豆苗の食べ方 生や炒めて栄養が変わる?

豆苗は炒めるだけでなく、サラダとして生でも食べることができ、幅広い食べ方ができる野菜です。

しかし、豆苗をおいしく、なおかつ栄養素を効率よく摂取するにはどのように調理するべきか、ご存じない方もいるでしょう。

この記事では、豆苗の生での食べ方と炒める食べ方について利点と栄養を解説します。

豆苗はリーズナブルだけでなく、栄養素の魅力が詰まった素晴らしい野菜です。

明日から使える豆苗の簡単レシピも掲載しています。ぜひ活用してくださいね。

豆苗の食べ方 生・サラダ

豆苗はあくが少ないため、生食に適しており、サラダやそうめんなどの薬味に使うことができます。

また、豆苗には皮膚や骨の健康の維持をするビタミンCや、新しい赤血球を作り出すために必要な葉酸が豊富に含まれています。

しかし、ビタミンC・葉酸は加熱すると栄養素が溶けだしてしまうため、これらの栄養素をしっかりと摂るためには生食がおすすめです。

以下に豆苗を生で食べるレシピをご紹介します。

豆苗と大根のパリパリサラダ

材料を切って和えるだけの簡単レシピです。

ドレッシングの油を加えることで、豆苗に含まれるビタミンE・ビタミンKも効率よく摂ることができます。

【材料:2人分】

  • 豆苗 120g
  • 大根 90g
  • ☆ポン酢 大さじ2
  • ☆すりごま(白) こさじ2
  • ☆ごま油 小さじ1
作り方
  1. 豆苗を洗い、3cm幅に切る。大根は3cm幅の千切りにし、豆苗と和える。
  2. ☆の調味料を合わせてドレッシングを作り、1にかける。

豆苗とツナのさっぱりサラダ

たんぱく質源のツナを加えた栄養満点サラダ。

豆苗を生で食べると独特の青臭さが気になる方もいます。

酸味のある酢やレモン汁を効かすと良いでしょう。

【材料:2人分】

  • 豆苗 1袋
  • シーチキン 60g
  • ☆酢 大さじ1
  • ☆レモン汁 大さじ2
  • ☆塩・こしょう 少々
  • ☆鶏ガラスープの素 小さじ1
  • ☆オリーブ油 大さじ1
作り方
  1. 豆苗を洗い、3等分に切る。シーチキンを加え、混ぜる。
  2. ☆の調味料を合わせてレモンドレッシングを作り、1と和える。

豆苗の食べ方 炒める

豆苗は体の錆びつきを予防するビタミンE、止血や骨の強化に必要なビタミンK、老化やガンの抑制に働くβカロテンも豊富に含まれている野菜です。

これらの栄養素は油に溶けやすい性質をもち、油と一緒に摂ることで栄養素の吸収率が増加し、アンチエイジングにも最適です。

また、豆苗を炒める最適な時間は強火で50秒~60秒です。

豆苗のシャキシャキ感と香りが引き立ち、栄養素の損失も少なく、おいしく食べることができます。

さらに、豆苗を熱湯にくぐらせてから炒めると、外はパリっと中はみずみずしく仕上がります。

ひと手間ですが、より一層豆苗をおいしくいただけます。

以下に豆苗を炒めるレシピをご紹介します。

豆苗と牛肉の細切り炒め

【材料:2人分】

  • 豆苗  250g(1袋)
  • 牛肉  200g
  • ☆ごま油  大さじ2
  • ☆料理酒  大さじ1
  • ☆しょうゆ 大さじ1/2
  • ☆砂糖   小さじ1
  • ☆塩    少々
  • ☆こしょう 少々
  • 片栗粉  大さじ1
  • オイスターソース  大さじ1
作り方
  1. 豆苗は根元を切り落とし、4㎝幅に切る。牛肉は細切りにし、☆(ごま油は大さじ1)を入れて揉みこみ、5分ほど下味をつける。
  2. 下味をつけた牛肉に片栗粉をまぶす。フライパンを強火で熱し、牛肉を炒める。
  3. 牛肉が炒め終わったら豆苗を加え、50秒ほど炒める。
    ※豆苗はフライパンに加える前に、熱湯にサッとくぐらせることでよりおいしくなります。
  4. オイスターソース加え、味を絡める。
  5. 火を止め、仕上げにごま油大さじ1を回し入れる。

