高品質かぼちゃといえば、粉ふきかぼちゃと言われるほど高級品です。
粉ふきかぼちゃの特徴は、味わいや見た目の品質の良さ、強健なツルにあります。
粉ふきかぼちゃの特徴を活かした食べ方をすると、他の品種との特徴の違いを感じられるはずです。
粉ふきかぼちゃの特徴をより分かりやすいように、今回は旬の時期、カロリー、味、産地、切り方、育て方、価格といったポイントから解説します。
粉ふきかぼちゃは一般的なかぼちゃと同様に家庭でも栽培しやすい品種なので、自分で育ててみても良いと思います。
粉ふきかぼちゃは栄養面では一般的なかぼちゃと大きな差はありませんが、でんぷん質が多く、しっかりとした甘さがあります。
粉ふきかぼちゃのレシピも紹介しますので、他のかぼちゃと食べ比べしてみてくださいね。
粉ふきかぼちゃの味わいを楽しんでみましょう。
Contents
粉ふきかぼちゃの特徴
粉ふきかぼちゃの特徴は、味わいや見た目の品質の良さ、強健なツルにあります。
粉ふきかぼちゃは高品質なかぼちゃであり、野菜の中でも高級品とされています。
読み方・別名 | こふきかぼちゃ |
旬の時期 | 11月~1月頃 |
産地 | 北海道 |
食べ方 | 蒸す、粉吹きかぼちゃ、コロッケ、天ぷら |
味について | ホクホク食感 しっかりとした甘さ |
粉ふきかぼちゃの味や食感
味や食感の特徴
- でんぷんを多く含み、しっかりとした甘さがある
- ホクホクとした食感
- 味と食感のバランスが良い
粉ふきかぼちゃは味と食感の良さに人気があります。
プロの料理人からも、粉ふきかぼちゃのバランスの良い味わいには定評があるようです。
粉ふきかぼちゃの貯蔵後の味や食感
粉ふきかぼちゃは貯蔵によって、甘さやホクホク食感が増します。
収穫直後もしっかりとした味わいがありますが、貯蔵することで甘さとホクホク食感がさらに良くなり、バランスの取れたかぼちゃになります。
粉ふきかぼちゃの産地
粉ふきかぼちゃの主な産地は、北海道です。
全国的にも栽培されていますが、冷涼な気候が適しています。
粉ふきかぼちゃの旬の時期
粉ふきかぼちゃは、11月から1月にかけて収穫され、旬を迎えます。
一般的なかぼちゃは夏から秋に旬を迎えるものがほとんどですので、ピークが遅い品質だと考えられます。
一般的なかぼちゃが終わった後に食べられる品種ですね。
粉ふきかぼちゃの形や中身の色
形や中身の色の特徴
- 見た目は一般的なかぼちゃと同様
- 扁平な形
- 大きさは1.8kg~2.4kg
- 種子部分が少なくて肉厚
- 皮はツヤのある黒色や黒緑色
- 中身は濃い黄色
粉ふきかぼちゃは、一般的なかぼちゃと見た目は変わりませんが、比較的大きな品種で重厚感があります。
外見は上品なツヤのある黒色や黒緑色で品質の高さを感じさせます。
粉ふきかぼちゃのカロリー
粉ふきかぼちゃのカロリーを調べてみましたが、粉ふきかぼちゃ自体の数値は得られませんでした。
粉ふきかぼちゃは西洋かぼちゃの一種ですが、西洋かぼちゃのカロリーは100gあたり91kcalで、粉ふきかぼちゃも同程度であると予想できます。
粉ふきかぼちゃの切り方
一般的なかぼちゃと同様の形であるため、切り方も一般的なかぼちゃと同じ方法で構いません。
粉ふきかぼちゃは一般的なかぼちゃよりも種子部分が少なく、果肉部分が厚い特徴がありましたね。
一般的なかぼちゃよりも果肉が多く食べられるので、4分の1カットなど料理に応じて工夫してみましょう。
粉ふきかぼちゃの育て方・栽培方法と収穫時期
