トマトの食べ方|生でおいしいトマトの紹介と効率の良い栄養の取り方、皮のむき方も!

トマトは、リコピンをはじめ、栄養豊富で健康面での効果も高い野菜ですが、リコピンは食べ方や調理の方法によって吸収率が異なります。

加熱したり、皮ごとジュースにするとトマトのリコピンは効果的にとることができます。

おいしく賢いトマトのレシピや食べ方、冷凍保存したトマトの使い方などをご紹介します。

トマトと上手なお付き合いして、しっかりトマトを食べつくしてください。

トマトの食べ方

トマトは生で食べても、調理して食べてもおいしい野菜です。

栄養も豊富な野菜ですが、食べ方によって栄養の吸収効率が変わってきます。

トマトについて正しく理解することでより一層トマトを味わうことができます。

トマトの食べ方そのまま

トマトには主に、生食に向く桃色系のトマトと、加工に向く赤色系のトマトがあります。

一般的によく見るトマトは桃色系のトマトがほとんどです。

足してもせいぜい塩かオリーブオイルくらいで、あまり手を加えずにそのまま食べるのをお勧めしたいトマトは、高糖度トマトやフルーツトマトと呼ばれるトマトです。

トマトは、皮のすぐ下や、ヘタのまわりが甘みが強くなっています。

高糖度トマトは、皮をむかず、ヘタの周りを切り落とさず食べるとより強く甘みを感じることができます。

ただし、ヘタ周辺の果皮には雑菌もいますので、ヘタを取ってヘタ周辺をしっかり流水で洗い流してください。

流水で洗い流すことで雑菌は減少し、食中毒のリスクを軽減させることができます。

普通のトマトは糖度5度前後とされますが、高糖度トマト、フルーツトマトとは、糖度8度前後のトマトとされます。

ちなみに糖度8度くらいの甘いフルーツの代表選手はいちごです。

高糖度トマト、フルーツトマトは、栽培土壌の水分を調節し、水分を少なめに管理し、果実を大きくしすぎないように栽培されます。

果実自体の水分が少ないために、トマトの成分が凝縮され、甘みもうまみも濃く感じられるのです。

また、私が近所の高糖度トマトの生産農家さんに聞いた話ですが、甘いトマトを選ぶときはトマトのおしりを見るとよいそうです。

おしりに放射状に見える白い筋がはっきり大きいほど、甘いトマトなのだそうです。

また、同じように栽培されたトマトでも、小さいものの方がより凝縮されいてるため、甘みを強く感じるそうです。

ただし、皮は固めになるので、皮が口に残って気になるという方ももしかしたらいるかもしれませんね。

高糖度のトマト

  • アメーラ
    1990年代に静岡県で誕生した高糖度のトマトで、株式会社サンファーマーズの登録商標。水分管理を厳しくし、ぎりぎりの状態で栽培される甘くて味の濃いトマト。時期によって糖度7.5度または8度以上のものしか出荷されない。
  • 赤糖房(あかとんぼ) JA紀州の登録商標。房状に収穫されるミニトマトで、平均糖度8.5度以上。JA紀州では、他にも優糖星(ゆうとうせい)、王糖姫(おとひめ)などの高糖度トマトも栽培されている。
  • 塩トマト
    熊本県の八代地方や宇城地方の干拓地で栽培されるトマトで、塩分やミネラルの含まれる土壌で栽培される。JA熊本うきの不知火夢ロマンという塩トマトは、糖度ごとに等級分けされ、プレミアム塩トマトと呼ばれるトマトは糖度10度以上。

トマトの食べ方簡単なおススメ

スライストマトwithオリーブオイルと塩

よく冷やしたトマトをスライスし、自然塩(適量)を振りかけ、上質なオリーブオイル(適量)を回しかける。

あれば、オレガノやバジルを添えると香りもよく、おしゃれ。

アメーラトマトとひじきと玉ねぎの和風サラダ
高糖度トマト、アメーラがお勧めする野菜がたっぷり食べられるレシピ。

トマトのマリネ
作り置きもできるお役立ちレシピ。

トマトの食べ方 生は?

トマトは色合いも形もよく、あるだけで食卓をパッとはなやかにしてくれる野菜です。

トマトを冷蔵庫できりっと冷やしてシンプルに塩やオイルで食べるのもいいですが、生のトマトはちょっと手をかけていろいろなテイストで楽しむこともできます。

トマトの生ナムル

トマトの塩昆布サラダ
昆布のうま味は、グルタミン酸というアミノ酸によるものですが、トマトもグルタミン酸が多い野菜。

グルタミン酸を持つ食材を合わせたうま味たっぷりの一品です。

トマトとツナのさっぱりサラダ
ツナと合わせることで、タンパク質もいっしょにとれるレシピです。

簡単おしゃれなイタリアンサラダ
アボカドのグリーン、クリームチーズの白と、色鮮やかなサラダです。

トマトの食べ方 冷凍後は?

