ひょろりと長い根菜の代表選手、ごぼう。
簡単で、栄養はばっちりのメニューで食卓に乗せたい野菜です。
ごぼうの簡単で美味しい食べ方、栄養が残る食べ方を知っておきたいですよね。
ごぼうの栄養の流失を防ぐポイントは、皮の残すことと水にさらさないことです。
今回は、ごぼうの栄養を効率よく摂取できる処理の仕方栄養を無駄なく摂取する、簡単でおいしい食べ方をご紹介します。
ごぼうの栄養について知り、簡単レシピをマスターして、ぜひごぼうをおいしく健康に食卓に取り入れてくださいね。
ごぼうの食べ方 味噌漬け
ごはんのおともにも、お酒の肴にもなるごぼうのみそ漬け。
漬け込む時間がかかりますが、作業はとても簡単。
ごぼうが半端に残ってしまった時など、味噌漬けにしておくと便利です。
ごぼうのみそ漬け
- ごぼう 5㎝位
- 味噌 大さじ3
- 酒 大さじ1
- 酒は電子レンジで10秒ほど温めてアルコールを飛ばす。アルコールが気にならない場合は、この作業はやらなくてもよい。
- 小さめのジッパー付き袋に酒と味噌を入れて、よく混ぜ合わせる。
- ごぼうはよく洗って、2~3mmの厚さにスライスして、沸騰したお湯でさっとゆがく。1分程度で引き上げ、よく水気を切る。
- 味噌の入っている袋にごぼうをいれ、しっかりなじませてから、空気をできるだけ抜いて口をしめる・
- 冷蔵庫で3~4時間おき、ごぼうを取り出して味噌を落として食べる。
- 調味長の量は、ごぼうの大きさにより加減してください。
- 残った味噌は、みそ汁、豚汁などに使い回しOK。
ごぼうの栄養が一番残る食べ方
ごぼうを切ると切断面が空気に触れて黒っぽく変色してきます。
切ったごぼうが黒く変色するのは、ごぼうに含まれるクロロゲン酸のせいです。
しかし、このクロロゲン酸は、抗酸化作用を持ち、脂肪が体につきにくくするなどの作用から、生活習慣病の予防に効果が期待できる物質です。
皮をむいて切ったごぼうを水、または酢水でさらすことで、白く仕上げることができますが、この水にさらす作業でもクロロゲン酸やカリウムといった栄養が失われてしまいます。
ごぼうはあく抜きのために水にさらしたりしない方が、栄養を保てるのです。
クロロゲン酸は、加熱すると変色がとまりますので、加熱調理の直前にカットすることで変色を抑えることもできます。
また、クロロゲン酸はごぼうの皮に多く含まれる成分です。
ごぼうを調理するときは皮をむかないか、できるだけ薄くむくことがポイントになります。
皮は食物繊維も豊富ですから、皮を残すことで食物繊維も無駄にしません。
まず、流水で丁寧にこすり洗いして泥を落とし、丸めたアルミホイルでごぼうの表面をこするか、包丁の背をごぼうにあてて軽くこすって皮を薄くとします。
ごぼうは、洗って、切って、水にさらしたりせずにすぐ調理することで、栄養の流失も少なく、変色も抑えることができるのです。
ごぼうの簡単な食べ方
食物繊維をはじめとした栄養が豊富で、香りと食感が楽しめるごぼう。
食感がしっかりしているため、必然的によく噛むことにもつながり、少しの量で満腹感を得やすい食材でもあります。
ごぼうを使った簡単でおいしいレシピのご紹介です。
ごぼうサラダ
- ごぼう 100g
- にんじん 100g
- すりごま 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ5
- にんじんは皮をむかずにせんぎり、ごぼうも皮をむかずにささがきにする。
- 沸騰したお湯で、しゃっきっとした食感が残る程度ににんじんとごぼうをさっとゆがく。
- にんじんとごぼうをざるにあげてよく水気をきる。
- ボールにすりごま、さとう、マヨネーズを入れて混ぜ合わせ、水気を切ったニンジンとごぼうをあついうちにボールに投入し、よく混ぜ合わせる。
ごぼうチップス
- 太めのごぼう 適量
- 揚げ油 適量
- 塩 適量
- 太めのごぼうの方がチップスらしくおいしくなる。ごぼうをよく洗って、皮ごと3mmほどの薄さにスライスする。
- 揚げ油を中温(170度位)に熱し、ごぼうを素揚げにする。
- 表面に軽く色がついてくる位で引き上げて、ペーパーで油を切る。
- 塩をふって完成。
きんぴらごぼう
- ごぼう 200g
- ごま油 大さじ1
- 鷹の爪 1本
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- ごま 適量
- ごぼうをよく洗ってささがき、食感を楽しみたいときは細切りにする。栄養の流失を防ぐために、できるだけ皮をむかず、水にさらすこともしない。切ってすぐ加熱調理することで、変色を最小限に抑えることができる。
- 鍋にごま油と鷹の爪を入れて、香りが出るまで弱火で炒め、鷹の爪は取り出す。
- 鍋にごぼうを投入し、油が回るまで炒める。
- 酒を入れて軽く混ぜ合わせ、みりんを入れて合わせてふたをし、しばらく蒸し焼きにする。
- 水分が減ってきたら、醤油を加えて炒め合わせる。
- お皿に盛り付けて、ごまをふる。
- にんじんやレンコンをいっしょに炒めても、彩りや食感がよくなる。
まとめ
ごぼうは、皮や、あくと思われている黒っぽく変色する成分に意外な健康パワーがつまった野菜です。
皮をできるだけ残し、水さらしなどをせずにあくを水にとかさないようにすることで栄養の流失を防ぎ、栄養を無駄なく取り入れることができます。
ごぼうは、多くの手間を掛けなくても、おいしく簡単に食べることのできる野菜です。
ごぼうの良さや特徴を知り、ごぼうを積極的に食生活に取り入れてみてくださいね。
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