かぼちゃの皮は栄養があり、むいたとしても捨てるのはもったいないです。
でもかぼちゃの皮を使ったレシピはないものか、と悩みますよね。
かぼちゃの皮は、スープやきんぴらなど、工夫して食べることができます。
今回はかぼちゃの皮のお役立ちレシピや、気になる栄養について解説していきます、かぼちゃの皮は、普通に火を通す調理方法だけでなく、電子レンジで簡単に柔らかくして調理することもできます。
緑黄色野菜パワーがつまったかぼちゃの皮、余すことなくたくさん食べつくしてくださいね。
かぼちゃの皮レシピ!スープ
かぼちゃの皮はかたいので、小さな子どもや柔らかいものを好む高齢の方のためのお料理を作るときにむいて使うことがありますよね。
でも、むいて外した、かたいかぼちゃの皮も、つぶしてスープにしてしまえば、かたさを気にせず残らず食べることができます。
- かぼちゃの皮の部分 1個分
- 野菜ブイヨン 1包(10g)
- みそ 小さじ1
- 水 500㏄
- 豆乳 300㏄
- 塩コショウ 適量
- かぼちゃの皮、野菜ブイヨン、水を鍋に入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮る。
- かぼちゃの皮にくしがスッと通るくらいまで煮えたら、フードプロセッサーで煮汁ごとつぶす。
- 2を鍋に戻し、再び火にかける。
- フツフツしてきたら、みそをときいれる。
- 豆乳を加えてさっと混ぜ、火を止める。
ごはんや和食にもあう、さっぱりしたみそ風味のスープです。
みそを入れすぎるとみそ汁のようになってしまいますので、気を付けてください。
甘口の、できれば白みそだとベストです。
豆乳は沸騰させると分離してしまいますので、温める程度で火を止めてください。
器に盛り付けて、えごまオイルやオリーブオイルを垂らして油脂分を補うとβカロテンの吸収率もアップします。
卵も入れて、タンパク質もしっかり取れるスープです。
ターメリックを入れて、エスニックに仕上げたスープです。
カレーにも含まれる生姜のなかま、ターメリックは、消化を助け、内臓の働きを強めてくれたり、血行をよくしてくれるという健康パワーも秘めたスパイスです。
シンプルな材料で作るスープです。
冷たくしていただいても、温かいスープにしてもいいですよ。
かぼちゃの皮レシピ!きんぴら
きんぴらは、細く切った野菜を、油で炒めて、甘辛く炒め煮にしたものです。
ごぼうやれんこん、にんじんなどの根菜で作られることが多いきんぴらですが、繊維がしっかりしたかぼちゃの皮できんぴらを作ってもおいしく食べることができます。
かぼちゃの中の方の実は柔らかいので、きんぴらのような料理にしようとしてもくずれてしまいます。
繊維の多い皮だからこそ、きんぴらになるのです。
細く切ることで、かぼちゃの皮の歯ごたえは残りつつ食べやすくなります。
オーソドックスなきんぴらです。
ごはんも進み、お弁当のおかずにもいいですね。
根菜もいっしょにきんぴらにするレシピです。
にんじんのオレンジ、れんこんの白、かぼちゃの皮の緑と、彩りも豊かなきんぴらになります。
いかの缶詰やこんにゃく、キノコも入って、うま味たっぷり、ボリュームもあるきんぴらです。
お酒のあてにもいいですね。
バターで炒めてコクを出し、カレーパウダーでスパイシーに仕上げた洋風のきんぴらです。
変わりきんぴらも目先が変わっておいしいですよ。
かぼちゃの皮レシピ!レンジで簡単
離乳食レシピなのですが、レンジを使って皮を簡単に外す方法が紹介されています。
かぼちゃはかたくて丸いので、皮を外そうとすると力がうまくかからずに包丁が滑り、冷ッとすることもありますよね。
レンジで加熱することで、安全かつ簡単に皮を外すことができます。
外した皮と実を別々の料理に使えますよ。
かぼちゃの皮を器のように使った和テイストのスイーツです。
実は、きんぴらも電子レンジで作れてしまいます。
コンロがふさがっているときでも、電子レンジでこんな立派な一品が作れてしまったら食卓が豊かになりますね。
材料は南瓜の皮のみ!
簡単な作り方なのに、しみじみと南瓜っておいしいな、皮捨てなくてよかったなと思えるレシピです。
かぼちゃの皮の栄養
かぼちゃは栄養豊富な緑黄色野菜です。
炭水化物、βカロテン、ビタミンCなどが多く含まれています。
整腸作用や、美肌などに効果が期待される健康野菜としてもよく知られています。
皮やそのすぐ下の実には、特にβカロテンや食物繊維が豊富です。
皮には、実よりもβカロテンが含まれる2倍ほど多くなっているともいわれます。
皮の栄養はとても豊富なので、皮を外した後、捨てるのがもったいないどころか、積極的に摂取したい部分なのです。
βカロテンはかぼちゃの色を作り出している色素でもあります。
βカロテンは加熱しても壊れにくく、油脂分と一緒に摂取することで人の体にも効率よく吸収されるという特徴のある栄養素で、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、生活習慣病を予防したりする健康パワーを秘めています。
また、皮がかたいというのは、つまり、それだけ食物繊維がしっかりしているということです。
かぼちゃの皮の食物繊維は、腸の中で善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
お通じがよくなり、老廃物をしっかり体の外に出してくれる働きをするため、かぼちゃの皮は美容にもとても役立つ力強い助っ人なのです。
気になるかぼちゃの皮のかたさも、加熱することで柔らかく、食べやすくなってくれます。
かぼちゃの皮の保存
かぼちゃは大型の野菜なので、一度に食べきれないことが心配なときもありますよね。
かぼちゃの皮は、保存しておくこともできます。
簡単で日持ちがするのは、冷凍保存することです。
皮を適当な大きさに切って生のまま冷凍することもできますし、加熱して柔らかくしてから皮を外して、その皮を冷凍することもできます。
かぼちゃの皮は、冷凍することで細胞内の水分が膨張し、細胞壁が破壊されます。
歯ごたえなどの食感は失われますが、つぶしやすくなります。
冷凍したかぼちゃの皮は、しゃきしゃき食べたいきんぴらにはむきませんが、スープなどにするのには最適です。
まとめ
かぼちゃは、食物繊維やβカロテン、ビタミン類が豊富な緑黄色野菜です。
大型で、皮がかたいこともあるので、皮を外して調理することも多い野菜です。
しかし、外した皮のほうもβカロテンや食物繊維に富み、捨てるのではなく積極的に食べたいものです。
かぼちゃの皮は、炒めてきんぴらにしたり、つぶしてスープにするとおいしく食べることができます。
電子レンジを使って簡単に調理することもできます。
油脂分と一緒に加熱調理することで、βカロテンは体内に効率的に吸収されるようになるので、油を使うきんぴらやポタージュなどの食べ方は理にかなっているといえます。
一度に食べきれない場合でも、冷凍保存するなどの工夫で日持ちさせることもでき、使い勝手のいい野菜です。
栄養たっぷりのかぼちゃの皮、ぜひ残さずおいしく食べきってくださいね。
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