ピーマンの食べ方|栄養が取れるのは生?わた種のレシピ

ピーマンは、熱を加えても濃い緑色が残り、どのような食べ方でも、料理に彩りを与えてくれます。

でも、ピーマンの独特な苦味が苦手な方も多いようです。

ピーマンはレンジや焼き、生でも、食べ方次第で、苦味が旨味に感じられます。

ピーマンのわたや種、葉っぱは捨ててしまいがちですが、実は立派な一品料理になりますよ。

今回は、ピーマンのわたや種、葉っぱも含めた食べ方や、一番栄養の取れる食べ方を解説します。

今まで試したことのないピーマン料理も、見つかるかもしれません。

ピーマンの食べ方

ピーマンは、生、レンジ、焼き、それぞれの食べ方で、風味に違いが出ます。

食べ方の違いによる特徴を押さえておきましょう。

ピーマンを生で食べる良さは、食感と苦味にあります。

生のピーマンはみずみずしく、シャキシャキ感が、食欲をそそります。

独特の苦味が一番強いのは生で食べたときですが、細かく刻んでドレッシングやソースの具材にしたり、細長く切ってサラダにすると、美味しく食べられます。

レンジ

ピーマンをレンジで調理すると、ピーマンから流出する栄養素も、逃さずに食べられます。

他の具材や調味料と合わせてレンジで加熱するだけで、簡単に一品が出来上がります。

焼き

ピーマンは焼くことで、甘味が強くなります。

マリネや煮込みなどにピーマンを使うときには、表面に焦げ目がつくくらい焼いて、皮をむきます。

この一手間で、ピーマンに味が染み込みやすくなります。

ピーマンのわたや種の食べ方

ピーマンのわたや種にも、栄養が詰まっています。

捨てずに、ピーマンを丸ごと料理してみましょう。

ピーマンのわたや種の調理法

ピーマンのわたや種を食べる場合に、料理によっては、わたや種を果肉と分けることもあります。

ピーマンのわたや種をきれいに取る方法は、

  • Step1
    切る
    ピーマンを縦半分に切る。
  • Step2
    手で取る
    半分にしたピーマンのヘタとわた、種を手で取り出す。ヘタを上下に動かしながら引っ張ると、わたも種も飛び散らずに取れる。
  • Step3
    水洗い
    ピーマンを水洗いし、残っているわたや種を取る。

ピーマンのわたや種のレシピ

ピーマン丸ごと種ごと栄養たっぷり!簡単みそ焼き レシピ・作り方

ピーマンを洗って半分に切るだけの簡単レシピです。

味噌を塗って、フライパンで焼きます。

ピザソースやマヨネーズなど、調味料を変えても楽しめますよ。

ピーマンの肉詰め

ピーマン料理の定番である肉詰めです。

わたや種を除かずに、肉ダネの下に忍ばせることで、具材に早変わりします。

わたや種を除いた肉詰めよりも、歯応えが出ます。

餃子に合う意外な具材!ピーマン・かぶ・セロリ~シェフがおすすめする肉ダネアレンジ

ピーマンのわたと種を使った餃子です。

ピーマンの果肉ではなく、わたと種が立派な具材になります。

普段の餃子と一味違う変わり種に挑戦してみましょう。

ピーマンのわたや種にも苦味があるので、味付けを濃くすると、食べやすくなりますよ。

ピーマンのわたや種を食べる良さ

ピーマンのわたや種を食べることには、メリットがあります。

  • カリウムが多い・・・むくみ解消に効果がある。
  • ピラジンが含まれる・・・ピーマンの香りの元になる成分。血液をサラサラにしてくれる。血行促進による冷え症改善や、薄毛予防にも効果がある。
  • 時間短縮になる・・・ピーマンのわたや種を取り除く手間を省ける。

ただし、ピーマンを丸ごと食べるときには、ヘタ部分をよく洗い、実の中に虫がいないか、種は黒くないかを見る必要があります。

ピーマンの葉の食べ方

ピーマンの葉も、実は食べられます。

ピーマンの果肉と同様に、生でも加熱しても大丈夫です。

ピーマンの葉を食べるポイント

ピーマンの葉を調理するときは、鮮やかな緑色で、縮れていたり、丸まっていたりしないものを使いましょう。

葉は柔らかく大きいので、葉の裏に虫がいないかを確認して、水でよく洗います。

後で解説するピーマンの栄養素と同様に、ピーマンの葉にも、ビタミン類が多く含まれています。

ピーマンの葉のレシピ

ピーマンの葉の佃煮

ピーマンの葉で作る佃煮です。

おにぎりの具材にある葉唐辛子の佃煮のような味わいになります。

暑い季節のご飯のお供に、おススメです。

ピーマン親子のおひたし

ピーマンの果肉と葉っぱのおひたしです。

さっぱりとした仕上がりで、副菜にあると食が進みます。

調味料しだいで、和風や洋風、中華風の一品に早変わりします。

ピーマンの葉っぱと豚肉のオイスター炒め

ピーマンの葉っぱは、炒め物にもおススメです。

葉っぱの苦味も気にならなくなり、油との相性もバッチリです。

葉っぱだけで炒め物にしても、美味しく食べられます。

ピーマンの食べ方で栄養が一番取れるのは?

