キャベツの食べ過ぎ 太る?胃痛?デメリットまとめ

キャベツは食卓に頻繁に登場する野菜の一つですが、加熱すればかさが減り、いつの間にか食べ過ぎてしまうこともあります。

キャベツは食物繊維が豊富で、たくさん食べたいところですが、キャベツの食べ過ぎには注意が必要です。

キャベツを食べ過ぎると、太る、胃痛、体臭、おなら、頭痛などの副作用が見られる場合があると言われています。

今回は、キャベツを食べ過ぎてしまったときに見られる身体の変化や、一日の適量とされるキャベツの目安、副作用を防ぐ食べ方について解説します。

キャベツをより美味しく安心して食べるために、食べ過ぎによるデメリットについて知っておきましょう。

キャベツの食べ過ぎは太る?

キャベツ100gあたりのカロリーや糖質を見てみると、

カロリー 23kcal
糖質 3.4g
食物繊維 1.8g

となります。

キャベツ1玉(約1kg)調理して食べたとしても、キャベツ単独で約230kcal
であり、ご飯1杯(100gあたり170kcal、糖質約36g)よりもカロリー、糖質共に抑えられます。

キャベツはダイエット中に食べる人も多いですが、実はキャベツの食べ過ぎは太る場合があるのです。

たとえば、他の野菜の100gあたりを見てみると、

カロリー 糖質
もやし 15kcal 1.3g
レタス 12kcal 1.7g
大根 18kcal 2.7g

であり、キャベツの方がカロリー、糖質共に高いのです。

糖質制限をしている人は、キャベツダイエットは避けた方が良いかもしれませんね。

ただし、キャベツで太るのは相当な量を食べ続けた結果なので、食べ方に気をつければ太るのを防げます。

特に、キャベツに油やマヨネーズを多くかけたり、カロリーの高い食材と一緒に調理したりすれば、キャベツを食べているだけで太りやすくなってしまいます。

キャベツの食べ過ぎは胃痛や吐き気?

キャベツには健胃効果があり、二日酔いや胃もたれなど、食欲がないときに食べると良いとされます。

でも、胃に優しいからといって食べ過ぎると、消化不良を起こし、胃痛や吐き気をもよおす可能性があるのです。

胃痛

荒れた胃を回復するのに役立つキャベツですが、食べ過ぎると胃痛を引き起こします。

キャベツには消化されない不溶性食物繊維が多く含まれ、胃に負担がかかってしまうのです。

胃の調子が悪いからと、キャベツを食べ過ぎれば、逆に胃にダメージを与えます。

また、キャベツを食べるときに味の濃い調味料や油を使いすぎて、胸焼けを起こす場合もあります。

吐き気

キャベツを食べ過ぎると消化不良を起こし、吐き気に襲われる場合があります。

この吐き気は、

  • 単純に食べたキャベツの量が多すぎること
  • キャベツの味付けに使った調味料を取りすぎること
の2つに原因が考えられます。

キャベツの食べ過ぎは便秘?

キャベツは不溶性食物繊維が豊富で、便秘の解消に役立ちます。

不溶性食物繊維により便のかさが増えて大腸が刺激され、便を排出しやすくします。

でも、キャベツを食べ過ぎることで、逆に便秘になってしまう場合があるのです。

不溶性食物繊維は食べ過ぎると、便が増えすぎて詰まるのです。

不溶性食物繊維は、水分を吸収しやすく、排出されない便はますます硬くなり出にくい状態になります。

元々便秘体質の人はキャベツの食べ過ぎで、便秘が悪化する可能性もあり、特に注意が必要です。

キャベツの食べ過ぎは体臭に出る?おならも?

キャベツの食べ過ぎは、体臭やおならの原因にもなることがあります。

体臭もおならも、キャベツに含まれるイソチオシアネートという硫黄化合物が素になっています。

キャベツを食べているだけなのに、臭いまで気になってしまうのは驚きですね。

人と会う前や大事なイベントが控えているときは、食べるタイミングに気をつけると良いかもしれません。

体臭についてですが、イソチオシアネートは、汗などの分泌物として体外に排出されます。

このときに体臭が強く出てくるのです。

夏の暑い日や、激しい運動をした後など、汗をたくさんかいたときに特に体臭が気になってきます。

キャベツの食べ過ぎによる体臭は、食べてから約6時間程度続くとされます。

おならについてですが、キャベツを食べ過ぎると、腸を刺激する食物繊維によっておならが出やすくなるのです。

イソチオシアネートがおならの素になるアンモニアを発生させ、おならが増えてしまいます。

しかも、硫黄のような臭いになります。

お腹が張っている感じがするときは、キャベツの摂りすぎに特に注意しましょう。

スポンサードリンク

キャベツの食べ過ぎは甲状腺に関係する?

