雪化粧かぼちゃの特徴や旬の時期!味は甘くてホクホク!

雪化粧かぼちゃという皮が白いかぼちゃがあります。

白いかぼちゃは、一般的な緑のかぼちゃに比べて味や価格に違いがあるのか気になります。

そこで今回は、雪化粧かぼちゃの旬の時期や産地、味、見た目の形や切り方など特徴をまとめてご紹介します。

雪化粧かぼちゃは、西洋かぼちゃに分類されその中のいくつかある白皮栗かぼちゃの品種の一つです。

珍しい品種のかぼちゃですが、種はネットで販売されていて、全国どこでも栽培は可能なので育て方についても説明していきます。

また、雪化粧かぼちゃのカロリーや栄養素についても一般的なかぼちゃと比較して、どんな料理にあうのか食べ方やレシピも載せていますので参考にしてみてくださいね。

雪化粧かぼちゃの特徴

雪化粧かぼちゃは、株式会社サカタのタネが開発し販売している白皮栗かぼちゃの品種の一つです。

貯蔵性に優れていて、一般的なかぼちゃの旬が終わってもおいしく食べられるかぼちゃです。

年を越しても食べられることや、北海道では流氷が流れてくる寒い時期でも食べられることから別名流氷かぼちゃとも呼ばれています。

読み方・別名 ゆきげしょうかぼちゃ、流氷かぼちゃ
旬の時期 10月~翌1月
産地 北海道
食べ方 煮物、天ぷら、コロッケ
味について ホクホク、甘い

(https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/pumpkin-yukigesyo.htm)

雪化粧かぼちゃの味や食感

雪化粧かぼちゃは、収穫後すぐはパサパサの食感で甘みも弱いため、1ヶ月~2ヶ月貯蔵します。

貯蔵することで、かぼちゃのでんぷん質が糖化され甘みが増します。

一般的な西洋かぼちゃは、貯蔵することでややしっとりとした食感に変わりますが、雪化粧かぼちゃは貯蔵してもホクホクとした食感があります。

雪化粧かぼちゃの産地

雪化粧かぼちゃの産地は、主に北海道の中央に位置する美瑛やふらの、和寒などの旭川周辺になります。

気候に合わせて栽培時期をずらすことで全国での栽培は可能ですが、寒冷な北海道では収穫の時期も長く、一般的な西洋かぼちゃが出回らなくなる時期でも出荷できます。

雪化粧かぼちゃの旬の時期

雪化粧かぼちゃの旬の時期は、10月~翌1月頃です。

雪化粧かぼちゃの収穫は、8月頃から始まりますが、収穫後1~2ヶ月貯蔵させることで甘みが増しおいしくなります。

特に雪化粧かぼちゃは、貯蔵性がよく一般的なかぼちゃよりも長く貯蔵させることができます。

その為、旬の期間も長くなります。

雪化粧かぼちゃの形や中身の色

雪化粧かぼちゃは、皮の色が灰白色の楕円形で1個2㎏~2.5㎏くらいの大きさです。

中身は、薄い黄色で果肉は肉厚です。

雪化粧かぼちゃは名前の通り雪をかぶったように皮の色が白っぽいのが特徴ですが、真っ白ではありません。

白皮栗かぼちゃの中には、もっと真っ白な品種もあります。

雪化粧かぼちゃとはいいますが、灰色がかった緑色の部分がまだらにあるのも特徴です。

雪化粧かぼちゃのカロリー

雪化粧かぼちゃは食感や味が西洋かぼちゃに似ているので、カロリーも同じくらいと考えてよいでしょう。

100gあたり 雪化粧かぼちゃ 一般的な西洋かぼちゃ
エネルギー 91kcal  91kcal

雪化粧かぼちゃの正確なカロリーは調べてもわかりませんでしたが、かぼちゃの分類でみると西洋かぼちゃになります。

雪化粧かぼちゃは、貯蔵性があり貯蔵することで甘みが増すので、じっくり寝かせた甘いものだと西洋かぼちゃよりもカロリーはやや高くなる可能性はありますが、食感や味も西洋かぼちゃに似ているのでカロリーもほぼ同じでしょう。

雪化粧かぼちゃの栄養

雪化粧かぼちゃも一般的なかぼちゃと同様、カロテンやカリウム、ビタミンEやビタミンC、食物繊維が含まれます。

カロテン 抗酸化作用や体内でビタミンAとなり、粘膜の維持や免疫力をつけます。
カリウム 体内の水分量を調節し、むくみを改善したり、高血圧の予防になります。
ビタミンE 抗酸化作用や血行促進効果があります。ビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化作用の相乗効果もあります。
ビタミンC 抗酸化作用があり免疫力を高めます。
食物繊維 水溶性、不溶性どちらの食物繊維も含まれているため、便秘解消に効果的です。