ピーマンの栄養が一番取れる調理法は、「油で炒める」です。

油との相性が抜群で、栄養を最大限に摂取できます。

ピーマンの栄養が一番取れる調理法

ピーマンの栄養が一番取れるのは、油で炒める方法です。

炒めることで、ビタミンなどの栄養が吸収されやすくなり、ピーマンの苦味も和らぎます。

加熱しすぎると、栄養が損なわれるので、強火でサッと炒めるのがポイントです。

ピーマンを生で食べる場合でも、オリーブオイルなどの油をドレッシングに使うことで、油と一緒に摂取できますね。

ピーマンのおススメの調理法まとめ

  • 炒め物・・・βカロテンは油で炒めると、体内に吸収されやすくなる。炒めることで、かさも減り、大量でも食べやすい。
  • スープなどの汁物・・・ビタミンC、ビタミンA、βカロテンなどは水溶性。汁物として食べることで、溶け出した栄養も摂取できる。

ちなみに、縦切りではシャキシャキ感を、繊維と垂直に切ると、歯切れの良い食感を楽しめますが、栄養素の流出を防げるのは、縦切りです。

ピーマンのおススメレシピ

炒める

材料2つだけ!ワンパンで簡単なのに本格中華『じゃがいもとピーマンの塩炒め』レシピ

ピーマンとジャガイモの食感の違いが楽しめる炒め物です。
中華風の味付けも変わっていて、いくらでも食べられます。

【作り置き】包丁いらずで簡単♪ピーマンと厚揚げの甘辛炒め
包丁を使わない炒め物です。
ピーマンの苦味が、厚揚げのまろやかな風味と合わさって、丁度良い味わいになります。
味噌との相性も抜群です。

煮る

種もワタもイケる!? なすとピーマンの丸ごと煮物
ピーマンとなすの煮びたしです。
なすとの相性は良く、夏に食べたくなる爽やかな一品です。

ピーマンたっぷり★タイ風美腸スープ
ピーマンを使ったスープです。
ピーマンの栄養素を丸ごと取れます。
好きな野菜を入れて煮込むだけで、栄養たっぷりのスープが出来ます。

ピーマン嫌いも夢中に!作り置きしたいピー玉大葉
生のピーマンで作る薬味です。
細かく刻んだピーマンが、薬味にもなります。
常備しておき、そうめんなどにも、かけて食べるのがおススメです。

トマト・ピーマンの春雨サラダ♪
ピーマンのサラダです。
トマトとピーマンを春雨サラダにプラスするだけで、風味がさらに良くなりますよ。
市販の春雨サラダにピーマンとトマトを足すと、より簡単に作れます。

レンジ

レンジで簡単5分!人気の常備菜「無限ピーマン」のレシピ
レンジで作るピーマンレシピです。
材料を全部加えて、レンジに入れるだけ。
簡単ですが、ご飯がよく進みます。

電子レンジ★たっぷりピーマンのそぼろ
レンジでピーマンのそぼろができます。
ピーマンのほろ苦さが、豚肉のそぼろと良く合います。
ご飯にかけるだけではなく、サラダやパスタなど、あらゆる料理に重宝します。

焼く

簡単時短であと一品 焼きピーマンお浸し
焼いたピーマンの香ばしさや甘さを楽しめるおひたしです。
トースターで簡単に作れるので、もう一品欲しいときのスピード料理にも、おススメです。

とろけるチーズがたまらない。まるごと焼きチーズピーマン
ピーマンの中に具材を詰め込んで焼くアイデアレシピです。
見た目もおシャレですが、簡単に作れます。

ピーマンの栄養

ピーマンに含まれる栄養素には、

  • ビタミンC・・・トマトの約4倍のビタミンCが含まれている。肌荒れ防止、風邪予防、疲労回復、抗酸化作用に効果がある。
  • βカロテン・・・身体の健康維持や、免疫力アップにつながる。
  • カリウム・・・体内の余分な水分を排出する。むくみの解消になる。

などがあります。

ピーマンは果肉が厚いために、熱を加えても、ビタミンCの損失は少なくて済みます。

ピーマンの旬は6月~9月頃です。

味も良い時期ですが、値段も安いので、毎日でも料理に使いたいところです。

夏バテしがちな時期に旬を迎えるピーマンを活用しましょう。

ピーマンの苦味

ピーマンが苦いと感じるのは、クエルシトリンという成分に、特有の香りの元であるピラジンが加わることによります。

クエルシトリンは、ポリフェノールの一種で、高血圧の抑制や抗酸化作用に効果があるとされています。

どうしても苦味が気になる場合は、繊維に沿って縦切りにすると、食べやすくなりますよ。

 

ピーマンは年間を通して手に入る野菜ですが、旬を迎える夏に、最も美味しくなります。

ピーマンのわたや種、葉っぱは、捨ててしまうことが多いですが、果肉以外にも栄養が詰まっています。

果肉、わたや種、葉っぱを材料とした料理にも挑戦してみましょう。

ピーマンには、ビタミンCが多く含まれ、夏の強い陽射しで日焼けしたときや、疲れたときに食べると効果的です。

ピーマンの苦味も、調理法によって気にならなくなることも解説しました。

ピーマン料理のバリエーションを広げて、美味しく暑さを乗り越えましょう。

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