なすの代用!ズッキーニや韓国かぼちゃの他、アイディア次第で他の野菜も!

料理になすを使いたいのに切らしてしまい、どうしよう、何かほかの野菜で代用できないかな、と悩むこともときにはありますよね。

今回は、なすの代わりに使える野菜についてご紹介します。

料理や野菜によって、なすの代用にむくもの、むかないものがあります。

食感がなすに似ていたり、見た目的になすの雰囲気を持っていたり、色味がなすに近かったり、考えようによっていろいろな野菜をなすの代わりに使うことができますよ。

なすがないからこそ、発想を転換して他の野菜の使い方を考えてみてください。

意外なアイディアがあらたなおいしさの発見につながりますよ。

なすの代用にむくもの

ズッキーニや韓国かぼちゃなど、若どりするかぼちゃの仲間の野菜は、なすの代用として使いやすい野菜です。

それ以外にも、トマトやオクラ、パプリカなどの果菜、いくつかの根菜、蕾野菜など、調理の方法によっては、茄子と同じような味付けで美味しく食べることができる野菜や、茄子と通じる雰囲気を持った野菜もあります。

食感がなすに似ていて、わりとどんな料理でも使える万能選手

ズッキーニ

ズッキーニは、かぼちゃの仲間でペポカボチャという系統に属する野菜です。

ズッキーニの味わいはクセがなく、どんな味付けにもなじみます。加熱すると果肉が柔らかくとろりとして食感がなすに似ています。

加熱しても、生でも食べることができ、いろいろな料理においてなすの代用として使える野菜です。

生で食べるときは、小さくて若いものを選ぶと柔らかく食べることができます。

糠漬けにするときは、縦半分に切ってから糠床に漬け込むと味染みが良いです。

歯応えがありつつ、ややねっとりとした食感もあって、ズッキーニの糠漬けはおいしいですよ。我が家では定番です。

韓国かぼちゃ

韓国かぼちゃは、見た目はズッキーニやきゅうりにも似ていますが、日本かぼちゃの仲間の野菜です。

エホバクともいわれますが、エは韓国語で赤ちゃん、ホバクはかぼちゃという意味です。

果実が未熟なうちに収穫して食べるため、赤ちゃんかぼちゃエホバクといわれます。

韓国かぼちゃの皮はサクサクとしたキレのよい歯応えがあり、果肉は柔らかいのが特徴です。

皮と果肉の食感のコントラストがおもしろい野菜です。

韓国かぼちゃもズッキーニと同じく、クセのない味で、加熱するととろりとしていて、なすの代わりにいろいろなお料理に使いやすい野菜です。

皮をむけばよりとろりとした食感で味わうことができます。

生でも食べられるので、サラダや漬け物にも使えます。

おもに生食にむくもの

トマト

色鮮やかでみずみずしくジューシーなトマト。

実は、トマトもなすもナス科の仲間の植物です。

トマトは、加熱すると果肉が崩れやすいですが、生のままサラダなどには適しています。

オクラ

オクラは、生でも加熱しても食べられる野菜です。独特のねばりが特徴です。

なすの代用として使うなら、生でサラダや漬物がいいですね。

産毛をとって口当たりを良くするためには、水でさっと洗って、塩を少々ふり、まな板の上で手で転がします。

産毛を取ったオクラをスライスしてサラダに加えたり、ぬか床に漬け込みぬか漬けにしたりするとおいしいです。

小さくて、柔らかいオクラは、あえて小さく切らず、そのままの形を料理に生かしてみるのも1つのアイディアです。

オクラの食感や粘りはなすとは異なりますが、果菜らしい形は、小なすとも通じる雰囲気を持っています。

おもに加熱した料理にむくもの

パプリカ

肉厚で甘みのあるパプリカは、なすの代わりに、炒め物や、揚げ浸し、焼き浸しにしてもおいしくいただけます。

パプリカは、生で食べることもできるので、サラダや漬物にしても良いのですが、加熱すると柔らかくなり、よりなすらしくなります。

マーボー茄子や、味噌炒めなど、なすの定番料理でなすの代わりに使うことのできる野菜です。

にんじん、だいこん、かぶ

にんじんや、だいこん、かぶなどの根菜も、使い方によってはなすの代用にすることができます。

歯ごたえを残して調理するよりも、下茹でしたり蒸したりして柔らかくしてから調理するとよりなすの食感に近づきます。

例えば、だいこんやかぶは、下茹でしてから、塩胡椒して、小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣をつけ、フライにすると外はカリッと、中はジューシーなフライになります。

茄子のフライは、中はトロット衣はカリッとしているととてもおいしいですが、茹でただいこん、かぶのフライも似たイメージがあります。

また、にんじんも、だいこんもかぶも、紫色の品種もあります。色味的にはなすに近いので、なすの代用とみなすこともできますね。

たまねぎ

生の玉ねぎは、香りやからみのある味わい、シャキシャキした食感など、ナスの代用にはむきません。

しかし、玉ねぎをよく加熱すると、柔らかくとろみのある食感に変わり、甘みが引き出されてきます。

よく火を通して焼き浸しにしたり、フライにするなどすると、なすの雰囲気に近づけることができます。

ブロッコリー、カリフラワー

ブロッコリーもカリフラワーも、つぼみを食べる野菜です。

火を通しすぎると、クタクタとして崩れやすくなりますが、適度に火を通してマーボー味、味噌味で、炒め煮にするなどすると、ナスの定番料理におけるなすの代わりに使うことができます。

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なすの代用にむかないもの

葉物野菜

柔らかい葉物野菜は、あまりなすの代用にはむきません。

食感が大きくなすと異なること、葉物野菜独特の苦味や青みなどがあるためです。

香りの強い野菜

セロリやニンニク、生姜など、香りの強い野菜、香りが特徴的な野菜もなすの代用には向きません。

なすは、香りも味も淡白で、どんな味付けにも馴染むのが特徴です。

香りの強い、個性的な野菜はなすの代用にはなりません。

なすの代用にむくもの・あうもの

焼き、炒め 揚げ
ズッキーニ
韓国かぼちゃ
トマト 〇(火を通しすぎない)
オクラ
パプリカ
にんじん、だいこん、かぶ ◎(下茹でしてから) ◎(下茹でしてから)
玉ねぎ ◎(よく火を通す) ◎(よく火を通す) ◎(よく火を通す)
ブロッコリー
カリフラワー
◎(火を通しすぎない) ◎(火を通しすぎない) ◎(火を通しすぎない)

◎むいている、〇ややむいている、△むかない

なすの代用にむかないもの
  • 葉物野菜
  • 香りが強い野菜

まとめ

なすの代用になる野菜をいくつかご紹介してきました。

なすにはなすにしかない個性や特徴もありますから、本当になすを使った料理とは少しずつ異なる仕上がりになるかもしれません。

しかし、意外な野菜がなす定番の味付けになじんだり、食感の妙が生まれたり、おもしろい気づきや発見があると思います。

なすがないから何か一つメニューを諦めるのではなく、なすがないからこそ、他の野菜を使った新たな一品に取り組んでみてくださいね。

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