イチジクの保存方法|冷凍・冷蔵・期間と保存食レシピ!干して乾燥

秋になるとぽってりとした丸いイチジクが出回ります。

つぶつぶとした食感と甘みを楽しめる果物です。栄養も豊富なのでたくさん手に入ったら上手に保存したいですね。

イチジクはあまり日持ちがしません。そこで今回はイチジクを長持ちさせる方法をご紹介します。

冷蔵や冷凍、乾燥の方法、解凍したイチジクのおすすめの食べ方もお伝えします。

フレッシュなイチジクを楽しむのはもちろん、ジャムなどに加工するのもおすすめです。

ぜひこちらの記事を参考にしてイチジクの色々なレシピを楽しんでください。

Contents

イチジクの保存の仕方

イチジクは日持ちがしないので、なるべく早く食べましょう。

すぐに食べられない時は冷蔵や冷蔵、乾燥させるなどして保存しましょう。

イチジクの保存温度

イチジクは高温での保存には向きません。

冷蔵庫の野菜室でも温度が高いくらいです。

イチジクの保存方法まとめ

  • 常温・・・風通しの良い冷暗所で保存
  • 冷蔵・・・キッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋やポリ袋に入れて保存
  • 冷凍・・・食べやすい大きさに切り、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍
  • 干し・・・切ったものをオーブンか天日干しで乾燥させる
  • カット・・・ラップに包み冷蔵庫で保存

イチジクの保存期間と賞味期限まとめ

  • 常温・・・1~2日
  • 冷蔵・・・1~2日
  • 冷凍・・・約2週間
  • 干し・・・約1ヶ月
  • カット・・・当日中

イチジクを常温保存する方法

イチジクは比較的気温が高い時期に収穫される割に、高温での保存に適していません。

常温で保存する際は、できるだけ風通しがよく涼しい場所に置きましょう。

イチジクの常温保存法

  • Step1
    包む
    新聞紙やキッチンペーパーでイチジクを包む
  • Step2
    保存する
    風通しが良い冷暗所に置く

イチジクは乾燥を嫌うので、少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んでも良いでしょう。


  • Step1
    カットする
    あく抜きしたわらびを食べやすい大きさにカットする
  • Step2
    保存袋に入れる
    わらびを冷凍用保存袋に入れる
  • Step3
    水に浸す
    冷凍用保存袋に水を入れ、わらび全体が水に浸るようにする
  • Step4
    保存する
    アルミトレイにのせて、冷凍庫で保存する

イチジクの常温保存の際の保存期間

イチジクは足が早い果物なので、できるだけ早く食べるようにしましょう。

鮮度の良いもので1~2日保存できます。

お尻の部分が割れたら完熟のしるしです。

それ以上経つと柔らかくなっても甘くはなりません。

イチジクの常温保存の際の栄養素は?

便通に良いと言われる水溶性食物繊維のペクチンを多く含みます。

カリウムやカルシウム、鉄などのミネラルも豊富です。

また、フィシンという酵素が含まれています。

これはたんぱく質を分解する働きがあり、消化を助けたり肉や魚を柔らかくしたりします。

常温での栄養素の変化は特にありません。

イチジクを冷蔵保存する方法

イチジクは高温と乾燥に弱いため、できるだけ冷蔵庫で保存しましょう。

イチジクの冷蔵保存法

  • Step1
    包む
    新聞紙やキッチンペーパーでイチジクを包む
  • Step2
    袋に入れる
    紙で包んだイチジクをビニール袋やポリ袋に入れる
  • Step3
    保存する
    冷蔵庫に入れて保存する

野菜室は10℃前後のため、イチジクの保存にはやや温度が高めです。

冷蔵庫やチルド室での保存も可能です。

イチジクの冷蔵保存の際の保存期間

イチジクの冷蔵保存の際の保存期間は1~2日です。

イチジクの冷蔵保存の際の栄養素は?

イチジクの冷蔵保存の際の栄養素は特に変化はありません。

水溶性食物繊維、ビタミン、ミネラルの他、ポリフェノールの一種で老化の原因となる活性酸素を除去する「アントシアニン」、女性ホルモンと同じ働きをする「エストロゲン」も含まれています。

イチジクを冷凍保存する方法

イチジクを冷凍する際は切ってから保存します。

イチジクの冷凍保存法

  • Step1
    皮をむく
    イチジクの皮をむく
  • Step2
    切る
    イチジクを輪切りかくし切りにする
  • Step3
    保存する
    ラップに包むかフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する

ラップやフリーザーバッグに入れる際は、空気をよく抜きましょう。

新鮮なイチジクであれば、皮をむかずラップに丸ごと包んでフリーザーバックに入れて冷凍します。

食べる際は凍ったまま流水に当てながら皮をむき、食べやすい大きさに切ってシャーベットのように食べることができます。

野菜マルシェのなのか

  • 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
  • アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
  • 冷凍室を強に設定するとなおよし

イチジクの冷凍保存の際の保存期間

冷凍したイチジクは約2週間保存できます。

イチジクの冷凍保存の際の栄養素は?

