つくしの時期 2021年はいつ?北海道編

冬の長い北海道ではつくしの時期がいつになるのか待ち遠しいですよね。

今回は、2021年の北海道のつくしの時期をご紹介します。

どんな場所に生えてくるのか、つくしの見分け方や採り方についてもご紹介していきます。

レシピや下処理方法も詳しくご説明しているので、この機会に、つくし料理にチャレンジしてみてください。

つくしの時期 2021年はいつ?【北海道】

2021年は全国的に暖かく、つくしの時期も九州や本州ではいつもより早まっています。

2021年

221年は4月1日につくしをみかけることができました。

北海道のつくしの採れる時期もいつもより早まる可能性が高いです。

2020年のつくしの情報

平年より暖かった2020年は4月中旬からの目撃情報がありました。

道南~道央

函館から4月中旬ごろから生え始め、その後北上し、4月下旬のゴールデンウィーク前には札幌市を中心とする道央で見られ始めると考えられます。

道東~道北

帯広市は4月下旬ごろ、その他の道東や道北は5月上旬から中旬ごろに生え始めると思われます。

北海道の地域別のつくしの時期

より詳しく、地域別につくしの時期をまとめました。

地域 代表的な市 つくしの時期
道南 函館 4/21~25
道央 札幌 4/26~30
旭川 5/1~5
道東 帯広 4/26~30
釧路 5/11~
道北 稚内 5/6~10

 

もしかしたらこの予想よりももう少し早いかもしれません。

 

MEMO
ちなみに、つくしは2回生えると言われており、

  1. 陽気を感じて生える(桜の咲く前)
  2. 日照時間の変化を感じて生える(桜が咲くころ)

の場合があります。

1.の場合は2.に比べて早い時期に採れますが、地表近くで長い間とどまっているため土筆の頭の上半分が枯れて苦いことが多く、美味しくありません。

桜とともに生えることの多い2.の時期のつくしを採りましょう。

 

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つくしを採る場所選びのポイント!

つくしを採る際にはどんな場所に生えているものがいいのか説明していきます。

つくしを取る場所選びのポイント

人通りの多いところは足で踏まれたり、散歩中の犬や猫のマーキングがされていて汚れている可能性があるので、避けたほうがいいでしょう。

 

田んぼ、畑、原っぱ

田畑のあぜ道に雑草と一緒に生えていることが多く、摘みやすいのでお勧めです。

使用していない畑にもよく見られます。

また、日当たりの良い原っぱの下草をかきわけるとたくさん見つかります。

日当たりの良い斜面(土手や河川敷)

土手や河川敷などをよく探してみましょう。

人通りが少なく、車道から離れた土や空気がきれいなところのものを選びましょう。

つくしの見分け方や採り方

場所が決まったら、できるだけ視線を下げてゆっくり前進しながら探しましょう。

見分け方

つくしを採る際は

  • 頭の部分やはかま(茎の途中についている葉の部分)が締まっているもの
  • 頭の部分の色が褐色のもの
  • 茎が長く弾力があるもの

を選びましょう。

頭の部分がカサカサの物や、茎がもろく軟らかいものは、はかまが取りにくく味も落ちます。

頭が緑色の物は胞子が含まれているため苦みが強く、避けたほうがいいでしょう。

採り方

茎の根元をやさしくつかみ、ゆっくり引き抜きます。強くつまむと中が空洞なので、つぶれてしまいうまく取れません。

つくしの調理レシピ

筆者は北海道出身ですが、つくしを食べたことはありません。

つくしを食べる習慣があるのは関東から南~九州の地域らしく、そもそも食べるものというイメージがありませんでした。

気になる味ですが、もやしの味と食感に似ているそうです。頭の部分に胞子が含まれているため苦みがあります。苦みや食感、見た目が気になる方は頭を取り除いて使いましょう。

つくしだけでなく、野生に生えている植物は身を守るためにアクが多く含まれています、下処理でアク抜きをしっかりと行うことが大切です。

栄養は、β-カロテンや抗酸化作用のあるビタミンEが多く含まれ、ビタミンCも含まれています。

しかし、毒性のあるアルカロイドも含まれているので、大量摂取は避けましょう。

通常の量を食べる分には問題ありません。

下処理

つくしは鮮度が落ちやすいため、収穫したその日のうちに下処理をしてしまうことが望ましいです。

  • Step1
    ボウルなどにためた水の中で土や砂を洗い流し、きれいになるまで水を変えながら繰り返し行う。 
  • Step2
    つくしのはかまは硬いため取り除き、再度水で洗う。
  • Step3
    鍋にたっぷりとお湯を沸かし、15~20秒程度茹でて冷水にとる。食べてみて苦みが気になればもう一度茹でるか、水を2~3回取り変えながら1時間以上おく。
MEMO

※アクが爪の間に入ったりして手が黒くなるため、気になる方はビニール手袋を着用しましょう。

※はかまの取り除き方は、右手でつくしを持ち、左手ではかまに爪を当てて、右手をくるくる回すと剥きやすいです。

※長持ちしないため密閉容器に入れて冷蔵保管で2~3日のうちに使い切り、すぐに使わないときはキッチンペーパーに包み保存袋に入れて冷凍すれば1か月保存可能です。

レシピ

茶碗蒸しの具、パスタの具、きんぴら、つくだ煮などいろいろな食べ方がありどれもおいしそうです。

つくしの卵とじ

手軽に作れて初めてでも食べやすい卵とじをご紹介します。

〇材料(4人分)

つくし(下処理済み) 400g
2個
三つ葉 一束(20g)
調味料
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
だし(顆粒) 小さじ1
300cc
  • Step1
    切る
    三つ葉を3㎝幅に切ります
  • Step2
    煮る
    鍋に水と調味料を入れ、つくしを入れてひと煮立ちさせます。
  • Step3
    卵でとじる
    溶き卵を流し入れ、三つ葉をのせます。蓋をして弱火にして1分ほど熱したら火からおろします。
  • Step4
    盛りつける
    器に盛りつけ完成です。
MEMO
※お好みで玉ねぎやシイタケ、油揚げなどを追加してください。

※調味料の代わりにめんつゆを使っても手軽においしくできます。

 

天ぷら

良く洗ってはかまを取った後、アク抜きする必要のないレシピが天ぷらです。

つくしを天ぷら衣に付けて油で揚げるとほろ苦い美味しい天ぷらができます。

アク抜きが時間や手間がかかって面倒だな、というときに天ぷらにしてみましょう。

つくしの時期まとめ

北海道のつくしは道南で4月中旬ごろ、道央と帯広市では4月下旬、帯広市以外の道東や道北は5月上旬から中旬ごろにたくさん見られるようになります。

また、つくしを取るときは衛生面から人通りの多い場所は避け、河川敷や原っぱ、田畑の周りを探してみましょう。

食べなれない方もご紹介したレシピにチャレンジしてみて、新しい春の味覚を開拓してみてくださいね。

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