粉ふきかぼちゃは形が揃いやすく、栽培しやすい品種です。
粉ふきかぼちゃの栽培時のポイント
植付け | 粉ふきかぼちゃは葉も大きくなるため、株同士の間隔を広めに取るようにした方が良い。 |
受粉 | 低温の時間帯に花粉が多く発生する。基本的にミツバチ交配で受粉させるが、雨の日には人工授粉を行うことがおススメ。人工授粉は早朝6~8時頃に済ませる。 |
強健なツルと肥料 | 粉ふきかぼちゃは、他の品種に比べてツルが強健。強健なツルは栄養を十分に吸収するためにあり、粉ふきかぼちゃの品質の高い甘さの秘密でもある。肥料を多くすると、ツルが必要以上に強くなってしまうので、注意しなければならない。ただ、肥料を少なくできるというメリットでもあり、栽培しやすい品種とも言える。 |
粉ふきかぼちゃの収穫時期
開花してから50~60日が収穫の目安です。
ツルが緑色からコルク化していることも確認しましょう。
粉ふきかぼちゃの価格
粉ふきかぼちゃは高級品とされ、あまり広く出回ってはいません。
4分の1にカットした粉ふきかぼちゃで、200円前後です。
一般的なかぼちゃは4分の1カットで100円前後なので、倍の価格であると言えますね。
1個の値段は単純に4倍すると約800円になり、非常に高級なかぼちゃであることが分かります。
粉ふきかぼちゃの食べ方やレシピ
粉ふきかぼちゃ自体にしっかりとした甘さや品の良い味わいがあるので、素材そのものの味を楽しむ調理方法がおススメです。
粉ふきかぼちゃのおススメの食べ方は、蒸す、粉吹きかぼちゃ、コロッケ、天ぷらです。
蒸す | 粉ふきかぼちゃのホクホク食感を一番楽しめる食べ方。粉ふきかぼちゃは加熱によってホクホク食感が増す。蒸すと煮崩れせずにホクホクしつつも、しっとりとした仕上がりになるので、煮物よりも蒸し料理がおススメ。電子レンジでチンするだけで、簡単に蒸した粉ふきかぼちゃが食べられる。 |
粉吹きかぼちゃ | 粉ふきかぼちゃそのものの味を楽しむ方法として、粉吹きかぼちゃもある。同じ“こふきかぼちゃ”と言われるようによく合う食べ方。粉ふきかぼちゃ自体にしっかりとした甘さがあるため、砂糖はほとんど必要ない。 |
コロッケ | 粉ふきかぼちゃのホクホク食感は、コロッケのような揚げ物にしても損なわれない。粉ふきかぼちゃのしっかりとした甘さはコロッケにしても十分に感じられ、塩をちょっとまぶすだけのシンプルな味つけで食べてみて欲しい。 |
天ぷら | 天ぷらにすると、粉ふきかぼちゃの甘さをシンプルに味わえる。粉ふきかぼちゃのホクホク食感は天ぷらにしても変わらずに楽しめる。薄めの天つゆや少量の塩をつける程度で食べると良い。 |
まとめ
粉ふきかぼちゃの特徴は、味わいや見た目の品質の良さ、強健なツルにありました。
粉ふきかぼちゃはかぼちゃの中でも、見た目も味も良く、高品質な品種とされています。
比較的形が揃いやすく、栽培もあまり難しくはないので、チャレンジしてみても良いと思います。
粉ふきかぼちゃのツル自体が強く、肥料を与えすぎるのは逆効果であることから、使う肥料の量を減らせるというメリットもあります。
粉ふきかぼちゃはしっかりとした甘さもあり、素材そのものの味わいも良いため、濃い味つけをしない調理方法がおススメです。
高級品とされる粉ふきかぼちゃは、なかなか手に入りませんが、見つけたときには是非味わってみたくなりますね。
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