大根を切った後の保存方法と賞味期限 輪切り・細切り別に解説

大根を1本すぐに使い切るのは難しいですよね。

切ったらすぐに食べないといけないけれど、量が多くてなかなか食べ切れません。

そこで今回は、大根を切った後の保存方法を切り方別に紹介します。

大根を切る際のコツや、切った後の賞味期限についても解説しています。

切ったら日持ちしなくなってしまう大根も、ここで紹介する保存方法を覚えておけばより長く保存することが可能です。

寒くなると甘味のある大根が多く出回るようになり、煮物やおでんに活躍しますが、余らせてしまうことも多いかと思います。

せっかくの美味しい大根が無駄にならないよう、正しい保存方法を身につけましょう。

大根を切った後の保存方法 半分のとき

大根を1本まるまる使い切れずに半分や2/3程度に切って、残りは切り口にラップを巻いて冷蔵庫に入れて保存するということがよくあると思います。

その状態に少し工夫をするだけで、より鮮度を保ちながら保存することが可能です。

正しい冷蔵保存の方法と、冷凍したい場合のやり方について紹介します。

半分に切った大根を冷蔵保存する方法

半分に切った大根は、切り口が乾燥しやすくなっているため必ずラップや新聞紙(キッチンペーパー)でしっかりと包みます。

そのまま野菜室で保存しますが、大根が余計な栄養を使ってしまわないよう立てて保存することで、より鮮度を保ったまま保存できるようになります。

立てて保存することが難しい場合は、保存用のチャック付きの袋などに入れて野菜室で保存しましょう。

賞味期限は約1週間~10日です。

また、丸ごと買ってきた大根が野菜室に入りきらなかった時は、根本・中間・先端と、だいたい3分割になるように切って保存すると良いでしょう。

大根は部位によって味や食感が変わってくるので、3分割にしておくと用途によって使い分けることができます。

大根の部位ごとの特徴

  • 根本・・・甘味が強く、固さもありシャキシャキした食感。サラダや煮物向き。
  • 中間・・・柔らかくほどよい甘味と辛味がある。煮物、炒め物など様々な料理に合う。
  • 先端・・・水分が少なく、辛味が強い。お味噌汁やスープなどの汁ものや、大根おろし向き。

おろして冷凍する方法

すぐに使い切れない、大きくて冷蔵庫に入らないなどといった場合はさらにカットして冷凍保存がおすすめですが、おろして冷凍することも可能です。

もちろん、天ぷら用におろしたのはいいものの、おろしすぎて余ってしまった、などといった場合にも冷凍保存ができます。

おろした大根の水分をきり、一度に使い切れそうな分を小さいサイズの冷凍用保存袋に入れて冷凍するだけです。

袋に入れるときは、平たくして急速冷凍できるようにしましょう。

製氷機やアルミカップに入れて冷凍すると、一口サイズの冷凍大根おろしができあがります。

冷蔵庫に入れて自然解凍するか、電子レンジの解凍機能などを使って解凍しましょう。(アルミカップは電子レンジ加熱不可なので必ず自然解凍しましょう!)

冷凍した大根おろしの賞味期限は約1か月です。

大根を切った後の保存方法 乱切り

乱切りにした大根は、賞味期限が短いのですぐに食べる必要があります。

そこでおすすめな方法が、冷凍保存です。

大根は冷凍することで長持ちし、調理しやすくなるメリットがあります。

冷凍保存の方法と、メリットを詳しく解説します。

乱切りした大根は冷凍保存

乱切りにした大根は保存容器や袋に入れて冷蔵保存することも可能ですが、萎びやすく賞味期限も3~4日と短いです。

しかし、冷蔵せずに冷凍することで賞味期限が1か月ほど伸び、さらに大根の細胞が壊れて調理の際に味が染みやすくなるので、乱切りにした大根は冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存用の袋に入れ冷凍し、使う時は解凍せずそのまま調理することもできるので時短にも繋がります。

さらに時短したい!という場合は、出汁などの調味液につけて冷凍保存してみましょう。

冷凍中にも味が染み込むので、味付けが格段に楽になります。

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大根を切った後の保存方法 細切り・千切り

乱切りにした大根同様、細切りや千切りにした大根も賞味期限は短くなってしまいます。

食感は変わってしまいますが、すぐに食べられない時は冷凍保存しましょう。

細切りや千切りした大根も冷凍保存

サラダなどに使うために細切りした大根が余ってしまったら、冷蔵保存よりも冷凍保存してしまいましょう。

細切りにした大根は普通の大根に比べ非常に傷みやすく、冷蔵した場合の賞味期限は1~2日ですが、冷凍すれば1か月は保存できます。

すぐに食べきれないときは、冷凍保存用の袋に入れ冷凍保存するようにしましょう。

冷凍した千切りの大根は解凍すると水分が出て少し柔らかくなってしまいますが、お味噌汁に入れることで、食感の変化を感じることなく食べることができます。

干す方法

細切りにした大根は、そのままザルに並べて天日干しすることで切り干し大根へ変身させることができます。

2~4日干すことで完全に水分が抜けた状態になり、袋に入れ冷蔵庫で3か月保存することが可能です。

特に真夏の暑い時期は、1日干すだけでカラカラに乾燥するので、簡単に切り干し大根を作ることができます。

市販の切り干し大根と違いコリコリとした食感を味わうことができ、香りや甘味も増します。

調理する際は、水に20分~30分浸けて戻しましょう。

 

大根を切った後の保存方法 輪切り

輪切りにした大根は冷凍保存も可能ですが、より良いのはやはり冷凍保存です。

解凍すると水分が出て柔らかくなってしまうので、使い道は煮物に限定されてしまいますが、味がよく染み込み美味しくなります。

冷蔵よりも冷凍保存で

おでんや煮物にしようとして輪切りにした大根が余ってしまった場合は、一つずつラップに包んでから保存用の袋に入れて冷蔵で保存ができます。

ですが、輪切りにした大根の賞味期限は4~5日程度です。

そこでおすすめな方法が、ラップに包まずにそのまま袋に入れて冷凍する方法です。

ラップに包む必要がないので手間もコストも省けますし、何よりも輪切りにした冷凍の大根は、柔らかいのに煮崩れしにくくなり味も染みやすくなります。

買ってきたばかりの大根を、あらかじめ輪切りにして冷凍しておいても良いでしょう。

時短にも繋がりますし、美味しさもアップします。

また、冷凍した輪切りの大根の賞味期限は1か月ですので、冷蔵保存よりも断然長持ちします。

まとめ

食感が変わってしまうデメリットがありますが、煮物に使うなら冷凍保存が効果的です。

いつも余らせてしまう、余らせてしまうから大根が買えない、という方も、冷凍保存をうまく活用して美味しい大根を味わってみてはいかがでしょうか。

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