無造作に店頭に並ぶさつまいもを見ると、「どんな形や色のさつまいもが美味しいのかな」と悩んでしまうことがあります。
そこで、今回は、失敗しない美味しいさつまいもの選び方や見分け方を徹底解説します。
実は、美味しいさつまいもの選び方や見分け方にはポイントがあります。
さつまいもの形や色、表面の様子などをチェックすれば、いつもよりも美味しいさつまいもが手に入るのです。
ぜひ、美味しいさつまいもの選び方や見分け方をマスターして、旬の味覚を存分に楽しみましょう。
また、焼き芋に向いているさつまいもの種類も併せて紹介していきます。
さつまいもの選び方・見分け方ポイント
それでは、美味しいさつまいもの選び方や見分け方を解説します。
ポイントは、たったの3つです。
美味しいさつまいもを見つけるには、形、色、さつまいもの表面に注目してみましょう。
形
美味しいさつまいもの形は、決まっています。
ずばり、ふっくらとした紡錘形です。
ある程度太さのある、紡錘形のさつまいもを選んでみましょう。
色
美味しいさつまいもの色は、濃い紫色をしています。
さらに、濃い紫色が均一になっているさつまいもは、栄養分が全体的に行き渡っている証拠なため、間違いなく美味しいでしょう。
店頭でよく見かけるベニアズマ、ベニコマチ、鳴門金時、紅赤などの種類のさつまいもは、濃い紫色のものを選ぶのがポイントです。
表面
さつまいもの表面も忘れずに、チェックしましょう。
美味しいさつまいもの表面は、ツヤツヤしています。
また、くぼみが浅いことも特徴的です。
さつまいもの表面がデコボコしていたり、大きな傷があったりするものは決して選んではいけません。
表面がデコボコしているさつまいもは、繊維質が多くあります。
また、傷の付いているさつまいもは、傷みやすくなっています。
さらに、さつまいもの芽やヒゲ根が出ているさつまいもにも注意しましょう。
あまりにもさつまいもの表面に芽やヒゲ根が多いものは、すでに栄養が芽やヒゲ根に吸い取られている可能性があります。
栄養分が実にないさつまいもは、美味しくありませんよ。
もう少し用心して観察できる方は、さつまいもの表面に黒いボツボツがあったり、皮が黒くなったりしていないか見てみましょう。
さつまいもの表面に黒いボツボツがあったり、皮が黒くなったりしているものは、苦みがあります。
これは、さつまいもを収穫して保管している間に、低温障害になってしまったことを意味しますので、気を付けましょう。
さつまいもの選び方 出始めと10月~の違いは?
さつまいもは、8月下旬から12月上旬まで店頭を彩っています。
店頭に並ぶ時期に幅があるのは、品種や産地の違い、そして、収穫後に保管して糖度を高めているかどうかによって出荷の時期が違ってくるからです。
まず、品種や産地で店頭に並ぶ時期を比べてみます。
- 安納芋…9月下旬~12月上旬
- 紅芋…10月~11月
- 紅はるか…10月~11月初旬
- シルクスイート…9月下旬~10月
- 鳴門金時…8月下旬~11月
上記のように、さつまいもの種類によって、時期に差がありますね。
早い時期から店頭に並ぶさつまいもは鳴門金時、そして、12月頃まで店頭を彩っているのは安納芋です。
また、紅はるかのように、産地によって出荷の時期が異なるものもあります。
九州で生産された紅はるかは10月に、本州で生産された紅はるかは11月の初旬にお店に出回ります。
このように、産地によっても、お店に並ぶ時期が違ってきます。
さらに、鳴門金時や五郎島金時、土佐紅、千葉紅などホクホクとした食感が特徴的なさつまいもは、糖度を高めるために、収穫後すぐに出荷しないこともあります。
収穫後1ヵ月から3ヵ月ほど寝かせて、じっくりと糖度を高めてからお店に並ぶのです。
そのため、ホクホク系のさつまいもは、出始めの時期からやや遅れて店頭を彩ることになります。
さつまいもの選び方 焼き芋にするには?
焼き芋にぴったりのさつまいもは、ホクホクした食感の品種です。
鳴門金時やクイックスイート、ヒメアヤカ、安納芋、五郎島金時、土佐紅、千葉紅などが適しています。
どの品種も熱を加えると、より甘さが強くなるため、焼き芋にぴったりです。
特に、ヒメアヤカや安納芋は焼き芋にすると、きれいな黄色になるのでインスタ映えもします。
電子レンジで焼き芋を作りたい方は、低温加熱でも素早くデンプンから糖に変わる性質のあるクイックスイートがおすすめです。
さつまいもの選び方 美味しいのは?
美味しいさつまいもの選び方は、紡錘形のもの、濃い紫色のもの、表面がツルツルしていてくぼみが浅いものと、もう1つポイントがあります。
それは、さつまいもの切り口です。
さつまいもの切り口から飴色の液が出ていたり、黒い跡になったりしているものは、美味しいさつまいもの証拠です。
実に詰まっている甘さが溢れている証拠なので、ぜひ、切り口にも注目してみましょう。
ただ、単に切り口が黒いものは、古いさつまいもの可能性もあります。
しっかりと見極めてくださいね。
まとめ
今回は、美味しいさつまいもの選び方や見分け方を解説しました。
さつまいもの形、色、表面、そして、切り口に注目すると、美味しいさつまいもを見つけることができます。
美味しいさつまいもを見つけて、旬の味を楽しみましょう。
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