夏にはズッキーニ料理を作る機会も多くなりますよね。
ズッキーニは皮が硬く、保存が効きそうですが、実はあまり日持ちがしません。
ズッキーニが腐ると、見た目や味に変化が出てきます。
ズッキーニを美味しく食べるために、ズッキーニが腐ったときの見分け方を押さえておきましょう。
今回は、ズッキーニが腐る原因や病気との関係、新鮮なズッキーニの選び方と保存方法を解説します。
また、ズッキーニに苦みを感じる理由についても解説します。
ズッキーニが腐ったときの特徴を覚えて、買った直後のみずみずしい新鮮な状態で保存し、長くズッキーニを楽しみましょう。
Contents
ズッキーニが腐るとどうなる?
ズッキーニは腐ると、柔らかくなり、皮の表面にヌメリが出てきます。
野菜が腐ったときの鼻につく異臭もしてくるようになります。
ズッキーニを切れば、断面も変色していることがあります。
味も、酸味や粘りが出てくるのです。
ズッキーニが腐ると苦い?
ズッキーニに苦みが出てくることがあります。
苦みは、ズッキーニが腐ったときに限らず、ズッキーニに傷みがある場合や、栽培過程での影響などによるものです。
ズッキーニの苦みは、ククルビタシンという成分で、ウリ科の植物に含まれています。
ズッキーニの苦みは、調理しても消えることはありません。
少量であれば、身体への影響はありませんが、食べてみていつもと違う、苦いと感じたら、食べずに捨てましょう。
ひどいときには、腹痛などの食中毒の症状が現れることもあります。
ズッキーニが腐っている見分け方
ズッキーニは腐ると、表面や臭い、色、味に変化が見られるようになります。
ズッキーニが腐ったときの見分け方を覚えておくと、食べる前に変化に気づけます。
- 表面がしなびている
- 皮にヌメリがある
- ズッキーニ自体が柔らかい
- 強い腐った臭いがする
- 切った断面に透明感や変色、スが見られる
- 酸味を感じる
- 食感に粘りがある
変化が少しでも見られたときは、ズッキーニが腐り始めている可能性があります。
ただ、ズッキーニがしなびている程度であれば、まだ完全に腐っていない場合もあります。
ズッキーニが腐る原因は?病気?
ズッキーニが腐るのは、保存の仕方に原因がある場合が多いです。
また、ズッキーニは病気になることで、実自体が腐ってしまう場合もあります。
ズッキーニが腐る原因
ズッキーニが腐る原因としては、保管状態や、栽培時の環境が考えられます。
- 常温保存で温度が高すぎる
- 冷蔵保存で温度が低すぎる
- 保存のときに乾燥してしまう
- 保存環境の湿気が多い
- ズッキーニが栽培のときに病気にかかる
ズッキーニが腐るとき
保存している環境にもよりますが、ズッキーニは、常温で1週間ほど経過すると、傷みが進み始めます。
ヘタやお尻の部分がしなびてきたり、全体的に柔らかくなってきたりしたときは、腐りが近づいているサインです。
買ったときよりも、ズッキーニにツヤや硬さがなくなったと感じたら、早めに調理しましょう。
ズッキーニは、湿気が多いところで保存すると、カビが生えやすくなり、腐るのも早くなります。
ズッキーニが出回る時期は、梅雨時期と重なるので、特に注意が必要です。
ズッキーニを腐らせる原因になる病気
ズッキーニが腐る原因のもう一つは病気です。
病気は栽培のときにかかると、実が腐れてしまいます。
ズッキーニを腐らせる原因になる病気は、
- 受粉不良
- 高温乾燥
- つるボケ
があります。
受粉不良や高温乾燥は、ズッキーニが受粉するときに、気温が安定しないことで起こります。
つるボケには、ズッキーニの栽培時に肥料を与えすぎると、かかりやすくなります。
ズッキーニの腐りと苦み
始めに解説しましたが、ズッキーニには苦みを感じる場合もあります。
ズッキーニの苦みは、腐りとは関係なく、ヘタの付近に多く含まれる毒が原因です。
ズッキーニの苦みは、腐りとは異なり、見た目や臭いで判断するのは難しいです。