冷凍保存したイチジクの栄養素は、特に変化はありません。

イチジクを冷凍したあとの解凍方法

冷凍したイチジクは自然解凍して食べることができます。

完全に解凍すると弾力がなくなってしまいます。

冷凍したイチジクはシャーベットのように食べることができます。

また冷凍したまま加熱して調理に使うこともできます。

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イチジクを干す保存方法

イチジクはオーブンで乾燥させる方法と天日干しする方法があります。

イチジクの干す保存法

①オーブンで乾燥させる方法

  • Step1
    洗う
    イチジクをよく洗って水分をとる
  • Step2
    切る
    イチジクを4~8等分にくし切りか、輪切りにする
  • Step3
    並べる
    オーブンシートを敷いた鉄板に切ったイチジクを並べる
  • Step4
    加熱する
    100℃90分でイチジクを加熱、更に裏返して30分加熱する

もっと風味をよくしたければ、1~2日天日干しするとよいでしょう。

②天日干しで乾燥させる方法

  • Step1
    洗う
    イチジクをよく洗って水分をとる
  • Step2
    切る
    イチジクを4~8等分にくし切りか、輪切りにする
  • Step3
    並べる
    ざるか網に切ったイチジクを並べる
  • Step4
    干す
    天気の良い日に外に干す

ざるや網にくっつかなくなったら裏返し、4~5日干すと完成です。

イチジクの干す保存の際の保存期間

乾燥させたイチジクは約1ヶ月保存できます。

イチジクを干した後の戻し方

乾燥させたイチジクはそのまま食べることができます。

また、ヨーグルトやチーズと合わせたりパンの材料にすることもできます。

イチジクを干す保存の際の栄養素は?

イチジクは乾燥させると水分が蒸発し栄養素が凝縮します。

特にカリウムやカルシウムなどのミネラル、食物繊維などは生のイチジクより多くなります。

カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧予防に効果的です。

また、利尿作用もあります。

干したイチジクはカルシウムが多いのも特徴的です。

カルシウムは骨粗しょう症の予防、イライラの解消などが期待できます。

生より干した方が栄養価が高まるイチジクですが、食物繊維が多く便通にも効果的である反面食べすぎるとおなかが緩くなってしまう可能性もあるため、食べすぎには注意をしてください。

イチジクのカット(切った)後の日持ちする保存方法は?

カットしたイチジクは日持ちしないため、早めに食べましょう。

イチジクの保存方法 使いかけ

イチジクは日持ちしないので早めに使い切りましょう。

もしたくさんある場合は、冷凍するか乾燥して保存しましょう。

イチジクをカットしたときの保存期間

イチジクはカットしたら早めに使い切りましょう。

イチジクの長持ちさせる保存方法

イチジクは風通しの良い冷暗所で保存しましょう。

イチジクの夏や冬の保存の違い

イチジクは6~10月に収穫されます。

夏に実がなるものは6~7月、秋に実がなるものは9~10月です。

夏のイチジクは実が大きく、秋のイチジクは実が小さめですが味が濃縮しています。

夏のイチジクは梅雨の時期に当たるため実が腐りやすく、流通量も少なめです。

ご家庭で夏に収穫できるイチジクを栽培していたら、梅雨時は雨に当たらないよう早めに収穫しましょう。

イチジクの洗い方(下処理)

  1. 水を弱めに流す
  2. 軸の方から優しく洗う
  3. 水分をキッチンペーパーでふく

イチジクの見分け方と選び方

イチジクは日持ちがしないため、新鮮なものを選びましょう。

イチジク腐っている場合の見分け方

腐り具合は以下に当てはまると危険です。

  • 傷がある
  • 表面に張りがない
  • しぼんでいる

新鮮な選び方

新鮮な選び方は、以下の通りです。

  • 丸みがある
  • 付け根の切り口まで色づいている
  • 表面に張りがある
  • 傷や痛みがない
  • 切り口に白い樹液が付いている

イチジクの旬

イチジクの旬は6~7月頃と、9~10月頃です。

イチジクの食べ頃

イチジクはお尻の部分が割れたら完熟しているしるしです。

イチジクについて

イチジクはイラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹木です。

原産地は西アジア、アラビア南部です。

アダムとイヴの”禁断の果実”とはイチジクのことです。

私たちが通常食べているイチジクは果実ではなく花に当たる部分で「いんとうかじょ(印頭花序)」と呼ばれる物です。花軸が肥大化したものが実に当たる部分です。

秋の果物とというイメージが強いイチジクですが、夏にも収穫できる品種もあります。

あまり手をかけず栽培することができ、よく実をつけます。

木も大きくなりやすいので、広がりすぎないよう剪定が必要です。

日本では愛知、和歌山、兵庫などで生産が盛んです。

イチジクの保存食と人気簡単レシピの作り方

イチジクを使った保存食やレシピを紹介します。

イチジクの保存食の種類

  • ジャム
  • ソテー

イチジクの保存食レシピの簡単作り方と保存期間

イチジクのジャム
冷蔵庫で約2週間、冷凍庫で1ヶ月保存できます。煮沸消毒した清潔な瓶に保存したものは6ヵ月もちます。

イチジクとナッツのハニーバルサミコソース
冷蔵庫で2~3日保存できます。

イチジクの酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間

イチジク酢
冷蔵庫で約2週間保存できます。

離乳食の保存

イチジクにはたんぱく質を分解する酵素が含まれています。

これが口の周りにつくとかゆみの原因となり、また胃や内臓に負担がかかる恐れがあります。

離乳食完了期頃から少量ずつ与えましょう。

アレルギー指定食品にはなっていませんが、イチジクアレルギーはあるため与えるときは様子を見ながらにしましょう。

まとめ

イチジクは栽培がしやすく、鉢植えでもよく育ちます。

旬のイチジクは栄養も豊富なので、ぜひ長い期間楽しみたいですね。

秋は夏の疲れを解消するためにも、旬のイチジクでしっかり栄養を補給しましょう。

また、イチジクは加工しやすいので長く楽しめ、色々なお菓子にも利用できます。

イチジクの加工食品にもチャレンジしてみてください。

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