トマトは冷凍保存もできる野菜です。丸ごと冷凍することも、カットして冷凍することもできます。

冷凍トマトは、凍結することによって細胞壁が壊されてしまい、解凍してももとののような状態には戻りません。

しかし、凍ったトマトの表面を流水で軽く流すと、皮がむきやすくなりますし、カットトマトの場合でも、加熱調理中にはがれて皮が浮いてくるので、簡単に取り除くことができ、口当たりよく食べることができるという利点があります。

冷凍したトマトは半解凍のままスムージーにしたり、刻んでサラダや冷やし麺のつけ汁などにトッピングする、炒め物やスープなどの加熱する料理に使うことができます。

冷凍トマトとコーンの冷やしラーメン

トマトと桃のスムージー

冷凍トマトの冷製スープ

簡単!冷凍トマトでトマトチーズスープ

お弁当に最適 冷凍トマトの卵炒め 簡単

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トマトの食べ方でダイエットや効果は?

食事の前にトマトや、トマト料理、ドリンクをとることで、美容や健康によく、効率的な栄養摂取ができます。

栄養素の特性もよく知って、食べ方にも工夫をしましょう。

トマトの食べ方で栄養や効果は変わる?

トマトは栄養豊富な野菜です。ビタミン類では、ビタミンCやカロテンの類が豊富です。

なかでも、トマトの代表的な栄養素はリコピンです。

リコピンはトマトの赤い色素にもなっている成分です。生活習慣病の予防やアンチエイジングが期待できる抗酸化作用を持っています。

リコピンはβカロテンやビタミンEよりも強い抗酸化作用を持つとされ、トマトに含まれる栄養の中でも注目度ナンバーワンの栄養素といえます。

リコピンは熱に強いという性質をもち、加熱することで体内への吸収率がアップします。

さらに、リコピンは油脂分に溶けだして吸収されやすくなる性質もあります。

また、リコピンはトマトの皮や種にも多く含まれています。

皮や種は、ミキサーなどで粉砕することで細胞壁が壊されて、含まれる成分が体に吸収されやすくなります。

トマトのリコピンを効率的に摂りたいときは、オイルを使っての加熱調理や、皮ごとすりつぶしたジュースやスープなどがおすすめです。

トマトの食べ方 ダイエット中は?

食事の前にトマトを食べることで満腹感を早く感じることができ、食事の量を減らして、摂取カロリーを抑える効果が期待できます。

トマトには食物繊維が多く含まれています。

食物繊維は、糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を防いでくれる効果や、腸の調子を整え、老廃物を排出しやすくしてくれる効果が期待できます。

トマトに多く含まれるリコピンは、強い抗酸化力を持つ健康パワーを秘めた栄養素です。

リコピンには、そのほかにも優れた健康効果があることが明らかになってきています。

紫外線によるダメージを受けた皮膚の回復を早め、肌のいろみを明るくするパワーがあること、年配女性の骨からのカルシウムの流出を防ぐ効果があることなどが近年の研究で分かってきました。

リコピンは加熱してあったり、油脂とともにとることで吸収率が上がるので、油を含む食事前にトマトジュースを飲めば、リコピンの吸収もよくなります。

また、牛乳とトマトの組み合わせもマルです。

牛乳の油脂分がリコピンの吸収を助けてくれるからです。

リコピンは夜よりも朝の方が吸収がいいという研究結果もあるので、牛乳とトマトを組み合わせたジュースやスープで一日をスタートさせるのもおすすめです。

トマトとイチゴのスムージー

冷凍トマトを使うレシピです。

冷凍すると、トマトの細胞壁が壊れ、リコピンなどの栄養素の吸収アップが期待できます。

トマトのポタージュ
あたたかくても、冷製スープでもいけます。

トマトの食べ方 皮は?

トマトは皮にもリコピンをはじめとした栄養が豊富に含まれていますし、皮のすぐ下は味も濃く、栄養も多いので、トマトは皮ごと食べるのがおすすめです。

とはいえ、固い皮は口の中に残ってしまって食べずらかったり、消化しにくかったりもしますので、食べる方の年齢や体調によっては、すりつぶしたりむいた方が食べやすいということもあるでしょう。

トマトの皮が硬いときの食べ方

ミキサーを使う

トマトをミキサーなどで皮ごと粉砕して食べやすくする

直火であぶる
  • トマトのおしりに浅く切れ目を入れる。
  • ヘタの方にフォークをさして直火であぶる。
  • 皮がめくれて来たら、氷水でしめて皮をとりのぞく
湯むきする
  • トマトのおしりに浅く切れ目を入れる。
  • 沸騰したお湯にトマトをつける。
  • トマトを時々転がしながら、お湯から出ている部分もつかるようにする。
  • 数十秒お湯につけて、皮がはじけてめくれてきたら氷水でしめ、皮を取り除く。

冷凍して皮をむく
  • トマトのヘタをくりぬいて取り除き、丸ごと冷凍する。
  • 凍ったトマトを流水にあてて表面を軽く溶かす。
  • ヘタの方から皮をむく。

まとめ

日本では、生食用のトマトが多く生産、流通され、特色あるおいしいトマトが豊富です。

生でトマトの味をシンプルかつダイレクトに味わう他、加工して保存したり、味わったりすることもできます。

トマトの栄養素でもっとも有名なリコピンは、加熱したり油脂とともに摂取することで体内への吸収率が上がります。

カラフルで形も可愛らしいトマトは、目でもお口でも楽しめて、栄養も満点。

トマトに対する理解を深めて、丸ごと食べつくしてくださいね。

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