和の食材のレギュラー選手、里芋。
どのような食べ方があるのか気になりますよね。
里芋は、使う調味料が塩だけでも、しみじみとしたおいしさが楽しめ、レンジで手軽に調理することもできます。
今回は、伝統的な里芋料理「きぬかつぎ」をはじめ、シンプルに里芋そのままの味を楽しむ食べ方を中心にご紹介します。
ダイレクトに里芋のうま味が楽しめるシンプルレシピをぜひ試してみてくださいね。
里芋の食べ方でシンプルにそのままのレシピ
里芋は、多くの調味料を足したり、複雑な手順を踏まなくても、芋本来の味を楽しむことができる野菜です。
シンプルに里芋を楽しむレシピをご紹介します。
- 里芋
- 里芋の皮をむく。
- 一口大にカットする。
- 揚げ油で揚げる。竹くしがスッと通るくらいの柔らかさで、ふちがほんのり色づくくらいまで。
- 揚げたてに軽く塩を振る。
揚げたてを麺つゆにさっとつけこんでもいい。ここに大葉の刻んだものをいっしょに入れてもしみじみおいしいです。
他にも、
熱いうちに手早く調理します。
里芋は炒めて食べることもできます。
里芋だけのシンプルな炊き込みご飯です。
里芋の食べ方 レンジ
里芋は電子レンジで加熱してもおいしく食べることができます。
火を使わないでできるので、ガスコンロがふさがっていても一品作れてしまいます。
皮をむいてからレンジにかけても、皮ごとレンジで加熱して、里芋が熱いうちに皮をむいてもいいです。
里芋の食べ方 塩
里芋は、塩だけでも十分そのうま味を楽しむことができます。
茹でた里芋をそのままでも、お好みの調味料ちょいたしでもいけます。
また、ゆであがった里芋をつぶしてサラダやコロッケなど、他の料理に展開させていくこともできます。
塩だけで里芋を楽しもうという時は、塩もこだわるといいですね。
里芋には、ミネラルを含んだマイルドな味の海水から作られた塩がむいています。
さらになじみやすい粒が細かいものがよいですね。
以下、お勧めの塩をご紹介します。
里芋の親芋の食べ方
里芋は、親芋の周りに子芋がつき、その周りに孫芋がついて増えていきます。
親、子、孫と数を増やして行くことから、子孫繁栄を象徴する縁起の良い食べ物としても大切にされてきました。
親芋は子芋や孫芋よりも大きく、1つ数百グラムはあります。
大きなものになると1kgを超えるものもあります。
里芋として一般的に流通するのは、子芋や孫芋になりますが、大きな親芋も食べられます。
親芋は、子芋や孫芋よりもあくが強く、固いと言われることもありますが、里芋には変わりありません。
小さく切って、普通の里芋と同じように食べることができます。
小さい子芋や孫芋をちまちまむくより、大きな親芋をどーんと向く方が意外と手間がかからず、コロッケやポテトサラダも作りやすいといえます。
一般流通経路にはあまり乗らないので、見かけることの少ない親芋ですが、直売所などでは売られていることもありますよ。
愛知県では、他産地との差別化で、親芋に子芋や孫芋がくっついた状態で販売されているところもあります。
また、愛知県瀬戸市では、親芋を学校給食に取り入れる取り組みが行われているとの報告もあります。
子どもたちからも、「しゃきしゃきとしておいしい」など、評判は上々のようです。
親芋をおいしく食べられるレシピのご紹介です。
親芋ならではの大きさを生かした一品です。
手がとまらなくなる一品です。
大きな親芋でも食べきれてしまいます。
芋をつぶして作るコロッケは、大きな親芋をむく方が小さい芋を何個もむくより手早くできます。
里芋のきぬかつぎの食べ方
きぬかつぎは、里芋を皮ごと蒸したり、茹でたりして、皮の一部をむいた料理です。
きぬかつぎは、漢字で書くと衣被ぎ。
布をかぶる、という意味です。
かつて、高貴な女性が外出するときには、顔を隠すために布をかぶっていました。
里芋の皮を女性のかぶる布に、白い里芋を女性にたとえて、この名前がついています。
里芋をむくと、ぬめり成分で手が荒れてひりひりすることがありますが、きぬかつぎは皮ごと調理します。
最初に切れ目を軽くいれてから加熱調理すると、軽く指でつまむだけで皮がつるっとむけるのです。
里芋は手が荒れるからちょっと敬遠しがち、という方もぜひチャレンジしていただきたい料理です。
まずは、基本的なきぬかつぎの作り方のご紹介です。
電子レンジで作ることもできます。
きぬかつぎは、塩だけで食べてもおいしいのですが、味噌で食べても格別です。
正統派の和食として食べるだけでなく、アレンジを楽しむこともできます。
お子さんやホームパーティで喜ばれそうな可愛らしい一品です。
醤油やみりんで甘辛く味付けた一品です。
里芋の中でも「石川早生」という品種は、きぬかつぎにとくに向いているとされます。
里芋は秋が旬の野菜ですが、「石川早生」は早生、というだけあって、一大産地の宮崎県では7月ころから収穫が始まります。
まるくてころんと小ぶりな里芋で、形状もきぬかつぎに最適、ねっとりと味わい深い里芋です。
きぬかつぎは、調理法はシンプルですが、見た目も味も里芋そのままを丸ごとシンプルに味わう料理です。
季節感のある木の葉をあしらって盛り付ければ、見た目にも豪華な一皿に仕立てることもできます。
まとめ
里芋は、シンプルな味付け、シンプルな調理方法でもおいしく食べることのできる野菜です。
塩だけで食べるのもよし、変わり味噌でいろいろな風味で楽しむのもアリです。
和食のイメージの強い里芋ですが、洋風の味付けでもおいしくいただけます。
また、見かける機会の少ない里芋の親芋もぜひチャレンジしてもらいたいものです。
多くは子芋や孫芋が里芋として流通しますが、これらは親芋の周りについてできたもの。
親芋は、子芋や孫芋とはまたすこし異なる食感をもちます。
おいしく食べられるので、親芋クッキングもぜひ試してみてくださいね。
里芋は、早生種は夏ころから収穫が始まりますが、秋らしい風情を持った日本の伝統的な食材です。
そのままシンプルがおいしく、アレンジもきく里芋、たくさん食べつくしてくださいね。
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