大根の皮むきを簡単にできるなら、普段の献立にもっと大根を取り入れられますよね。
実は、大根の皮は包丁でむくだけでなく、手でむくことができるのです。
簡単なむき方と、どこまで厚くむくべきなのか、皮を剥いた後の保存方法も合わせてご紹介します。
重たく、皮も厚い大根の皮むきは間違えればケガの恐れもあります。
安全に簡単な方法で皮をむき、料理を楽しみましょう。
大根の皮の剥き方の簡単なコツ
大根の皮をむくときは、包丁やピーラーを使う方が多いでしょう。
包丁で皮をむくのは、包丁の扱いになれていないと簡単とは言えません。
慣れていてもケガをすることがあるくらいです。
ピーラーならより簡単に大根の皮むきが出来ます。
ピーラーを使って大根の皮をむくときは、大きな大根のまま使う量だけ皮をむいてから切ってみましょう。
使う量だけ切ってから皮をむくことが多いと思いますが、大きいまま皮をむいたほうが、大根を持てる範囲も広くなるので手をケガする心配もなくなります。
包丁でむく場合は、包丁を持った手をしっかりと握って親指を刃に添え、大根を動かすようにしましょう。
大根の動きに合わせて皮はむけます。
大根の皮むきに限らず、包丁は良く切れるものを使った方が良いです。
良く切れるもののほうが手にケガをしやすいと思われがちですが、切れない包丁を使っていると無駄に力が入ってしまうためケガをしたとき深く傷ついてしまう危険性があります。
大根の皮のように、厚くて硬いものを切るときは力が入りやすいので、切れ味の良い包丁を使うことをお勧めします。
定期的に包丁を研ぐなどしてメンテナンスをしておきましょう。
大根の皮はどこまでむく?
大根の皮は厚いですよね。
どれくらいの厚さで皮をむけばいいのか迷うこともあります。
煮込みのとき
大根の皮周囲は繊維が多いため、その繊維も一緒にむいた方がスジっぽくなく柔らかくなるため、煮込み料理のさいは厚めにむくことをお勧めします。
大根の輪切りの断面を見たときに、皮の内側に白いスジが見えます。
そのスジが繊維なので、厚めに剥く場合はスジのさらに内側までむきましょう。
ピーラーでむいた場合は1度だけではスジまではむけないので2、3度むきます。
このひと手間で、柔らかく、トロトロの大根の煮物ができますよ。
味も染み込みやすくなります。
サラダのとき
サラダなどで使用する場合は厚くむく必要はありません。
むしろ皮ごと使っても良いくらいです。
大根にはジアスターゼという消化を助ける働きのある成分が含まれていますが、皮付近に多く含まれています。
食物繊維も皮付近に多くあり、栄養素をより効率的に摂取するには皮ごと食べる方が良いのです。
土の汚れが気になる場合は、大根をしっかりと水洗いしてピーラーで薄くむいてから使うようにすると良いでしょう。
大根の皮をむく厚さは料理によって変わるということです。
手間だと感じるかも知れませんが、ひと手間だけで料理の味が変わりますよ。
大根の皮むきを手でやる方法!
包丁やピーラーも使わず、手で大根の皮はむけるんです。
- 大根を使う分だけ輪切りにする
- 輪切りの表面を見て、皮の内側の白い筋部分まで達するように爪楊枝、もしくは竹串を差す
- 差したところから真っすぐ下におろして大根の皮に筋を入れる
- 筋を入れたところから皮と実の間に親指を差し込んでグイグイ押す
- 大根を回しながら、皮をむく
これで完了です。
実から皮を引きはがす感じですね。
もちろん多少力入りますが、この方法なら包丁もピーラーも使わず、怪我のリスクを最小限に抑えて皮をむくことができます。
繊維の多い部分も綺麗にむけるので、煮物を作る際にぜひ試してみてください。
大根の皮をむいた後の保存方法
大根は大きいので、1回の料理では使い切れずに余ったものを保存することも多いですよね。
使いかけで皮をむいた大根は、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
ラップで包んで表面の乾燥を防ぎ、立てることで土の中の環境に近づけるのです。
牛乳パックやペットボトルを使えば簡単に立てて保存できます。
乾燥してしまったり、古くなって「す」が入ると食感が悪くなり、味も落ちるので2、3日で使い切るほうが良いでしょう。
大根の皮の栄養
大根にはジアスターゼという、食べ物の消化を助ける働きのある成分が含まれています。
ジアスターゼは皮の周辺に多く含まれていることが分かっており、効果的に摂取するには皮ごと食べることがオススメです。
熱に弱い性質のため、皮ごと大根おろしにするなど生のまま食べましょう。
ビタミンCや食物繊維も豊富で、お通じの改善や肌の代謝促進、風邪予防にも効果が期待できます。
根菜類の大根は、それ自体が根っこで土から栄養を吸収して育っています。
皮付近に栄養が豊富なのも納得ですよね。
皮ごと大根を食べて上手に効率よく栄養を摂取しましょう。
しかし、煮物を作るときは皮付きのままだと柔らかくなりにくく味も染み込みにくいので、皮はむきましょう。
皮ごと食べるなら生のまま大根おろしやサラダ、炒め物にするのがオススメです。
まとめ
大根の皮むきは慣れないうちはケガをする可能性もあります。
簡単に手でむく方法もあるのでぜひ試してみてください。
料理によって皮をむく厚さも変えてみると味の染み込み方や食感が変わります。
皮付近に栄養が豊富なので、全部むいてしまうのではなく、使う用途によって分けてみてください。
大根の皮むきをマスターして、美味しい大根料理を楽しみましょう。
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