ごぼうを切った後の保存方法で悩まれた方や疑問に思っている方は多いと思います。
保存方法を間違えてすぐに傷んでしまい、捨ててしまったらもったいないですよね。
ごぼうを切った後の保存方法は様々で、冷蔵、冷凍、干す方法もあります。
アク抜きも、栄養成分の流出を防ぎ、上手に取り入れることのできる方法があります。
また、切った後に断面が赤や黒になっていた場合は食べられるのか気になりますよね。
ごぼうを切った後の様々な疑問をスッキリ解決し、栄養効果の高いごぼうをおいしく料理に取り入れて強い体を作りましょう。
ごぼうを切った後の保存方法
ごぼうは空気に触れると傷みやすくなるため、保存期間は土付きごぼうで1か月、切った状態では3~4日と短くなります。
冷蔵庫で2週間、冷凍庫では1か月ほど持つため、上手に使い分けましょう。
半分
断面から乾燥しないように、断面に土をつけて新聞紙やキッチンペーパーでくるみ、根の部分を下にして、立てた状態で冷暗所に保管します。
夏の暑いときは野菜室に入れると長持ちし、1か月ほど持ちます。
皮だけを剥いたとき
水分が抜けやすくなるため、キッチンペーパーで包んでラップにくるみ、冷蔵庫の野菜室に保存すると、2週間ほど持ちます。
ささがき、細切り
冷蔵庫で保管
薄い酢水に浸した状態でタッパーに入れて冷蔵庫で保管し、酢水は毎日交換します。この場合は2~3日保存可能です。
加熱してから冷蔵庫で保管する場合、ゆでてしっかり水気を切ったもの、もしくは炒めて軟らかくなったものを冷ましてから保存袋に入れ、冷蔵庫に入れます。
5日前後持ちます。
冷凍庫で保管
冷凍庫で保管する場合、酢水に2~3分浸し、キッチンペーパーでよく水気をふき取ってから保存袋に入れるか、ラップに包んで冷凍庫に保存します。
その際、アルミトレーの上に重ならないように並べると、くっつかずに冷凍することができます。
使用するときは凍ったまま加熱調理に利用することがおすすめで、1か月程度保存可能です。
干す
干す場合は風で飛びやすいため、ネット付きのざるなどを利用しましょう。
4~5日、良く晴れて風があり、乾燥した日に水分がしっかり抜けるまで干すと2か月程度保存可能です。
室内でも日の当たるところに置いておくと干すことができます。
1日に2~3回程度ひっくり返しましょう。
干すとアクが強くなるため、水でもどし、気になる場合は5分ほど茹でてアク抜きをして柔らかくしてから料理に使用しましょう。
ぶつ切り
乾燥を防ぐために湿らせた新聞紙やペーパータオルで包み、保存袋に入れて野菜室に保管します。
2週間程度保存可能です。
使用するときに、スが入っていたり、軟らかくなっていたり異臭がする場合は傷んでいるので使用するのを控えましょう、
ごぼうのアク抜き方法
①水でアク抜き
ボウルに水を張っておき、切ったごぼうをすぐに水の中に入れて2~3分浸けることで変色を防ぎアクを抜くことができます。
それ以上浸けるとポリフェノールが流出しすぎてしまうので、最長でも5分くらいが理想的です。
酢水を使う場合は色止め効果が強く、より変色を防ぐことができます。
水をカップ5杯(1L)、酢を大さじ1の割合で作りましょう。
②電子レンジでアク抜き
皮が付いたまま4㎝ほどに切り、電子レンジに入れて2分加熱するとアクが抜けます。
ポリフェノールは熱に強いため、水にさらすよりも流出を防ぐことができ、柔らかく調理しやすくなるため、お勧めのアク抜き方法です。
ごぼうのアクは抗酸化物質のポリフェノールで、色素や渋みの成分です。
活性酸素を除去してくれる抗酸化作用や美肌効果があり、食べても体に害はなく、むしろいい効果があります。
皮のすぐ下に含まれているので、皮ごと食べることがおすすめです。
変色や渋みが気にならない方は、そのまま食べて栄養を取り入れながら、ゴボウの風味も楽しみましょう。
ごぼうを切ったら赤い
ごぼうを切ったときに赤いところがあった場合、ポリフェノールの酸化した色なので食べても問題ありません。
ポリフェノールは空気に触れると酸化し、赤やピンク色になります。
ポリフェノールは酸性で無色になる性質があるため、酢水に浸けることで変色を防ぐことができます。
気になる方はごぼうが変色する前に酢水で下処理して保存しましょう。
カビとの見分け方は、表面が湿っていないか、腐ったような酸っぱいにおいがしていないか、持った時に柔らかくぐにゃっとしているか確認する方法があります。
しっかり見極めて判断しましょう。
ごぼうを切ったら黒い
ごぼうを切ったときに黒く変色していても、食べることができます。
黒くなる原因は、スが入った、ポリフェノールが酸化した、などいくつか考えられます。
いずれも食べられますが、傷みがすすんでスが入っていることが原因の場合は固くておいしくない可能性があります。
気になる方はスプーンなどでこそげ落として料理に使いましょう。
切った後は白いのに、時間がたつと黒くなる原因は、ポリフェノールの酸化によるものですが、この場合は酢水で色止めをすることで防ぐことができます。
腐っている場合は持った時にぐにゃっとしていたり、ぬめりがあったり、酸っぱいにおいがします。
よく見極めて、腐っている場合は食べずに捨てましょう。
まとめ
ごぼうを切った後の保存方法や、切ったときに赤や黒の部分があっても食べられる事がわかりました。
冷凍庫をうまく使うことで保存期間が延びて料理にも使いやすくなるので積極的に使っていきたいですね。
電子レンジを使ったあく抜きも、栄養が変化しにくいのでお勧めです。変色していても捨てる必要はなく食べられるので、栄養豊富なごぼうを無駄なく使って、美味しく食べて健康な体づくりをしましょう。
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