菜の花の花は食べられる?黄色く咲いたら?毒の噂まで総まとめ

2月頃になると菜の花がスーパーに出回り始めます。

独特の苦みが美味しい、春を感じられる野菜です。

ご存知の通り、菜の花は黄色い花を咲かせますが、食用の菜の花でも黄色い花は咲きます。

保存しているうちに花が咲いてしまったら、食べられるのか心配になりますよね。

毒があるという噂まである花が咲いてしまった食用菜の花は食べられるのか、解説していきます。

菜の花の花の部分は食べられる?

食用菜の花は、花の部分が蕾の状態で販売されていますよね。

販売されている菜の花は、蕾の部分も茎も葉っぱも全部食べられます

気になる方は根元部分は切り取ってから調理すると良いですが、基本的には全部食べられるんです。

生ごみが出ないエコな野菜とも言えますね。

多くの野菜は皮付近に多くの栄養があって、皮を剥くことで栄養価が少し下がってしまいますが、全部食べられるならその心配もありません。

また、蕾の部分にはイソチオシアネートという成分が含まれています。

玉ねぎなどにも含まれる辛み成分で、血液をサラサラにする効果があります。

食べないなんてもったいない!というわけです。

カルシウムや鉄分、ビタミンCなど栄養豊富な菜の花は、捨てるところがなく全部無駄なく食べることができるんですね。

菜の花の花が黄色く咲いたら食べられる?

菜の花を買ってきて保存しておくと、黄色い花が咲きます。

食べられるのかと心配になりますが、問題なく食べられますので安心してください。

食べられるのですが、味は落ちています。

茎の部分は硬く筋っぽくなり、苦味も増してしまっています。

菜の花の苦み成分はケンフェロールと言って、エネルギー代謝を促進して脂肪燃焼効果が期待できます。

ダイエット効果が期待できるということですね。

少しの苦みなら美味しく食べられますが、あまりにも苦味が増してしまうと大人でも食べづらくなってしまうので買ってきた菜の花は早めに食べるのが良いでしょう。

花が咲いてしまって苦味や硬さが増してしまっても美味しく食べる方法はあります。

  • 天ぷら・・衣をつけて揚げることでサクサク感が追加されて硬さが気にならない
  • グラタン・・ホワイトソースと食べることで苦味が和らぐ
  • タラモサラダ・・じゃが芋とたらこと合わせて苦味をカバー
  • カレー・・煮込んで柔らかく、苦味もカバー

花が咲くことで黄色がアクセントにもなります。

メイン料理の飾りとしてだけでも使え、彩り鮮やかな食卓になりますよ。

最近ではエディブルフラワーといって、バラやスミレなど食用の花がスーパーでも販売されています。

レタスサラダに散らすことで、簡単なサラダも一気に華やかになりますよ。

黄色く咲いた菜の花も、無駄にせずに使いましょう。

ただ、花が咲いたということはそれだけ保存期間が長くなっているということですので、傷んでしまっていたり、栄養価も減ってしまっています。

  • 葉がしおれている
  • 変色している
  • 汁が出ている

上記のような変化がある場合は傷んでいたり腐っている場合があるので、状態をしっかりと見極めてから食べるようにしましょう。

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花の花は毒がある噂はホント?

菜の花の黄色い花が咲いても、問題なく食べられます。

毒があるという噂を聞いたことがあるかもしれませんが、毒なんてありませんので安心して食べてください。

確かに、苦味や辛みの感覚は体を守るための防御的な感覚として備わっているものでもあるため、苦み成分も辛み成分も含んでいる菜の花に毒があるという噂があったのでしょう。

ですが、菜の花に含まれている成分はどちらも体に有効な作用があります。

辛み成分イソチオシアネート

血液をサラサラにする効果。

血栓予防ができ、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞の予防ができます。

最近ではがん予防にも効果があるとの研究が進められています。

苦み成分ケンフェロール

細胞内のミトコンドリアを活性化して、エネルギー代謝を促進します。

エネルギー代謝が高まることで、脂肪燃焼が高まり肥満予防、改善が期待できます。

脂肪が燃焼されるということは、動脈硬化も予防できるということです。

また、ミトコンドリアの活性で各臓器の機能も活性化され、免疫機能もアップします。

毒かもしれないと思われた苦味も辛みも、どちらも私たちの健康に役立ってくれるんですね。

菜の花の花は食べられる?まとめ

菜の花の黄色い花が咲いてしまっても、毒などはなく問題なく食べることができます。

保管しているうちにいつの間にか咲いてしまったとしても心配しなくても大丈夫ですよ。

ですが、花が咲いてしまった後は筋っぽくなってしまったり苦味も増しているので早めに食べるのが良いでしょう。

保管しているうちにせっかくの栄養も減っていってしまいます。

春を告げる野菜である菜の花は新鮮なうちに食べましょう。

お浸しやお吸い物など、鮮やかな色味を活かした料理にオススメですよ。

花が咲いた後も、黄色い可愛らしい花を活かしてサラダにしたり、メイン料理の添えとして使えば一気に雰囲気も春らしくなります。

花が咲く前も咲いた後も楽しめる菜の花です。

栄養満点の菜の花を美味しく楽しく食べましょう。

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