コリンキーの特徴や旬の時期!味はさっぱりサラダにあうシャキシャキ系

皮ごと生で食べられるコリンキーという変わったかぼちゃがあります。

スーパーでも見かけることはめったになく、その特徴は知られていません。

珍しいコリンキーの特徴と、美味しく食べる方法やレシピもご紹介します。

珍しい野菜なので、味やカロリーなどの栄養面も気になりますよね。切り方も分からないかもしれません。

スーパー、市場に出回る旬の時期や価格、どこでどのように栽培されているのか産地についても触れていきます。

記事を見てコリンキーの魅力を知ってください。

コリンキーの特徴

コリンキーはラグビーボールのような紡錘形をしていて、色は明るい黄色、皮が柔らかく生で食べられるのが特徴です。

一般的なかぼちゃとは全く異なる見た目ですね。

山形県の野菜苗やタネを販売する会社が2002年に品種登録した比較的新しいかぼちゃで、その後全国で栽培されるようになりました。

読み方・別名 サラダかぼちゃ
旬の時期 5月末~7月
産地 山形県他、全国の栽培地
食べ方 サラダ、ピクルス
味について シャキシャキした食感で、さっぱりした味。水分が多く柔らかい。

コリンキーの味や食感

コリンキーは水分が多く、シャキシャキとした歯触りが心地よい野菜です。

かぼちゃといえば優しい甘みがありますが、コリンキーは爽やかなさっぱりとした味をしています。

貯蔵後の味と食感

コリンキーは通常、未熟果を収穫して食べます。
シャキシャキした食感でサラダで食べると美味しいのですが、熟したコリンキーは、食感が粘質になりねっとりしてきます。

熟したコリンキーは加熱してスープなどにすると美味しく食べられます。

コリンキーの産地

詳しい生産量のデータはありませんが、山形県の会社が開発に関わって品種登録したことから、山形県での栽培が多いようです。

生食できるコリンキーの人気が広がるにつれて、広島県、神奈川県など、全国で栽培されるようになりました。

栽培地域は全国に広がりつつありますが、まだまだ生産量が少なく、スーパーに出回るものは多くありません。

地域の産直市場などで購入できるところは多くあるでしょう。

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コリンキーの旬の時期

栽培地域の気候によって異なりますが、多くは5月末頃から収穫が始まり、7月頃までが美味しい時期となります。

東北地方など寒冷地では約1か月ほど遅れて6月~8月が収穫の最盛期となります。

コリンキーの形や中身の色


  • 紡錘形でラグビーボールのような形
  • ヘタの部分が玉ねぎのように尖っている

 

大きさ

  • 重さは約500g~1Kg
  • ソフトボールぐらいの大きさで手のひらに収まる

 


  • 皮は明るい黄色、熟すとオレンジ
  • 皮に縦に薄い筋が通っている
  • 中の実は皮と同じような明るい黄色、ワタとタネは白っぽい黄色

コリンキーのカロリー

コリンキーのカロリーは正確なデータがありません。

一般的な西洋かぼちゃのカロリー:91Kcal(生のもの100gあたり)

そうめんかぼちゃ:24Kcal(生のもの100gあたり)
コリンキーは水分が多く、甘みもほとんどないかぼちゃです。

同じく水分が多い品種のそうめんかぼちゃのカロリーは一般的なかぼちゃの約1/4です。

コリンキーのカロリーとしては、一般的なかぼちゃよりもそうめんかぼちゃに近いと言えそうです。

コリンキーの栄養

コリンキーは皮も柔らかいため、皮ごと生で食べられるかぼちゃです。

●カロテン
皮付近に多く含まれるカロテンは抗酸化作用にって細胞の賛歌を防止して、がんの抑制や老化防止に効果が期待されています。

皮ごと食べられるコリンキーなら効率よくカロテンを摂取できます。

●食物繊維
こちらも皮に多く含まれる栄養です。

お通じの改善に役立つだけでなく、コレステロールを体外に排出する働きがあることもわかってきました。

●ビタミンB1
糖質の分解を助けてエネルギー生産に関与し、疲労回復に効果があります。

生で食べられるコリンキーなら、加熱によって損なわれてしまう栄養素も効率的に摂取することができます。

コリンキーの切り方

コリンキーはサラダやピクルスなど、生食することが多いかぼちゃです。

  • 千切り
  • 薄切り
  • ピーラーを使った薄切り

 

など、角切りやくし切りのように大きく切るよりは薄く小さく切る方が食べやすく、料理にも合うでしょう。

コリンキーの育て方・栽培方法と収穫時期

種まき:3月~4月
植え付け:4月~5月
収穫:6月~7月

  • 種まきから収穫までの時期は、栽培地域の気候によって時期が前後します。
    九州など温暖地域なら1か月早く、東北地方など寒冷地なら1か月遅くなります。
  • 一般的なかぼちゃと同じくツルが伸びるので植え付けの際は株間を1m以上開けて植えつけ、支柱などで一方に誘導しますが、ツルの間引きはしなくても大丈夫です。
  • 花が咲いてから15日程度で収穫できます。

コリンキーの収穫時期

栽培地域の気候にもよりますが、温暖な地域なら早くて5月末には収穫できるようになります。

全国を通して、5月末から8月にかけてがコリンキーの収穫時期であり、市場に出回る時期であると言えます。

コリンキーの価格

産直市場などでは1玉およそ200円~400円で販売されていることが多いようです。

タネは350円~400円、苗は250円ほどで販売されています。

小さめのかぼちゃだと考えると少しお高めに感じますが、珍しい野菜でめったにお目にかかれないので、ちょっと贅沢したいときにオススメです。

コリンキーの食べ方やレシピ

コリンキーは生のままサラダにしたり、ピクルスにしたりできるかぼちゃです。

ピクルス

  • コリンキーを薄切り、もしくは千切りにする
  • 密閉できる保存容器に、切ったコリンキー、酢、砂糖、小口切りにした乾燥唐辛子を入れて冷蔵庫で一晩漬けこむ。
  • 冷蔵庫保管で1週間保存できる。

 

コリンキーだけでなく、ニンジンや大根を一緒に漬け込んでも美味しいし彩も良くなりますよ。

ズッキーニのようなサクサクした食感もあるため、炒め物や煮込み料理にしても美味しく食べられます。

コリンキー入りタラトゥイユ

  • コリンキー、ニンジン、カブ、ベーコンを小さめの角切りにする
  • 鍋に切った野菜、トマト缶、コンソメスープを入れて煮込み、塩、コショウで味を整える。
  • お皿に盛り付け、お好みでパセリを散らして完成。

さっぱりした味なのでサラダにしたときはどんなドレッシングでも美味しく食べられます。

また、コリンキーは通常シャキシャキした食感の未熟果を食べますが、収穫時期を過ぎて熟したコリンキーはジャムにすると美味しく食べられます。

あまり見かけることがない珍しいかぼちゃのコリンキーですが、そんな食べ方でも美味しく食べられる万能野菜です。

鮮やかな黄色が食卓を華やかに彩ってくれますよ。

少しお値段は高めですが、見つけたときはぜひ手に取ってみてください。

美味しいコリンキーの魅力にはまってしまうかもしれませんよ。

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