きゅうりは水分が多く、シャキシャキした歯ごたえを活かしてサラダにして食べることが多いですよね。
きゅうりにはビタミンCやカリウムなどの栄養が含まれていますが、食べ合わせによってそれらの栄養を無駄なく摂取できるかが変わってきます。
きゅうりと組み合わせて良い食べ合わせと、悪い食べ合わせをそれぞれ紹介し、ランキングを作ってみました。
ハウス栽培されて年中出回っているきゅうりですが、この記事を参考にして、色んな食材と組み合わせて食べてみてください。
Contents
きゅうりの食べ合わせで良いものは?
きゅうりとの相性がいい食材の組み合わせを、理由も一緒に解説していきます。
レタス
きゅうりと一緒にサラダとして食べることが多いレタスとは良い食べ合わせです。
レタスにもカリウムが豊富で、きゅうりのカリウムとの相乗効果で利尿作用が高まり、むくみの防止になります。
同じ理由で、スイカ、バナナとも相性がいいですよ。
レモン
きゅうりにはアスコルビナーゼというビタミンCを壊す働きのある成分が含まれています。
レモン汁をかけることで、アスコルビナーゼの働きを抑えることができます。
梅干し
レモンと同じく、梅干しに含まれるクエン酸がアスコルビナーゼの働きを抑えてくれます。
また、梅干しだけでは塩分が高いですが、きゅうりのカリウムが余分な塩分を体外に排出してくれるので血圧の安定にも繋がります。
うなぎ
うなぎはタンパク質やミネラルも豊富で、夏場のスタミナ食としてお馴染ですよね。
ですが、ビタミンCは少ないため、きゅうりと一緒に食べることで補えます。
うなぎは脂も乗っているので、さっぱりとしたきゅうりとの相性は良いですよ。
うなぎときゅうりを和えたうざくという料理もあります。
小松菜
小松菜は鉄分が豊富な野菜です。
鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップするため、きゅうりと一緒に和え物にすると効率よく栄養を摂取できます。
ヨーグルト
ヨーグルトは乳製品なのでタンパク質が豊富です。
きゅうりに含まれるビタミンCはコラーゲンの生成を促す働きがあるため、タンパク質製品と組み合わせて食べると良いと言われています。
ヨーグルトサラダにして食べるとさっぱりして美味しいですよ。
良い食べ合わせとは、きゅうりに含まれる栄養や成分をうまく活用できる組み合わせや、他の食材が持つ栄養の吸収をアップしたり補ったりできる組み合わせを言います。
せっかく含まれている栄養ですから、無駄なく効率よく摂取したいですよね。
良い食べ合わせを知って実践してみましょう。
きゅうりの食べ合わせで悪いものは?
悪い食べ合わせも、同じように解説していきましょう。
トマト
きゅうりとトマトはサラダではセットになっていますが、悪い食べ合わせです。
きゅうりにはビタミンCを壊すアスコルビナーゼという成分が含まれており、せっかくのトマトのビタミンCが壊されてしまいます。
アスコルビナーゼは酸で働きを抑えられるので、レモン汁をかけたり酢の物にするといいでしょう。
天ぷら
きゅうりの約95%は水分です。
水分たっぷりのきゅうりを食べると胃液が薄まってしまい、脂っこい天ぷらの消化がスムーズに出来ず胸やけや胃もたれの原因となります。
ビール
ビールだけではなく、アルコールときゅうりの相性は良くありません。
アルコールにもきゅうりにも利尿作用があり、脱水や、悪い場合は急性アルコール中毒を引き起こすなどの危険性があります。
フルーツ
きゅうりに含まれるビタミンCを壊す働きのあるアスコルビナーゼが、フルーツに豊富に含まれるビタミンCを壊してしまいます。
豚肉
きゅうりは今では年中出回っていますが、旬は6月~8月で夏野菜です。
夏野菜の多くは体を冷やす作用があり、豚肉も体を冷やします。
きゅうりと豚肉を一緒に摂ることで、体を冷やしすぎてしまう可能性があるためオススメできません。
焼き魚
焼き魚ときゅうりのぬか漬け、和食の定番ですが、これも悪い食べ合わせです。
焼き魚の焦げ部分に含まれるジメチルアミンと、漬物に含まれる亜硝酸塩が体内で結合して発がん性物質が発生するという実験結果があります。
きゅうりの漬物に限らず、焼き魚と漬物の食べ合わせは良くないのです。
良い食べ合わせとは逆に、きゅうりの成分が他の栄養の吸収の妨げになってしまったり、体を冷やしたり胃もたれを起こしたり、体の不調を引き起こす原因になり得る食べ合わせが悪い食べ合わせです。
絶対に一緒に食べてはいけないという訳ではなく、こういう作用があるということを知ったうえで食べるのが良いでしょう。
知っておけば、きゅうりとトマトのサラダを食べる時は、レモンドレッシングを使うなど対策が出来ますよね。
きゅうりの栄養が一番摂れる食べ合わせは?
では結局、きゅうりと一番相性が良いのはどの食べ合わせなのか、ランキングを発表していきます。
1位:きゅうり&うなぎ
夏が旬のきゅうりと、夏のスタミナ食うなぎの食べ合わせが、それぞれの良さを引きたてながら足りない分をカバーして、一番効率良く栄養が摂れる食べ合わせだと言えるでしょう。
うざくという和え物はとても理にかなった料理なんですね。
2位:きゅうり&梅干し
梅干しの塩分をきゅうりのカリウムが調整してくれる食べ合わせです。
きゅうりのビタミンCを壊す働きを梅干しのクエン酸が抑えてくれるので、他の生野菜と一緒にサラダで食べてもビタミンC損失の心配がありません。
3位:きゅうり&ヨーグルト
ビタミンC豊富なきゅうりとタンパク質豊富なヨーグルトの組み合わせが、女性には嬉しい美肌効果が期待できる食べ合わせです。
さっぱりと食べられるので、朝食としてもオススメです。
美味しく、食べやすい組み合わせが良いですよね。
紹介した食べ合わせは実践しやすいものですので、ぜひご家庭で試してみてください。
まとめ
きゅうりは味が淡白でさっぱりとしているのでどんな調味料や食材とでも合わせることが出来て、よく料理に使われる野菜ですが、その組み合わせによって栄養が効率よく摂れたり、逆に栄養素を壊してしまったりします。
きゅうりに含まれる栄養の特徴を知って、どんな食材と組み合わせるのが良いのかを知っておきましょう。
きゅうりはハウス栽培もされていて年中出回っているので、春夏秋冬、旬の野菜や食材と共に一緒に組み合わせて美味しく栄養を摂れるようにしましょう。
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