にんじんを切ったら穴？白や緑でも大丈夫？見分け方の目安

よく料理に使うにんじんですが、切ったら穴があいていることがあります。

傷んでいる様子もなく、ただ穴が開いているだけだとどうして穴があいたのか気になります。

そこで今回は、にんじんを切ったら穴があいている理由についてご紹介します。

にんじんは丸々1本で買うことがほとんどなので、中の状態は切ってみないとわからないですよね。

また、にんじんを切ったら白い時や緑がかっていることもあります。

にんじんが白や緑色になる原因や理由についてもご紹介していきます。

まとめてにんじんを切った後は、どのように保存したらいいのかも説明していきます。

料理には欠かせないにんじんを無駄なく使い切りましょう。

にんじんを切ったら穴があった？

にんじんを切ったら穴があるのは、にんじんの水分が不足した状態だからです。

にんじんの水分不足で傷んでいるわけではないので、食べることはできます。

にんじんを買ってきてそのまま保管していると、冷蔵庫に入れていても水分が抜けていきます。

にんじんにすが入っている状態で、いざ切ってみると中に空洞ができていることがあります。

長い間そのまま保管していると自然と水分が抜けてしまうので穴があくことがあります。

また、畑で採りたてなのに穴が開いているときは、収穫が遅かった印です。

にんじんがとう立ちしてしまい、中に空洞ができてしまいます。

とう立ちとは、茎に花芽がついてしまった状態のことでにんじんの場合は、とう立ちしてしまうと実の部分に栄養が行き届かなくなりすが入った繊維質の状態になってしまいます。

このような場合にも、切ってみると穴があいてしまっていることがあります。

どちらの場合も水分栄養不足で味はおいしくありませんが、腐っているわけではないので食べることはできます。

にんじんを切ったら白かった！

にんじんがとう立ちして栄養が偏ってしまい、白くなっています。

腐っていたり、傷んでいるわけではないので食べても大丈夫です。

にんじんを輪切りにすると丸く白い部分ができていることがあります。

とう立ちしたにんじんにみられる現象で、全体的に固くなっています。

お店で買ったにんじんでも少しずつ成長しているので、長期間保管していると芯の部分が固くなって白くなることがあります。

私は以前、太めのにんじんを買った時に白い部分があって、固かったことがあるので、それ以来あまり太くないにんじんを選ぶようにしています。

にんじんの白くなった部分は、腐っているわけではないので食べることはできますが、固いです。

包丁で切れるのであれば、みじん切りにして使ってしまえば味もあまり気になりませんが、包丁で切れないくらい固い場合は食べない方がよいでしょう。

にんじんを切ったら緑だった！

にんじんを切ったら緑になっているのは、にんじんに日が当たっていたからです。

緑色の部分は少し固いですが、食べられます。

にんじんは土の中で育つ野菜ですが、成長の途中でにんじんの上の部分が土の上に出てしまうことがあります。

土から出てしまった部分に日が当たると光合成を行い緑色になってしまいます。

緑色の部分は、やや固く少し青臭いですが、傷んでいるわけではないので、食べることはできます。

にんじんの切った後の保存方法

にんじんを切った後はラップかジッパー袋に入れて冷蔵保存、または冷凍保存します。

1本からその日に使う分を切って残ったにんじんは、切り口にラップを密接させて全体を覆い冷蔵庫で保管します。

ラップをしていても乾燥してしまうので、3～4日くらいで使い切るようにしましょう。

また、1本からまとめて料理に合わせて切ってしまうこともありますよね。

私は、みじん切りや薄切りで使う時は2～3日分まとめて切ることが多いです。

2～3日以内に使う場合ならラップをしたり、ジッパー袋に入れて冷蔵保存で問題なく使えます。

切ってしまったにんじんは冷凍保存も可能です。

大きめに切ったにんじんは冷凍には向きませんが、輪切りにして軽く茹でて粗熱をとり、ジッパー袋に入れて冷凍すれば煮物にも使えます。

千切りや薄切りであれば切ってそのままジッパー袋に入れて密閉し冷凍することもできます。

冷凍保管では約1ヶ月持ちます。

まとめ

にんじんを切ったら穴があいているときは、にんじんの水分不足によるものです。

また、にんじんが成長しすぎてとう立ちすると穴があいたり、中の芯の部分が白くなったりします。

穴があいたり、白くなってしまったにんじんは腐っているわけではないので、食べることはできます。

にんじんの上の部分が緑色になっていて、切っても中が緑色になっていることもあります。

にんじんが緑色になるのは、日にあたって光合成をしているからです。

緑色になったにんじんは少し青臭いですが、食べられます。

今回ご紹介した穴のあいた状態や白くなった状態、緑色になったにんじんはどれも食べても害はありませんが、おいしくは食べられません。

みじん切りや薄切りにしてあまり存在感を出さずに料理に使ってしまうといいですね。

また、切ってしまったにんじんは冷蔵保管、冷凍保管できるので用途に合わせて上手に保存しましょう。

参考URL
葉根菜のトウ立ちはなぜ起こる？
タキイの野菜 – タキイ種苗
にんじん：中心部分が白くなっているが大丈夫か？ | コープ北陸事業連合
人参の首の緑色は日焼け。食べられます | 有機野菜のぶどうの木