小松菜の代用はほうれん草以外ある?緑黄色野菜で調査!

スーパーで通年手に入る小松菜。

しかし、価格が高い、鮮度が良くない、安売りで売り切れていたということもあります。

今回は、このような非常時に役立つ、小松菜の代用になる野菜を紹介します。

小松菜の代用で思いつくほうれん草や、チンゲン菜をはじめ、意外な野菜も実は小松菜の代用になりますよ。

小松菜の代用になる野菜を知り、やりくり上手になりましょう。

小松菜の代用品は?

小松菜は、和え物や炒め物、煮物や生食など料理の用途の幅が広く、栄養面ではβカロテンやカルシウム、鉄、ビタミンCが豊富です。

ご紹介します11種類の野菜について、料理面および栄養面で小松菜の代用が可能であるか解説していきます。

ほうれん草

小松菜と同じ緑黄色野菜のひとつであり、同時期(12月~1月)に旬を迎えます。

料理

炒め物やお浸しやごま和え、サラダ

食感も似ていることから小松菜の代用として一番取り入れやすい野菜です。

ほうれん草の方が甘みやうま味が強い半面アクも強いため、アク抜きが必要です。

栄養

体を錆びさせてしまう活性酸素を抑えるβカロテン、体内の塩分量を調節するカリウム、妊娠を希望する女性に大切な葉酸が豊富。

しかし、骨粗鬆症予防に必要なカルシウムや血液を作る働きがある鉄は小松菜の方が豊富に含まれています。

見た目や食感は似ている小松菜とほうれん草ですが、含まれている栄養素は異なりますので、体に必要な栄養素を考えた上で選択するようにしましょう。

チンゲン菜

味にクセがなく、小松菜の代用として取り入れやすい緑黄色野菜です。

料理

炒め物はチンゲン菜の色彩を活かし、栄養素の流出を抑えるためおすすめ加熱しても煮崩れしにくいため、煮物料理にも向いている。

栄養

小松菜と同様に、βカロテン、皮膚の健康を維持するビタミンC、カルシウムが豊富。

大根の葉

大根の葉も小松菜と同じ緑黄色野菜のひとつです。食感が小松菜と似ており、小松菜の代用に適しています。

料理
和え物や炒め物、汁物
栄養
小松菜と同様にβカロテン、ビタミンC、止血に必要なビタミンK、葉酸、カルシウムが豊富。
葉のついた大根が手に入った時は、そのまま保存しておくと葉から水分が蒸発していくため、早めに根と葉を切り離して保存するようにしましょう。

かぶの葉

かぶの葉も小松菜と同じ緑黄色野菜に分類されます。

大根の葉と同様、食感が小松菜と似ており小松菜の代用として使用できます。

料理
和え物、炒め物、汁物、漬物
栄養
βカロテンとエネルギー代謝に必要なビタミンB群は小松菜と同等。ビタミンCは小松菜の約2倍、腸の調子を整える食物繊維は約1.5倍も多い。
肌の調子がいまいち、便秘の時は小松菜よりかぶの葉を積極的に取り入れると良いでしょう。

また、かぶは葉をつけたままにしておくと、水分が奪われてしまうため、購入したらすぐに根と切り分け、別々に保存するようにしましょう。

水菜

シャキシャキとした食感が楽しい水菜も小松菜の代用になる緑黄色野菜のひとつです。

料理
生サラダ、鍋の具材、汁物
栄養
水菜はカルシウム、カリウム、ビタミンCが小松菜と同等。食物繊維は小松菜の約1.6倍多い。
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ルッコラ

ルッコラはアブラナ科のハーブです。通年流通していますが、旬は4月~12月です。

料理
生サラダ、肉料理の付け合わせ、炒め物、和え物

ルッコラのビタミンCを効率よく摂取するには生サラダがおすすめです。

ベーコンやナッツ、チーズを加えるとルッコラの独特の苦味や香りが緩和され、栄養バランスも良くなります。

栄養
βカロテンやカルシウムは小松菜と同量。ビタミンCは小松菜の約1.7倍も多い。
風邪予防や疲労回復に嬉しい野菜で、小松菜の代用としても適しています。

購入後は早めに食べることが一番新鮮でおいしいです。

保存する際は、そのまま冷蔵庫に入れると萎れてしまうため、キッチンペーパーで包み、保存袋に入れて保存しましょう。

クレソン

クレソンもアブラナ科の緑黄色野菜です。

料理
肉料理などの付け合わせ、チャーハンや卵とじなどの炒め物、和え物、汁物、鍋の具材
栄養
小松菜とほぼ同量のカルシウム、βカロテンが豊富。栄養面でも十分小松菜の代用として務まります。
しかし、クレソンの旬は4月~5月であり、冬に旬を迎える小松菜とは時期が異なります。

小松菜の代用として旬以外の季節に使用する際は、栄養面で若干劣る可能性があります。

レタス

レタスは葉物野菜ですが、小松菜と異なり淡色野菜のひとつです。

料理
生サラダ、炒め物、汁物、鍋の具材
栄養
レタスは約95%が水分であり、カリウムや葉酸も含まれているが、小松菜と比較すると全体的に少ない。栄養面で小松菜の代用として使用することは難しいでしょう。

菜の花

菜の花もアブラナ科の一種で小松菜と同時期(12月~3月)に旬を迎える緑黄色野菜です。

料理
炒め物、お浸しや和え物、お吸い物
栄養
小松菜同様、βカロテン、ビタミンE、カリウム、葉酸、ビタミンCが豊富。特にビタミンCは小松菜の約2.8倍も多く含まれています。十分に小松菜の代用とすることができます。
独特のほろ苦さや、香りや彩りでひと足早く春の訪れを感じることができます。

しかし、花が咲き始めると、味が落ちてしまうため、早いうちに食べるようにしましょう。

ケール

青汁の材料として有名なケールですが、実は小松菜と同じくアブラナ科の野菜であり、小松菜の代用として使用することができます。

料理
炒め物やサラダ、スープ、煮物、スムージー
栄養
カリウム、カルシウム、βカロテン、葉酸が小松菜とほぼ同量。ビタミンCは小松菜の約2倍も多い。
ケールの独特の苦味を抑えるには、塩を入れた湯でサッと下茹でしてから使います。

生食でも食べられますが、ケールは油との相性が抜群です。油で炒めると更に食べやすくなります。

白菜

白菜は淡色野菜ではありますが、小松菜と同時期に旬を迎える野菜です。

料理
煮物、鍋の具材
栄養
ビタミンCやカリウムが豊富。しかし、小松菜と同量のビタミンCを摂取するためには、小松菜の約2倍量の白菜を食べる必要がある。
白菜は加熱をすることでかさが減り、多量の白菜を食べることができるので、しっかりとビタミンCを摂ることができます。

栄養面では小松菜の代用に適していませんが、冬を代表する野菜として代用可能と言えます。

食べるときは煮汁に溶けだした栄養も逃さないよう、汁ごといただきましょう。

まとめ

小松菜の代用にはほうれん草をはじめ、様々な野菜が適していることが分かりました。

特に、同じ時期に旬を迎える野菜や緑黄色野菜は、小松菜に含まれている栄養素とほぼ同じ、中には小松菜以上に含まれている野菜もあり、栄養面から見ても十分に代用可能です。

淡色野菜も栄養面では小松菜の代用は難しいですが、料理の材料としては十分代用が務まります。

小松菜が手元になく困った時はぜひこの記事を活用して、小松菜以上においしくいただきましょう。

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