電子レンジで簡単!豆苗の肉巻き

豆苗に含まれるビタミンE、ビタミンC、βカロテンに豚肉のたんぱく質が加わり、健やかな肌の維持に役立つレシピです。

【材料:2人分】

  • 豆苗 1袋
  • 豚肉(薄切り) 150g
  • 塩・こしょう 少々
  • ☆しょうゆ 大さじ1
  • ☆鶏ガラスープの素  小さじ1/2
  • ☆ラー油(お好みで) 少々
作り方
  1. 豆苗は根元から切ります。
  2. 豚肉を広げ、豆苗をのせて手前から巻いていきます。全体に塩・こしょうをふります。
  3. 耐熱皿に並べてラップをし、600Wの電子レンジで5分間加熱します。
  4. ☆の調味料を混ぜ合わせます。
  5. できあがった4にかけて完成です。
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豆苗の食べ方

豆苗はご紹介した生食、炒める調理法のほかにも様々な食べ方があります。

茹でる

豆苗は鍋でサッと茹でてお浸しなどで手軽に食べることができます。

茹で上げる最適の時間は、沸騰後60秒です。

豆苗のシャキシャキ感を楽しむのでしたら45秒、茹でた後に水にさらすのであれば75秒茹でると良いでしょう。

短時間で茹で上がることで、ビタミンCなどの水に溶けやすい栄養素の損失も抑えることができます。

漬ける

生の豆苗、茹でた豆苗のどちらでも漬けることは可能です。

漬け時間は生の豆苗は約半日~1日、茹でた豆苗は約30分で仕上がります。

茹でた豆苗を漬けてもおいしいですが、生の豆苗を漬けるとシャキシャキした食感が残るのでおすすめです。

ミキサーでポタージュやスムージーに

豆苗はポタージュやスムージーにも変身することができます。

ミキサーにかけて撹拌することで体内での栄養素の吸収率も上がるため、豆苗の栄養素を効率よく摂取することができます。

豆苗の食べ方で栄養が変わる?

豆苗は生で食べることにより、豆苗に含まれる豊富な栄養素をはじめ、ビタミンCや葉酸などの水に溶けやすいビタミン類もしっかりと摂ることができます。

また、油と一緒に炒めることでβカロテンやビタミンE、ビタミンKなどの油に溶けやすい栄養素が1.4倍~2.3倍に増加し、体内での吸収率が上がります。

しかし、ビタミンCなどの水溶性のビタミンは炒める時間にもよりますが、生食に比べて約30%減少してしまいます。

加熱する際は豆苗の炒める食べ方を参考に、短時間で仕上げるようにすると良いでしょう。

中でも一番のおすすめは、生食のサラダにドレッシングをかける食べ方です。

豆苗の栄養素を余すことなく摂れ、さらに脂溶性ビタミンの吸収を高めることができるからです。

ドレッシングには良質の油を使用し、古い油の使用や油の大量消費には気をつけましょう。

まとめ

豆苗はあくが少ないので生食でも、短時間で炒めてシャキシャキをした食感と香りを楽しむことができる食べ方の幅が広い野菜です。

また、油と一緒に摂取することで、豆苗に含まれる脂溶性ビタミン類の吸収率も増加し、栄養素を効率よく摂ることができます。

短時間で調理でき、栄養満点の豆苗は非常に食べる価値がある野菜です。

ぜひ、食卓に取り入れてくださいね。

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