かぶの選び方(見分け方) 葉が付いていないときや赤かぶは?

かぶの選び方は葉の状態を見る方法が一般的です。

しかし、葉が付いていないときはどのように見分ければいいのか迷われるのではないでしょうか。

おいしいかぶの選び方には、形を見ることや、実際に持って手の感覚を確かめるなどの様々な方法があります。

新鮮なもののほうがビタミンなどの栄養価も高いので、少しでも良いものを選びたいですよね。

この記事では、白いかぶ、赤かぶ、ミニかぶ、聖護院かぶらの見分け方について種類別で詳しく取り上げます。

新鮮で栄養たっぷりなかぶを賢く選んで、美味しく食べましょう。

かぶの選び方のポイント

  • 葉や茎がみずみずしくはりがあるか
    葉がしおれていたり変色していると鮮度が落ちているサインです。収穫から時間が経たつと茎が折れやすくなるので注意してみてみましょう。
  • 表面にツヤがあるか
    表面が綺麗でツヤのあるものを選びましょう。
    鮮度が落ちるとともに、表面にシワができます。
  • 持ったときに重みがあるもの
    手に取ったときにしっかりとした重みがあるものが、水分が詰まっていておいしいです。
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かぶの選び方

かぶはアブラナの一種で、チンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどの仲間にあたります。

別名で「すずな」と言われており、春の七草のひとつです。

日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地で沢山の品種が栽培されています。

一般的に売られている白いかぶの他に、茎まで赤紫色をした「赤かぶ」や大根のような形の、奈良県で採れる「片平あかねかぶ」など、色や形も様々です。

大きさも4~5㎝ほどのミニかぶから、大きいものは千枚漬けに使われている、直径15cmにもなる京都の「聖護院かぶら(しょうごいんかぶら)」が有名です。

ちなみに、土の中に埋まっている丸い部分は、根っこと茎の中間部分が膨らんだもので、根ではありません。

根は先端から伸びている細長いひげのようなものです。

白いかぶ

一般的に流通している白いかぶですが、「葉・白い部分・形」それぞれに気を付けて見たいポイントがあります。

みずみずしくはりがあり、色鮮やかな緑色のもの、葉脈が左右対称の物がおすすめです。

しなびているものは収穫してから時間がたっているので避けましょう。

茎にしっかりとした硬さがあり、付け根が淡い緑色のものは新鮮です。

丸い部分

表面にハリとつやがあり、ひび割れや傷がなく、滑らかなものを選びましょう。

古くなるとシワが寄ったり、シミができて変色している場合があります。

水分が抜け、ビタミンなどの栄養が低下している可能性があります。また、ひげ根の少ないものを選びましょう。

丸くてゆがみがなく、つやがあるものが良いでしょう。

ひびが入っているものは避けましょう。

また、持った時に横に張っていてずっしりとした重みを感じることができるものは、水分がしっかりとつまっていて美味しいです。

ぜひ手に取って重みや質感を感じてみてください。

葉は緑黄色野菜に分類され、β‐カロテンやビタミンC、カルシウムが豊富です。

白い部分は淡色野菜でアミラーゼなどのでんぷん分解酵素を含んでいます。

このでんぷん分解酵素は熱に弱いので、生で食べる工夫をすると良いです。

葉と白い部分に含まれる辛み成分には血栓防止や解毒作用があります。

赤かぶ

赤カブと呼ばれているものにも沢山の種類があります。

カブの表面だけ赤いもの、中も赤みが入っているもの、グラデーションがついているもの、葉や茎も赤いものなどがあります。

選ぶときには表面に傷がないか、葉がしおれていたり変色したりしていないかなどを確認しましょう。

また、皮が鮮やかな濃い赤色に染まっていて張りがあり、持ったときに重みを感じるものがよいでしょう。

皮の紅色はアントシアニンによるものなので、濃い色の物のほうが栄養も豊富です。

ミニかぶ

白いかぶの中でも直径4~5㎝の小さなかぶです。

他のかぶに比べて葉や茎が軟らかいことが特徴なので、葉がみずみずしくはりがあるか、色は鮮やかかどうかを注意してみてみましょう。

葉や茎にはビタミンCやミネラル、食物繊維が豊富なので、消化を助ける白い部分と一緒に調理することがおすすめです。

小さいので丸ごと調理して食べると、栄養もとれて見た目もかわいく、美味しくいただけます。

聖護院かぶら

京都の特産「千枚漬け」にも使われる、直径15~20㎝、重さ1.5〜3kgほどになる大型のかぶで、京都を中心とした関西地方で栽培されています。

白いかぶですが、一般的なカブとは大きさの違いが明らかで、少し歪んだ球体をしています。

他のかぶと同じく、葉や茎がみずみずしくはりがあるか、表面にツヤがあるかをみてみましょう。

また、持った時にずっしりと重いものが良いので、軽めの物は避けましょう。

まとめ

かぶの選び方について、様々な方法がある事がわかりました。

かぶは生でも食べられ、白い部分だけでなく葉にも栄養価が豊富に含まれています。

ご紹介した方法を使って、新鮮で栄養たっぷりな、みずみずしいかぶを選んで美味しく召し上がってくださいね。

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