ほうれん草は栄養豊富な緑黄色野菜の代表選手で、常備されている方も多いと思います。
使いやすい野菜ですが、まとめて切った後保存し、使いたいときに使いたい分だけ使っていくことができたらとても便利ですね。
ほうれん草は生のままカットして短期間なら冷蔵保存できます。
そして、冷凍すると1か月ほどは保存できます。
切って冷凍したほうれん草はそのまま調理に使うことができるので、使い勝手もよいです。
今回はほうれん草を切った後の保存のしかたについて解説していきます。
切った後に上手に保存すればお料理の時短にもつながりますし、食品ロスも減らせます。
定番野菜でどんな料理にも使える万能なほうれん草。安い時にたくさん仕入れて保存しておけば、節約にもなりますね。
切った後のほうれん草の正しい保存の仕方をしって、上手にほうれん草と付き合いましょう。
Contents
ほうれん草を切った後の保存方法は?
ほうれん草を切った後は、生のまま冷蔵または冷凍で保存することができます。
また、下茹でして冷凍保存も可能です。
- ほうれん草の根元を水につけて、水をしっかり吸わせる。
- ほうれん草を水洗いする。
- 水気をよく切る。
- 3~4㎝程の長さにカットする。
- さらに水気をペーパーでふき取るか、サラダスピナーで水気を飛ばす。
- ポリ袋にカットしたほうれん草を入れて、ふんわりと空気を入れて口をしばります。
- 冷蔵室で保存します。
- 金属のトレーに、水気をとったほうれん草を重ならないようにならべ、冷凍します。
- 凍ったら、ばらばらにほぐして保存容器か、保存袋に入れて冷凍保存します。
- 凍ったまま調理できます。
切った後、バラバラに冷凍しておくことで保存期間ものび、使い勝手はよくなります。
でも、冷凍すると細胞内の水分が凍って膨張し、細胞壁を壊します。解凍しても生のような食感には戻らず、歯ごたえなどはやや劣るということは覚えておいてください。
とはいえ、もともと柔らかい野菜なので、汁ものの実などにする分には、食感の違いはあまり気にならない程度です。
- ほうれん草をよく洗います。
- 沸かしたお湯に根元からつけてゆがく。
- 30秒ほどで引き上げ、冷水にとる。
- 水気をよく絞り、適当な大きさにカットする。
- 一回に使う分ずつラップで包み、冷凍する。
ゆでて保存する場合は、ゆで時間が長すぎないように注意します。
ゆでることで水分に栄養素が流出するので、栄養の損失を抑えるためにも早めに引き上げて、手早く作業をします。
また、ゆでる前にカットしないこともポイントです。栄養の過剰な流出を防ぎます。
ゆでてそのまま食べる場合と比べたら、まだ生っぽいかな?くらいで引き上げてしまって大丈夫です。
その後冷凍することで、細胞壁が壊されて柔らかくなりますし、食べるときにふたたび加熱することになるからです。
ほうれん草を切った後の賞味期限は?
生で冷蔵保存の場合、2~3日、もともとの野菜の状態や保存環境がよければ、1週間くらいは大丈夫です。
実際に筆者も普段から実践しています。
新鮮なものを買ってきてすぐに処理してカット、庫内温度があまり変化しないように管理すれば、意外と長持ちする、というのが筆者の経験則です。
生やゆでで、冷凍保存の場合、1か月ほどです。
ほうれん草を切った後日持ちさせる保存方法は?
生で保存する場合、水気の取り方が日持ちに影響します。
ペーパーで水気をしっかりふき取る、サラダスピナーを利用して水気を飛ばすなど、ひと手間かけます。
水気がついたまま冷蔵保存しても傷みやすくなりますし、冷凍保存の場合は、霜の原因になったり、過剰な水分でくっついてしまい、使いにくくなります。
余分な水分は大敵ですが、水分をきちんととった後は乾燥を防いで保存します。
生のほうれん草を保存する際に、野菜保存専用の袋を使うことも効果的です。
野菜保存専用の袋は、野菜の呼吸を抑えて鮮度をキープする加工がなされています。
ほうれん草を切って保存するときにシュウ酸が気になる場合は?
生のほうれん草には、シュウ酸という成分が含まれています。
アクのもとになる成分で、体内では結石の原因にもなります。
ほうれん草はシュウ酸の多い野菜の代表選手というイメージもありますが、品種改良によって、シュウ酸が少なく、あくやえぐみが少ないほうれん草が次々開発されています。
極端にほうれん草をはじめシュウ酸の多い食品(タケノコ、チョコレートなど)を食べ過ぎなければ、さほど気にする必要はありません。
しかし、健康上の理由からシュウ酸が気になる方は、ゆでてからカットして冷凍することをお勧めします。
ゆでることで、シュウ酸は水に溶けだして減っていくためです。
あらかじめゆでて冷凍しておくことで、使うときには改めて下ごしらえの必要なく、手軽に使うことができます。
また、ゆでるときは必ず丸ごとゆでてください。
切ってからゆでると、切り口からシュウ酸以外の水溶性の栄養も失われやすくなるからです。
ほうれん草を切った後まとめ
ほうれん草は、切った後保存することのできる便利な野菜です。
冷蔵保存はもちろん、生のままバラバラに凍らせておけば使いたい量だけ取り出して使うことができます。
もうすこし手間をかけて、ゆがいて冷凍しておけば、気になるシュウ酸対策もばっちりです。
青物は、料理に少し入るだけでも彩りがよくなって見栄えもぐっとよくなりますし、食欲をそそります。
栄養バランスもばっちりです。
とても身近な野菜、ほうれん草を使いこなして、毎日の食事作りをより手軽に、豊かなものにしていってくださいね。
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