豆苗の育て方!夏に失敗しないコツとポイントは?

豆苗は一年中安価で購入でき、最近ではリボベジ(リボーンベジタブル)などと呼ばれる、簡単に再生できてお財布にも優しい野菜です。

育て方は難しくありませんが、夏は豆苗を腐らせやすい季節です。

そこで今回は、夏でも豆苗を腐らせない育て方を解説します。

日光の当て方や水の量、置く場所など、ほんの少しのことを気を付けるだけで夏も元気で美味しい豆苗を育てることができますよ。

豆苗の基本的な育て方や栄養についても詳しくまとめていますので、参考にしてください。

豆苗の育て方!夏に気を付けたいポイント

豆苗はうまくいけば2回は再生できますが、夏場は腐りやすくカビが生えてしまうなどのトラブルも多いです。

そこで、夏場の豆苗の再生栽培でも、腐らせない育て方のコツを紹介します。

難しいことはありませんので、実践してみてください。

日光

豆苗は日当たりの良い場所で育てることで大きく立派に育ちますが、直射日光に当てすぎるのも返ってよくありません。

特に真夏は、直射日光に当てることで水もすぐ悪くなってしまいます。

豆苗は光には強い野菜ですが、水が腐ってしまうと雑菌が増え、根や豆にカビが生えたりして豆苗自体も食べられなくなってしまいますので、直射日光は避けて育てるようにしましょう。

育てる場所

では実際どのような場所で育てたらよいかというと、明るい窓辺に置いてあげれば十分に育ってくれます。

キッチンなど日の当たらない場所でも育ちますが、日に当てて育てた時と比べて育ちが遅く、細く元気のない豆苗になってしまいます。

また、湿度が高くじめじめした場所ではカビも生えやすくなるので、風通しの良い場所に置くようにしましょう。

水の量

豆苗にカビが生えないように育てるために大切なポイントは、水の量です。

水をたくさんあげた方が早く育つような気がしますが、水のあげすぎはカビが生えやすくなる原因になってしまいます。

カビの発生を予防するには、豆(種)の部分まで水を浸けないようにすることです。

豆は非常にカビが生えやすいので、根の部分だけをしっかり水に浸けるようにしましょう。

そして、夏場は水が自然に蒸発しやすいです。エアコンの効いた涼しい部屋でも、日当たりの良い場所に置いておくと1日経つとには水はほとんどなくなってしまいました。

できるだけ夏場は朝晩1回ずつ水を交換してあげましょう。

容器が汚れると菌も増えてしまうので、時々容器も交換するか洗って清潔な状態を保つようにしてください。

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豆苗の育て方

豆苗の育て方はとても簡単です。用意するものは、

  • 豆苗が入る容器(タッパーやお皿など清潔なもの)

の2点だけで、特別なものはいりません。

そして、この2点を用意できたらあとは水に浸けるだけです。

基本的な手順は、

  1. 最初の豆苗のわき目を残して切る(豆から1~2㎝くらい)
  2. 根ごと容器に入れ、豆が浸からないよう水を入れる
  3. 明るい窓辺に7日~1週間ほど置いておく

と、たったこれだけです。
ただし、夏場は水が腐りやすいので朝晩と水を交換してください。

少し手間に感じるかもしれませんが、豆苗は1日の中でもどんどん成長していくので、水交換のたびに成長を見るのが楽しいですよ。

豆苗は1~2回は再生できますが、夏は腐りやすいため豆苗の栽培に慣れていない場合は1回までにしておきましょう。

もし、水や室温の管理がしっかりできていれば2回目も挑戦してみてください。

また、豆が黒くなってしまった場合は栄養も減り腐りやすくなっているので、栽培を続けることはやめましょう。

他にもドブ臭かったり雑巾のような臭いがした場合は、腐っていたり白カビが生えていることがあります。

水を交換するときによく確認するようにしましょう。

豆苗を夏に摂取するといい?

豆苗は実は様々な栄養素を豊富に含んでおり、夏風邪や夏バテのリスクがある夏は特に摂り入れたい野菜の一つでもあります。

豆苗に含まれる主な栄養と効果は以下の通りです。

  • ビタミンC・・・疲労回復免疫力向上(風邪予防)、皮膚・粘膜の保護(美容効果)
  • ビタミンK・・・血液の凝固、骨の形成促進(骨粗鬆症予防)
  • βカロテン(ビタミンA)・・・免疫力向上、視力維持、抗酸化作用(がん・動脈硬化予防)

風邪や夏バテ予防に効果的なビタミンCは、ほうれん草よりも多く含まれています。

この他にも、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、さらに妊婦さんに欠かせない葉酸など、多くの栄養素を兼ね備えた万能な野菜です。

豆苗は一年中安く手に入れられるので、どの季節でも気軽に購入できる点においても非常に優れた野菜です。

夏だけでなく、夏の疲れが出る秋頃にもぜひ摂り入れてみてください。

まとめ

豆苗の育て方は簡単ですが、夏は他の季節に比べて腐りやすいというデメリットがあります。

しかし、置く場所の管理や水の交換など、しっかり手入れをすれば夏でも美味しい豆苗を再生することができますので、失敗を恐れずに挑戦してみてください。

また、豆苗の豊富な栄養は夏の疲れを回復させてくれますので、豆苗を食べて暑い夏を乗り切りましょう。

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