キャベツの食べ過ぎは、甲状腺に影響を与えると言われます。

食べ過ぎると甲状腺ホルモンの分泌を阻害する可能性があるのです。

甲状腺ホルモンを体内で作るためにはヨードというミネラル成分が必要です。

キャベツにはヨードの吸収を邪魔するゴイトロゲンが含まれています。

甲状腺はホルモンが不足すると、ホルモンを分泌しようと懸命に働きます。

ゴイトロゲンによってヨードが吸収されにくくなると、ホルモンが不足し、甲状腺に負担をかけることになるのです。

ただし、甲状腺に影響が出るとされるのは1日に10玉以上のキャベツを食べたときとされます。

なかなか食べれる量ではありませんよね。

でも、甲状腺に持病がある人や子供、高齢者などは摂取量に気をつけた方が良いかもしれません。

頭痛は?

食べ物が原因の頭痛もあるようですが、キャベツの食べ過ぎと頭痛との関係性は見当たりませんでした。

キャベツを食べ過ぎた後に頭痛を起こしてしまう場合は、食べる量に気をつけてみてください。

キャベツの一日の適量は?

キャベツの一日の適量は、200~230g程度です。

普通サイズのキャベツで約1/4玉分になります。

ただし、他の淡色野菜を食べない場合の目安です。

野菜の摂取目標は一日350gですが、このうち、

  • 緑黄色野菜は120g
  • 淡色野菜は230g
とされます。

キャベツは淡色野菜に含まれますが、他にも白菜やもやしなど色の薄い野菜を食べるときは全体で230gになるようにします。

キャベツの食べ過ぎを防ぐためには、生がおススメです。

キャベツは加熱すると食べやすくなりますが、かさが減る分、知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまいます。

生食であれば、食感が固いために噛む回数も自然に増えて、少ない量で満腹感を得られるので食べ過ぎを抑えられるのです。

特に、千切りよりざく切りの方が満腹になりやすいです。

しかも、キャベツに含まれるビタミンCは、生で食べれば熱で失われることなく摂取できますね。

生のキャベツが苦手だったり、体質に合わなかったりするときは、塩もみをして水気を切ると食べやすくなりますよ。

解説してきた副作用を事前に防ぐ方法をご紹介します。

太らない方法

太ってしまうのには、

  • キャベツだけを食べる
  • カロリーの高い調味料を使う
ことが原因にありました。

そこで、

  • キャベツ以外の食材とバランス良く食べる
  • キャベツを調理するときは、油を少なくする
  • ノンオイルドレッシングなどカロリーの低い調味料を使う
といった工夫をしましょう。

便秘にならない方法

便秘解消になるキャベツを食べ過ぎると、逆に便秘を招いてしまいます。

便秘にならないためには、便を軟らかくする水溶性食物繊維、たとえば、こんにゃくや海藻などと合わせて食べるようにしましょう。

体臭やおならを改善する方法

体臭やおならは、イソチオシアネートという成分が関係していることが分かりました。

緑茶やゴマ、トマト、レモン、梅干しなどと一緒に食べると、臭いが緩和されたり、体質が改善されおならが減らせたりするという効果が期待できます。

キャベツの食べ過ぎによる副作用は、食べ方の工夫で防ぐことができます。

まとめ

キャベツは家計の強い味方で、食卓にもよく登場する野菜の一つです。

食物繊維やビタミンなどの栄養素も豊富でありながらカロリーが低く、ダイエット中にも重宝されますね。

胃腸の調子を整える効果があり、食欲不振のときにもキャベツは食べられます。

でも、キャベツを食べ過ぎると、健康に副作用を及ぼしてしまうこともあることが分かりました。

単純にキャベツを食べ過ぎるだけではなく、調味料を使い過ぎることにも副作用を起こす原因があると言えます。

身体に良いからといってキャベツを食べ過ぎるのはよくありません。

副作用を防ぐための食べ方も覚えておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です