一口舐めたときに苦みや渋みを感じるかどうかで、やっと分かります。
苦み成分はヘタの近くにありますが、ズッキーニが熟すほど全体に広がってしまうので、苦みを感じたら食べずに捨ててください。
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ズッキーニの正しい保存方法
ズッキーニは基本的に常温で保存するのが、おススメです。
冷蔵保存、冷凍保存もできます。
ズッキーニの保存方法
ズッキーニは水分を多く含むため、きちんと保存しないと、乾燥して、中身がスカスカになってしまいます。
- 常温・・・新聞紙やラップなどに包み、風通しの良い場所に置く。目安は1週間。
- 冷蔵・・・1本ずつラップで包む、あるいは、新聞紙にくるんでビニール袋に入れて、立てた状態で野菜室で保存する。目安は3~5日間。
- 冷凍・・・料理しやすい大きさに切って、重ならないように並べて、ビニール袋に入れる。目安は2週間。
ズッキーニを保存するときのポイントは、水分を逃がさないようにすることです。
ズッキーニが腐る原因の一つは、保存方法にあり、新鮮なズッキーニを買ってきても、間違った保存方法をしていれば、傷みが進んでしまいます。
正しい保存によって、ズッキーニが腐るペースをゆっくりにできます。
こちらも参考にしてみてください。
ズッキーニの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!オイル漬けが簡単長持ちズッキーニは調理後の保存もおオススメ
ズッキーニの水分が保てるように保存すれば、何もしないで放置した場合よりも、比較的日持ちします。
ただ、ズッキーニは新鮮なうちが一番栄養もあり、美味しく食べられるので、買ってきたら早めに調理するようにしましょう。
ズッキーニには、ピクルスやラタトゥイユなどの煮込みといった保存の効く料理も多くあります。
1本のまま保存するだけでなく、調理してから、保存することも考えてみましょう。
ズッキーニの新鮮な選び方
最後に、新鮮なズッキーニの特徴について解説します。
ズッキーニは、カボチャの仲間ですが、カボチャのように追熟させて甘くなる野菜ではありません。
新鮮なズッキーニを買ってきて、早めに食べてしまうのが、ベストです。
ズッキーニの新鮮な選び方
新鮮なズッキーニには、次のような特徴があります。
新鮮なズッキーニを選ぶことで、日持ちするので、一気に食べられなくても、ゆっくり料理できるようになります。
新鮮なズッキーニの特徴は、
- 表面にハリとツヤがある
- 皮の緑色が濃い
- ヘタの切り口がみずみずしい
- 太さが均一になっている
新鮮なズッキーニを選ぶと、ズッキーニが腐るまでのスピードをゆっくりにできることを解説しました。
新鮮なズッキーニを選ぶことは、保存の面の他に、味も良いですよ。
例えば、全体的に太さが均一なズッキーニを選ぶのがおススメですが、大きく太いものを選びたくなる方も多いようです。
大きく太いズッキーニは、育ち過ぎているので、実が硬く、味も薄くなっています。
実が成長すると、繊維が気になってきます。
新鮮なズッキーニは味も良いといえますね。
新鮮なズッキーニを選んで、さまざまなズッキーニ料理に挑戦してみましょう。
まとめ
ズッキーニは水分が多く、腐りやすいので、早めに食べることがおススメです。
ズッキーニが腐ったときの見分け方を押さえて、食べる前に見つけられるようにしましょう。
腐ったズッキーニの見分け方と一緒に、新鮮なズッキーニの選び方も覚えておくと、比較的長く置いておけます。
ズッキーニの苦味についても、解説しました。
ズッキーニが苦いと感じたら、食べずに捨てるのが一番です。
新鮮なズッキーニを使って、ズッキーニ料理を楽しみましょう。
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