ズッキーニはさっぱりとした味わいで、どんな食材と合わせても美味しく食べれます。
ズッキーニにも実は食べ合わせの良い、悪いがあって、食べ合わせを考えておくことで、ズッキーニの栄養素をより効率的に摂取できるようになります。
ズッキーニの食べ合わせが悪い食材として、一緒に調理する機会の多いトマトが挙げられますが、本当にズッキーニとトマトの食べ合わせが悪いのかをご紹介します。
今回は、ズッキーニの食べ合わせが良い食材と悪い食材や、妊婦におススメの食べ合わせについて解説します。
ズッキーニはさまざまな調理法にもよく合い、万能な野菜であるからこそ、食べ合わせの良い、悪いを押さえておくと便利ですよ。
Contents
ズッキーニと食べ合わせが悪い食材はトマト?
ズッキーニとトマトは食べ合わせが悪いと考えられがちです。
でも、ズッキーニとトマトの組み合わせは、アンチエイジング効果があるとされ、食べ合わせが悪いわけではありません。
ズッキーニがトマトと相性が悪いと考えられてしまうのは、キュウリとトマトの関係にあるのかもしれません。
キュウリに含まれている酵素は、トマトのビタミンCを破壊すると言われ、ビタミンCの体内への摂取を妨げるのです。
ズッキーニは見た目がキュウリに似ていて、ズッキーニもトマトのビタミンCを壊すと考えられてしまうようです。
でも、ズッキーニはカボチャの仲間で、キュウリのようにビタミンCを壊す酵素もありません。
ズッキーニとトマトの組み合わせは安心して食べても大丈夫です。
消化の面から、ズッキーニと食べ合わせが悪いとされるのは、
といった果物です。
ズッキーニは消化にかかる時間が比較的長く、消化しやすい果物と食べ合わせると、先に消化した果物が排出できないまま体内に残ってしまう可能性があります。
ズッキーニと果物を同時に食べることはあまりないかもしれませんが、ズッキーニを食べて少し時間を置いてから果物を摂るようにしましょう。
ズッキーニと食べ合わせが良い食材
ズッキーニは単独で食べても美味しいですが、他の食材と一緒に調理することが多いですよね。
ズッキーニと食べ合わせの良い食材は風味だけではなく、栄養面でも身体に嬉しい効果があります。
ズッキーニと食べ合わせの良い食材をまとめると、表のようになります。
食材 | 効果 |
サーモン 干ししいたけ さんま さけ しらす干し レモン 酢 梅干しなど |
ズッキーニに含まれるカルシウムは吸収率が悪いため、ビタミンDやクエン酸と組み合わせることで、カルシウムを効率的に吸収できる。 |
ほうれん草 | ほうれん草の鉄分と、ズッキーニの葉酸。 ほうれん草とズッキーニの栄養素を組み合わせことで、貧血予防になる。 |
豚肉 | 疲労回復 |
レモン | 老化防止 |
ズッキーニの栄養が取れる食べ合わせベスト3!
ズッキーニはビタミンやカリウムなどが豊富に含まれていますが、特定の栄養素が突出しているというよりは、あらゆる栄養素が少しずつ含まれています。
ズッキーニは単独で食べるよりも、他の食材と組み合わせることで、栄養素を効率的に吸収できるようになります。
ズッキーニと食べ合わせの良い食材についてご紹介しましたが、より身体に嬉しい効果が得られる組み合わせのベスト3を見ていきましょう。
第3位:わかめ+ズッキーニ
ズッキーニに含まれるカリウムには高血圧を予防する働きがあります。
わかめには豊富なミネラルが含まれていますが、特に骨の健康を維持するマグネシウムやカリウムが多いです。
わかめとズッキーニを食べ合わせると、わかめがズッキーニの高血圧予防効果をより高めてくれます。
ズッキーニのビタミンCは熱に弱いため、わかめとズッキーニを和えるだけの酢の物やサラダがオススメ。
第2位:なす+ズッキーニ
なすとズッキーニを食べ合わせると、
といった効果が得られます。
ズッキーニもなすも低カロリーで、なすは食物繊維も豊富であることから、特に肥満防止に高い効果を発揮すると考えられています。
夏野菜同士の組み合わせで、炒めたり、煮込んだりと料理のレパートリーも豊富ですね。
第1位:油+ズッキーニ
ズッキーニには、ビタミンCやβカロテンが含まれますが、油と組み合わせることでズッキーニ単独よりも、吸収率がアップします。
ズッキーニと油の食べ合わせにより、
といった効果が得られます。
油で炒めることで、ズッキーニと油を簡単に一緒に摂取できますが、食べ合わせが良いのは炒め物の油ばかりではありません。
肉類や魚類などの脂と一緒に摂取することでも同じような効果が期待できます。
炒め物の油で特におススメなのが、料理の風味でも相性が良く、ポリフェノールも含まれているオリーブオイルです。
ズッキーニとオリーブオイルの食べ合わせは、
- 生活習慣病予防
- ガン予防
- 免疫力アップ
につながります。
ズッキーニ料理と言えば、ラタトゥイユを思い浮かべますが、オリーブオイルで具材を炒めて煮込むことから、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンも確実に摂取できます。
ラタトゥイユは理にかなった調理法なのです。
ズッキーニの食べ合わせで妊婦におススメは?
ズッキーニは、かぼちゃの仲間でありながら、糖類や炭水化物の量が少なくて低カロリーなのがポイントです。
ズッキーニには造血作用のある葉酸が含まれていて、妊娠中の女性にとって重要な栄養素の一つでもあります。
身体の発育をサポートする効果もあり、胎児にも必要な栄養素で、ズッキーニは妊婦が積極的に摂りたい野菜と言えますね。
妊婦は体調が不安定なときもあり、不足しがちなカルシウムの吸収や貧血予防を考えた食べ合わせがおススメです。
たとえば、
- サーモン
- 干ししいたけ
- さんま
- しらす干し
- レモン
- ほうれん草
- チーズ
などと、ズッキーニを一緒に食べるようにしましょう。
ズッキーニと炒めたり、煮込んだりするだけで、簡単に摂取できますよ。
ズッキーニの食べ合わせまとめ
ズッキーニは低カロリーの野菜で、風味も主張しすぎないことから、料理に使う機会も多いと思います。
ズッキーニは単独で食べても十分美味しいですが、他の食材と組み合わせると栄養面でも嬉しい効果があるのです。
ズッキーニだけで食べると得られない効果も、他の食材の力を借りることでもっと栄養を吸収できるようになります。
ズッキーニはトマトとの食べ合わせが悪いと考えられることがありますが、栄養面でも料理の見た目の面でも、おススメの組み合わせです。
ズッキーニの食べ合わせを覚えておくと、料理のレパートリーも増えつつ、健康を手に入れられます。
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