下のようになります。
- 持った時にしっかり重みを感じる。
- 葉先に粉が付いたような白いものがある。
- 葉先が薄い。
紫キャベツ(赤キャベツ)について
赤キャベツの色素の元であるアントシアニンは、ブルーベリーに含まれているポリフェノールの一種で眼精疲労に効果があります。
また、体の抵抗力を強める効果があるビタミンAが10倍、赤血球を作るのに欠かせない鉄が2倍など、赤キャベツには体作りに必要な栄養素が一般的なキャベツより数多く含まれています。
紫キャベツ(赤キャベツ)は一般的なキャベツと比較しても、ビタミンCが1.6倍、ビタミンKが1.5陪、カロテンが2倍など高い栄養価を持っています。
紫キャベツ(赤キャベツ)の代表的な効果としては以下の5つが期待出来ます。
- 潰瘍の予防
- 眼精疲労回復
- 消化促進
- 疲労回復
- 血液の凝固作用
- 動脈硬化の予防
赤キャベツはスープなどの加熱料理や酢漬けにして冷蔵保存しても栄養価は損なわれません。
寒い冬はスープ、忙しい時は常備菜など、不規則な生活を余儀なくされる方でも気軽に栄養摂取ができますよ。
ゆでると鮮やかな紫色が流れ出て気になる方には、ピクルスやサラダといった生食がおススメです。
ピクルスにすると、酢とアントシアニンが反応し、ピンクがかった色になります。
紫キャベツ(赤キャベツ)の旬
紫キャベツ(赤キャベツ)の旬は春や秋に種まきをしたりするので、一年中出回っています。
6~7月、11月~2月が旬の時期ともいえます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
人気のある紫キャベツ(赤キャベツ)の保存食と常備菜をご紹介します。
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存食の種類
- スープ
- ナムル
- 酢漬け
紫キャベツ(赤キャベツ)の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
紫キャベツ(赤キャベツ)のスープ
https://cookpad.com/recipe/5837670
冷蔵庫で1~2日保存できます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵庫で3~4日ほど保存できます。
紫キャベツ(赤キャベツ)の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で1週間ほど保存できます
赤キャベツの保存方法と保存期間、保存食をご紹介しました。
一般的なキャベツに比べ生産量が少ない赤キャベツですが、最近は長野県、愛知県などの国内産地も出てきています。
数こそ少ないですが、スーパーでも赤キャベツを手に入れる事ができるようになりました。
健康面でも効果抜群な赤キャベツで普段の食卓に新しい彩りを加えてみてください。
参考サイト
旬の食材百科 (PCサイト)
https://www.foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kyabetu-Purple.htm
グルメノート (PCサイト)
https://gourmet-note.jp/posts/9473
【実験75】紫キャベツの色変わり /自由研究/ 米村でんじろう[公式] (you tube)
Red Cabbage Lab: Acids and Bases (PDF)
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