ブロッコリーを切った後はどのように保存すればいいのか迷ったことのある方がいらっしゃると思います。
ブロッコリーを切った後の保存方法は大きく二つに分けると冷蔵と冷凍があり、その中でも生のままと茹でてから保存する方法があるため、それぞれについて保存方法を詳しく解説します。
更に、切って茹でた場合の栄養の変化についても触れています。
切って保存する方法を知っておくと丸ごと保存するよりも手軽に使用でき、冷蔵では保存期間が長くなるため、より料理に使いやすくなりますよ。
Contents
ブロッコリーを切った後の保存
ブロッコリーを切った後の保存方法は冷蔵、冷凍保存がおすすめで、常温に置いておくと保存期間が短くなるので避けましょう。
ブロッコリーの房と茎を切り離すことで栄養が茎へ取られることを防ぎ、保存期間を長くすることができます。
買ってきてすぐに新鮮なうちに切ると、より鮮度が長持ちします。
まずは、ブロッコリーの切り方をご紹介し、冷蔵・冷凍それぞれの保存方法を解説していきます。
ブロッコリーの切り方
- 手順1茎を持ち、房の部分を下にしてボウルにためた水に浸けてふり洗いする。
- 手順2葉を取り除き、まな板の上にブロッコリーを置き、茎の付け根を切り落とす。
- 手順3枝分かれしているところに包丁を入れ、小房に分ける。
切り落とした茎の部分も、皮を厚めに剥いて食べることがでます。
冷蔵
丸ごとのブロッコリーを冷蔵保存すると、保存期間は1週間ですが、切った後適切な方法で冷蔵保存すると2週間も保存する事ができます。
冷蔵庫のどこに入れるとブロッコリーの鮮度を保つ事が出来るかというと、「チルド室」です。
ブロッコリーの理想の温度は「0度」のため、冷蔵庫の「チルド室」に入れると最も長く新鮮な状態で保存できます。
チルド室が使えない場合は、ポリ袋や新聞紙にくるんで冷蔵室に入れることで、乾燥や冷気を防ぐことができます。
保存方法
- 手順1切ったブロッコリーの表面の水分をキッチンペーパーでしっかりと取り除く。
- 手順2濡らしたキッチンペーパーでくるみポリ袋に入れてチルド室に入れる。
新鮮なうちに処理することで保存期間が延びます
冷凍
生のまま冷凍すると、食感や栄養を残すことができ、保存期間も1か月と長いです。
しかし、房の部分の花蕾(からい)が取れて落ちやすくなるデメリットがあります。
保存方法
- 手順1切ったブロッコリーの表面の水分をキッチンペーパーでしっかりと取り除く。
- 手順2小房を3~4つずつ保存袋に重ならないように入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れる。
アルミトレーに並べて冷凍庫に入れると早く凍るため、より鮮度が保たれます。
ブロッコリーを切った後茹でて保存する方法
茹でてから保存する場合は、塩を加えて茹でることで、鮮やかな緑色を保つことができます。
茹でているため調理にすぐに使用することができますが、食感は少し水っぽくなり、栄養価も生のままより少なく、保存期間も短くなります。
保存期間を長くして、風味を残したいのであれば生のままがおすすめですが、茹でてから保存するとすぐに使えるという利点があるので、用途に応じて使い分けてみてください。
茹で方
- 手順1切ったブロッコリーを小さじ1杯の塩を加えた沸騰したお湯1Lで1分半~2分程度茹でる。
- 手順2ざるにあげて自然に冷ます。
美味しく茹でるポイント
- 茹で過ぎない。
- 茎を下にして茹でる。
- 自然に冷ます。
水をかけて冷ますと水を含んで食感や日持ちが悪くなるので避けましょう。
冷蔵
- 切って茹でたブロッコリーを茎を下にして保存容器に重ならないように並べ、蓋をして冷蔵庫に入れる。
保存期間は2~3日程度。
冷凍
- 切って茹でたブロッコリーの小房を3~4個ずつ保存袋に重ならないように入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れる。
保存期間は1か月。
茹でてから冷凍すると食感が悪く風味も落ちるため、スープや煮込み料理に使うと美味しく食べられます。
ブロッコリーを切った後に加熱すると栄養が逃げる?
ブロッコリーにはレモン以上のビタミンCが含まれており、100g食べると一日に必要なビタミンCを摂ることができます。
しかし、ビタミンCには水に溶けやすく熱に弱い性質があり、切って茹でることでビタミンCが水に流れ出てしまう上に、壊れてしまいます。
茹でる時に塩を加えることで損失を少なくすることができますが、おすすめは電子レンジで加熱する方法で、ビタミンCを90%も残すことができます。
また、ブロッコリーにはビタミンB2や葉酸、ポリフェノールも多く含まれていますが、ビタミンCと同じく水に溶けやすい性質を持つので、電子レンジで加熱すると流出を防ぐことができます。
電子レンジで加熱する方法
- 手順1お皿にブロッコリーを並べ、水を大さじ2杯振りかける。
- 手順2ラップをかけて600Wの電子レンジで4分程度加熱する。硬い場合は20秒ずつ追加で加熱する。
- 手順3タイトル3中身3
- 手順4タイトル4中身4
- 手順5タイトル5中身5
ブロッコリー一個の重さは約200gですが、半分の100gずつ加熱した場合は加熱時間が1分半~2分で済むため、ビタミンCをより多く残すことができます。
栄養が気になる方は2回に分けてレンジで加熱しましょう。
ブロッコリーを切るメリット・デメリット
ブロッコリーを切ることで起こるメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 料理に使いやすくなる
切ったブロッコリーにはすぐに料理に使える便利さがあります。
冷凍で売っているブロッコリーも小房で分かれていて使いやすいですよね。
付け合わせや煮物など幅広い料理に使えるので、気軽に料理に加えることができると料理の手間がぐっと減ります。
丸ごと一個冷蔵庫の中に入れていて、気が付いたら傷んで捨ててしまう、ということも防げます。
- 保存期間が延びる
生の場合、丸ごと冷蔵庫に入れた場合の保存期間は1週間ですが、新鮮なうちに切って保存すると2週間になります。
ただ切るだけでこれだけの違いがあるので、長持ちさせたい場合は切る方がおすすめです。
デメリット
- 栄養が逃げやすい
切ることで表面積が増えるので、茹でた時に水に溶けやすいビタミンが流れていきやすくなります。
電子レンジで加熱することで防ぐことができます。
〇水に溶けやすいビタミン
ビタミンC | 免疫力を高め、体内でのコラーゲンの合成を助けたり、細胞の酸化を防ぐ作用があり美肌効果がある。 |
ビタミンB1 | 炭水化物をエネルギーに変えるために欠かせないビタミン。 |
ビタミンB2 | タンパク質の合成をサポートして成長を促す。皮膚や粘膜を守る。 |
ビタミンB6 | タンパク質の分解・合成を促す。 |
葉酸 | 細胞の新生に関わり、胎児の発育や造血に不可欠。 |
ブロッコリーを切った後の保存方法まとめ
ブロッコリーを切った後には冷蔵と冷凍の方法があり、更に、生のままと、茹でてから保存する方法がある事がわかりました。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、好みで使い分けてみてくださいね。
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