雪化粧かぼちゃの特徴でもある白い皮にも、緑の皮同様にβ-カロテンやカリウム、ビタミンEや食物繊維がしっかり含まれています。

雪化粧かぼちゃの切り方

雪化粧かぼちゃは、一般的な楕円型のかぼちゃなのでどこから切っても大丈夫ですが、やや皮が硬いです。

長期保管ができる分、皮が硬くなっているのも白皮かぼちゃの品種の特徴です。

皮が硬い時は、電子レンジで少し温めてから切ったり、軽く茹でてから切ると安全に切ることができます。

加熱するのが気になる方は菜箸を使った方法もあるのでご紹介します。

  1. かぼちゃのへたと反対側のおしりに菜箸を差し込み、中の種の部分まで穴をあける。(おしりの部分はへたよりも柔らかいです。)
  2. 菜箸を抜き、穴の部分に包丁の先端を差し込む。
  3. 包丁がしっかりかぼちゃに入ったら、包丁を持っていない手でかぼちゃをしっかり押さえ、包丁をおろしていく。
  4. 切り残した部分を手で割る。

(https://www.nhk.or.jp/lifestyle/article/detail/00988.html)

てこの原理を使った切り方です。

私は、なんとなくかぼちゃはへたを上にして切っていましたが、おしり側の方がかぼちゃは柔らかいのですね。

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雪化粧かぼちゃの育て方・栽培方法と収穫時期

雪化粧かぼちゃは、涼しい気候での栽培に向いています。

産地でもある北海道での栽培時期に合わせて育て方をご紹介します。

5月~6月 種まき・育苗 発芽温度は25~28℃。発芽後、子葉が7割くらい出てきた頃にポットに移し育てる。
6月~7月 定植 1ヶ月後、本葉が4枚ほどになったら、畑に植え替えます。
7月~ 着果・成熟 つるの13節前後に花が咲いて実がつきます。
脇芽かき、追肥を行い、成熟させる。
通常、開花から50~55日程で成熟し、収穫時期になります。
8月中旬~ 収穫・追熟 果実のつけ根にヒビが入りコルク状になったものを収穫し、1~2ヶ月ほど貯蔵させ追熟します。

雪化粧かぼちゃは貯蔵性が良いので、収穫後3ヶ月くらい経ってもおいしくいただけます。

雪化粧かぼちゃは、サカタのタネが開発した品種で一代交配種なので、その年にできたかぼちゃの種を翌年蒔いても同じようには育たたず、品質も劣化します。
(https://www.sakataseed.co.jp/product/search/code00921002.html)

雪化粧かぼちゃの収穫時期

雪化粧かぼちゃの収穫時期は、8月中旬~10月頃です。

温暖な気候の地域であれば、7月頃から収穫になりますが、産地である北海道では8月~10月頃が収穫時期になります。

一般的なかぼちゃは、開花から40日ほどで成熟し収穫となりますが、雪化粧かぼちゃは開花後50~55日と少し長く成熟させてから収穫します。

このちょっとした日数の違いが甘さの秘密ですね。

雪化粧かぼちゃの価格

雪化粧かぼちゃは、1個500円~800円くらいです。

今回はネットでの価格を調べたので、産地で直接購入すればもう少し安くなるでしょう。

また、種をサカタのタネのオンラインショップで購入すると9粒440円(税込・送料別)から買うことができます。

雪化粧かぼちゃの食べ方やレシピ

雪化粧かぼちゃの食べ方は、煮物、天ぷら、コロッケです。

基本的には、一般的なかぼちゃと同じように食べることができますが、特徴であるホクホク感を味わうのは、煮物や天ぷら、コロッケがわかりやすいですね。

今回は、簡単なコロッケのレシピをご紹介します。

材料(4人分)

  • かぼちゃ 400gくらい
  • 砂糖 お好み
  • チーズ お好み
  • 小麦粉 適量
  • 卵 適量
  • パン粉 適量
  • 揚げ油 適量
作り方
  1. かぼちゃは、一口大くらいに切ってレンジで加熱する。
    (皮ごと使ってもよいでしょう)
  2. 熱いうちに潰して、お好みで砂糖やチーズを入れる。
  3. 一口大くらいの大きさに丸めて衣をつけ、揚げたら出来上がり。

揚げ物は少し大変ですが、コロッケなら雪化粧かぼちゃの本来の甘さやホクホクとした食感が存分に楽しめるでしょう。

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