フルーツこがねの特徴や旬の時期！食感はねっとり系で甘さは？

フルーツこがね、というユニークな名前のさつまいもがあります。

どんな特徴を持つさつまいもで、旬の時期はいつなのかなど、気になるところです。

フルーツこがねは、安納いもの中でも甘いものが選抜されたさつまいもです。

ごつごつしつつも丸みを帯びた安納いもの特徴がよく出ています。

産地については残念ながらよくわからないのですが、11月に収穫され12月以降に美味しくなり、旬の時期は冬とも言えますね。

寒い時期に、あつあつの焼きいもやふかしいもでハフハフしながらいただいてみたいさつまいもです。

実はフルーツこがねは情報が少なくて分からないことが多く、謎に包まれたさつまいもです。

今回は、そんなフルーツこがねの特徴や、気になる糖度やカロリーについて分かる限りのことを解説していきます。

珍しいいもですので、もし見かけたり、いただいたりしたときは、ぜひそのおいしさを堪能してくださいね。

フルーツこがねの特徴

フルーツこがねは、安納芋から選抜して育成されたさつまいもです。

糖度が高く、甘いさつまいもで、安納いもらしい特徴を多く備えています。

安納いもは、鹿児島県の種子島安納地区で栽培されてたいもがルーツであり、甘いことや独特のころんとした形、オレンジ色の果肉などで知られています。

フルーツこがねも、安納いもの1つですので、このような特徴は全て備えています。

フルーツこがねは、SANYO植物バイオ研究所というメーカーが苗を販売していました。

フルーツこがねという名称は、品種として登録されたものではなく、種苗メーカーであるSANYO植物バイオ研究所の商標です。

現在、メーカーのサイトはトップページが削除されており、苗やいもがどの程度流通しているのかは、残念ながらよくわかりません。

フルーツこがねの味や食感

フルーツこがねは、ねっとりとした濃厚な食感で、柔らかく、甘みの強いさつまいもです。

フルーツこがねの糖度・甘さ

フルーツこがねの糖度は、19.87度あるともいわれますが、これは生の状態の糖度であると考えられます。

さつまいもは、ゆっくり加熱されることで、酵素が働いてでんぷんを糖に変えるため、糖度が上がって甘くなります。

フルーツこがねを加熱した時の糖度についての情報がなく、正確にはわかりません。

生の安納いもの糖度が15度前後で、加熱すると40度位まで上がります。

フルーツこがねは生の状態で安納いもより糖度が高いので、フルーツこがねはもっと糖度が高いと考えられます。

フルーツこがねの産地

フルーツこがねの産地について調べましたが、情報が少なく、よく分かりませんでした。

フルーツこがねの見た目や中身の色

フルーツこがねは、縦に溝が入り、ごつごつしてコロンと丸い見形をしています。

皮は赤紫色で、切ると、中の実は淡いオレンジ色で、加熱すると濃い黄色に変化します。

フルーツこがねのカロリー

フルーツこがねのカロリーについては調べましたが情報がありません。

安納いもは、100g当たり140kcalほどあるので、フルーツこがねも同じくらいであると考えられます。

フルーツこがねの栄養

さつまいもに豊富な栄養は、

などです。

フルーツこがねは、普通のさつまいもよりも赤みの強い果肉をもっています。

これは、フルーツこがねにはカロテンが多く含まれているということの証拠です。

フルーツこがねの旬の時期

フルーツこがねは、11月ごろに収穫されます。

1ヶ月以上保存することで甘みが増し、さらにおいしくなるので、12月頃が最もおいしくフルーツこがねを食べられます。

フルーツこがねの食べ方

フルーツこがねは、ぜひいもそのものの甘さ、うま味をたのしんでいただきたいさつまいもです。

フルーツこがねに豊富なカロテンを効率よく摂取するには、天ぷらや大学いもなど、油で揚げる調理法もおすすめです。

鮮やかな果肉の色味を生かしたいも羊羹や、モンブランなどの調理法もいいですね

まとめ

フルーツこがねは、その名も実態も知る人ぞ知るさつまいもです。

安納いもの選抜育成種ということで、甘さ、おいしさを期待して家庭菜園で楽しむ方もいましたが、現在は苗が販売されているのかわかりません。

あまりお目にかかることのないさつまいもですが、濃厚で甘くてとてもおいしいさつまいもです。

もしフルーツこがねが手に入る機会があったら、チャンスを逃すことなく召し上がってみてくださいね。